2019/7/30 17:49 FISCO
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<6954> ファナック 19870 +605 大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は286億円で前年同期比47.5%減益となったが、市場予想は40億円程度上振れた。厳しい事業環境は認識されており、想定比上振れ着地を受けて安心感が先行する形に。通期予想は757億円から713億円に下方修正しているものの、保守的過ぎるとの見方が優勢になっている。なお、受注高は1337億円で前四半期比5%減、北米ロボット受注が寄与し底堅いものに。 <6501> 日立 3944 +114 大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、調整後営業利益は1244億円で前年同期比16.0%減益、市場予想は100億円程度下回ったが、会社計画線での着地となっているもよう。上場子会社群の業績悪化が減益決算の主因だが、注力する本体の5セグメントはIT中心にそれぞれ堅調に推移している。同5セグメントは受注も堅調推移であり、決算をポジティブに捉える動きが先行しいている。 <6301> コマツ 2445.0 +4.5 反発。前日に第1四半期決算を発表。営業利益は748億円で前年同期比22.2%減益、市場予想は100億円程度下回ったが、会社計画に対してはインラインの着地となったもよう。中国やインドネシアなど好採算地域の売上伸び悩みが減益決算の主因に。ただ、日立建機<6305>も弱い決算を発表しており、業績下振れへの警戒感は強まっていたとみられる。高い配当利回り水準も下支えに、目先のあく抜け感が先行した。 <8591> オリックス 1571.0 -91.0 大幅続落。前日に第1四半期決算を発表している。税引前利益は989億円で前年同期比10.9%減益、不動産など売却益の減少が響いたが、売却益を除くセグメント利益もほぼ横ばいにとどまっているもよう。通期の市場予想は2割程度の増益であったが、コンセンサスの切り下がりが想定される展開に。また、上半期決算発表時には中計の見直しの可能性なども示唆しているようだ。 <5334> 日特殊陶 2153 +191 急反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は155億円で前年同期比18.8%減益、会社計画線に沿った数値とはされており、未実現利益の計上も押し上げ要因となったが、市場予想は20億円程度上振れている。プラグやセンサなど、自動車関連事業の収益が想定を上回る形に。販管費の抑制なども寄与したとみられる。関連セクター内では、対コンセンサス比での相対的な堅調さが目立つ状況にも。 <5214> 日電硝 2542 -175 急落。前日に発表した上期営業利益は前年同期比33.8%減益の92.9億円。1-3月期の同30.9%減益に対して4-6月期は同36.8%減と、減益幅はやや拡大する形に。液晶ガラスやガラスファイバの伸び悩みで会社計画を下振れ、つれて、通期計画は従来の250億円から180億円、前期比27.6%減益に下方修正。下振れは予想されていたものの、修正幅は想定以上、中計数値の見直しなども想定される状況に。 <7735> スクリーンHD 5920 +200 大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は44億円の赤字と、10億円強の黒字を想定していた市場予想を下回った。全セグメントが赤字になったほか、一部製品での引当金計上もあったもよう。一方、受注高は会社計画や市場予想を上回る水準で、第2四半期も同様の水準を想定のもよう。通期営業利益は265億円から250億円に下方修正しているが、想定より小幅な水準にとどまり、悪材料出尽くし感から買い優勢に。 <4284> ソルクシーズ 1111 +150 ストップ高。株価は昨年10月以来の4ケタ台回復。前日に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来の2.5億円から3.7億円に、通期では8億円から9億円に上方修正している。前期に発生した不採算プロジェクト収束の一方、ソフトウェア受託開発における外注コストの低下、大口案件発生、高利益率案件の増加などが背景。第1四半期は高い増益率だったが水準はそれほど大きくなかったことで、素直に好感される形に。 <6054> リブセンス 271 +21 急伸。前日に発表した業績上方修正が買い材料視されている。上半期営業損益は収支均衡予想から1.2億円の黒字に上方修正。リブセンスコネクトの営業費用が大幅に減少したこと、「マッハバイト」における費用の繰り越し、販売管理費の下振れなどが背景。第1四半期は2ケタの減益決算であった。上半期決算時には通期予想も公表されるとみられ、収益水準のV字回復期待なども高まる方向に。 <2359> コア 1412 -276 急落。前日に発表した決算がネガティブ視された。第1四半期営業利益は1.4億円で前年同期比3.4%増にとどまり、上半期計画の6億円、同18.8%増に対して低進捗となっている。安定した高成長への期待から株価が高値圏にあったため、収益成長鈍化を懸念しての利食い売り圧力が強まる展開になっている。スマホや車載関連の組み込み受託開発の縮小、ビジネスモデル転換の進捗による売上減でSIビジネスが伸び悩んだ。
関連銘柄 11件
2359 東証1部
コア
1,412
7/30 15:00
-276(-16.35%)
時価総額 20,947百万円
独立系情報サービス企業。SIビジネス、ソリューションビジネス等を展開。組込みシステム開発分野でトップクラスのシェア。19.3期は2桁増益。ソリューションビジネスは収益好調。公共、医療分野で受注伸びる。 記:2019/05/21
コア
1,412
7/30 15:00
-276(-16.35%)
時価総額 20,947百万円
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4284 東証1部
ソルクシーズ
1,111
7/30 15:00
+150(15.61%)
時価総額 14,899百万円
ソフトウェア開発会社。金融向けに強み。SBIが筆頭株主。フィンテックなどの最先端分野に標準。中計では21.12期に営業益14億円を目指す。19.12期1Qは利益急反発を見込む通期計画の達成に向けて好発進。 記:2019/06/02
ソルクシーズ
1,111
7/30 15:00
+150(15.61%)
時価総額 14,899百万円
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5214 東証1部
日本電気硝子
2,542
7/30 15:00
-175(-6.44%)
時価総額 252,987百万円
液晶用ガラス大手。液晶用ガラス基板で世界シェア3位、高機能性樹脂強化用ガラス繊維は世界シェア首位級。電子デバイス用、医療用、耐熱、太陽電池用ガラスも生産。18.12期実績は、利益足踏みも増収確保。 記:2019/04/16
日本電気硝子
2,542
7/30 15:00
-175(-6.44%)
時価総額 252,987百万円
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5334 東証1部
日本特殊陶業
2,153
7/30 15:00
+191(9.73%)
時価総額 449,788百万円
スパークプラグ、セラミックス製品を製造。自動車用プラグと排気系センサーは世界首位。半導体や通信デバイス用セラミックも展開。環境規制強化で事業機会拡大。19.3期は利益足踏みも、20.3期は増収増益を計画。 記:2019/05/18
日本特殊陶業
2,153
7/30 15:00
+191(9.73%)
時価総額 449,788百万円
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6054 東証1部
リブセンス
271
7/30 15:00
+21(8.4%)
時価総額 7,626百万円
成果報酬型求人サイトなどを運営。転職クチコミサイトは目先を追わず、将来を見据えたメディア価値向上に取り組む方針に転換。不動産情報サイトは積極的な広告投下で拡大狙う。19.12期1Qは足踏みも概ね計画通り。 記:2019/06/05
リブセンス
271
7/30 15:00
+21(8.4%)
時価総額 7,626百万円
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6301 東証1部
小松製作所
2,445
7/30 15:00
+4.5(0.18%)
時価総額 2,377,156百万円
建設機械で世界2位。IT活用のアフターサービスに強み。今年4月に鉱山向け無人ダンプトラック運行システムを扱う専門組織を新設。新分野として農林業機械などにも力注ぐ。19.3期は増収・二桁増益。計画比上振れ。 記:2019/05/09
小松製作所
2,445
7/30 15:00
+4.5(0.18%)
時価総額 2,377,156百万円
建設機械で世界2位。IT活用のアフターサービスに強み。今年4月に鉱山向け無人ダンプトラック運行システムを扱う専門組織を新設。新分野として農林業機械などにも力注ぐ。19.3期は増収・二桁増益。計画比上振れ。 記:2019/05/09
6305 東証1部
日立建機
2,638
7/30 15:00
+34(1.31%)
時価総額 567,473百万円
総合建設機械メーカー。超大型ショベルで高シェア。海外売上高比率が高い。日立グループの先端技術が強み。19.3期は2桁営業増益。建設機械ビジネスは堅調。新車販売が増加。部品サービス、レンタルも収益貢献。 記:2019/07/01
日立建機
2,638
7/30 15:00
+34(1.31%)
時価総額 567,473百万円
総合建設機械メーカー。超大型ショベルで高シェア。海外売上高比率が高い。日立グループの先端技術が強み。19.3期は2桁営業増益。建設機械ビジネスは堅調。新車販売が増加。部品サービス、レンタルも収益貢献。 記:2019/07/01
6501 東証1部
日立製作所
3,944
7/30 15:00
+114(2.98%)
時価総額 3,814,952百万円
国内最大の電機メーカー。鉄道や電力、情報・通信システム等の社会インフラに注力。中計の海外売上高比率目標は60%以上。重点5分野に2から2.5兆円を投資。19.3期は社会インフラが堅調。営業益は過去最高。 記:2019/06/25
日立製作所
3,944
7/30 15:00
+114(2.98%)
時価総額 3,814,952百万円
国内最大の電機メーカー。鉄道や電力、情報・通信システム等の社会インフラに注力。中計の海外売上高比率目標は60%以上。重点5分野に2から2.5兆円を投資。19.3期は社会インフラが堅調。営業益は過去最高。 記:2019/06/25
6954 東証1部
ファナック
19,870
7/30 15:00
+605(3.14%)
時価総額 4,054,116百万円
工作機械向けNC(数値制御)装置で世界トップ。産業用ロボや小型切削加工機にも強い。配当性向60%目安。19.3期は米中貿易摩擦が響き需要が減退。取得期間を4~7月、上限を500億円とする自社株買いを発表。 記:2019/05/09
ファナック
19,870
7/30 15:00
+605(3.14%)
時価総額 4,054,116百万円
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7735 東証1部
SCREENホールディングス
5,920
7/30 15:00
+200(3.5%)
時価総額 300,706百万円
半導体・FPD製造装置メーカー。ウェハ洗浄装置に強い。印刷・プリント基板関連装置も手掛ける。半導体市場の停滞を受け、今年3月末の受注残高が1321億円(昨年3月末比26%減)。20.3期は足踏みを見込む。 記:2019/06/07
SCREENホールディングス
5,920
7/30 15:00
+200(3.5%)
時価総額 300,706百万円
半導体・FPD製造装置メーカー。ウェハ洗浄装置に強い。印刷・プリント基板関連装置も手掛ける。半導体市場の停滞を受け、今年3月末の受注残高が1321億円(昨年3月末比26%減)。20.3期は足踏みを見込む。 記:2019/06/07
8591 東証1部
オリックス
1,571
7/30 15:00
-91(-5.48%)
時価総額 2,080,992百万円
金融サービスを幅広く展開。リースや中小企業向け融資に強み。空港運営など事業投資を強化。中計では最終益の年間成長率4~8%目指す。配当性向30%目安。19.3期はインド関連会社破綻などに伴う一時費用が嵩む。 記:2019/05/08
オリックス
1,571
7/30 15:00
-91(-5.48%)
時価総額 2,080,992百万円
金融サービスを幅広く展開。リースや中小企業向け融資に強み。空港運営など事業投資を強化。中計では最終益の年間成長率4~8%目指す。配当性向30%目安。19.3期はインド関連会社破綻などに伴う一時費用が嵩む。 記:2019/05/08