当記事は、お友達登録の方向けです。
[フィスコ特選銘柄] 【材料銘柄】 スシローGH<3563> 6720円(8/7) 昨日引け後に発表した19年9月期の第3四半期の累計連結業績は、営業利益が前年同期比27.0%増の113.25億円であった。また、19年9月期の業績についても上方修正をおこなった。なかでも営業利益については、前回予想の125.65億円から142.00億円へと13.0%増の上方修正であった。一部メディアによれば、創業35年を記念した特別キャンペーンを実施して新規客が増えたほか、スイーツなどサイドメニューの拡充で、単価の高い商品が売れたことが寄与したようだ。なお、既存店売上高および客単価は今期プラス圏での推移が継続している。 【新興市場銘柄】 イーエムネットJ<7036> 4960円 (8/7) リスティング広告や運用型ディスプレイ広告中心のインターネット広告代理店を展開する同社は7日、8月31日を基準日として、1株につき2株の割合で株式分割の実施を発表している。今後の流動性向上期待が高まりやすいなか、本日は個人投資家による物色を集める地合いとなりそうだ。なお、同日発表された19年12月期上半期決算では、売上高・営業利益ともに2ケタ増収増益となっており、順調な業績進捗も確認されている。 【テクニカル銘柄】 アサヒ<2502> 4838円 (8/7) 昨日終値は7月19日以来の25日移動平均線超えを示現。全体相場が下落基調を強める中、ザラ場安値は7月22日の4589円、29日の4601円、8月6日の4630円と下値切り上げが続いている。ボリンジャーバンドで昨日終値が中心線を上回って7月22日の-3σ割れをボトムとする回復トレンドが鮮明になっており、+1σ側へのシフトが期待できよう。 【テーマ銘柄】 名古屋鉄道<9048> 3145円(8/7) 6日大引け後に発表された4-6月期の増益決算を手掛かりに大幅上昇し、年初来高値を示現。名古屋駅前再開発や空港線好調などを背景とした業績拡大期待が根強い。決算発表前から13週、26週、52週など中長期の移動平均線が上向いており、上値切り上げの継続が予想される。 [本日の投資戦略] 7日の米国市場は、NYダウが22.45ドル安の26007.07と緩んだが、ナスダック総合指数は29.56pt高の7862.83、シカゴ日経225先物は大阪日中比130円高の20600円としっかり。8日早朝の為替は1ドル=106円20銭付近と、昨日大引け時点とほぼ同水準。本日の東京市場では、決算の注目されていたところとして、コンセンサスを上回る第1四半期業績を発表したソフトバンクG<9984>が日経平均をけん引することになりそうだ。また、ナスダック総合指数やSOX指数の上昇を強材料に、昨日売られた東エレク<8035>やSUMCO<3436>、信越化<4063>などの反発が予想される。ただ、為替については変わらず円安方向に進んでいないことや、米中貿易摩擦の問題などはなお残っているため、引き続きリスクオフのムードは窺われ、相場全体の戻りは鈍いとみられる。そのため、朝方の買い戻し消化後はもみ合いが予想される。その他では、昨日業績予想を上方修正したスシローGHD<3563>、星光PMC<4963>や、順調な第1四半期のスタートを切った京急<9006>など決算を受けた個別物色の動きについては強まろう。なお、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測された野村不HD<3231>、OLC<4661>、フジHD<4676>、ルネサス<6723>、エレコム<6750>、アオイ電子<6832>、テーオーシー<8841>、NTT<9432>などにも注目。
