9時31分配信 フィスコ
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材料銘柄 さくらインターネット<3778> 618円(7/29) 29日、20年3月期業績予想を修正。営業利益は270百万円から400百万円に上方修正した。 サービス用機器の投資時期見極めや、機器選定プロセスの改善及び稼働ラック等の既存リソースの効率的な活用によるサービス原価の最適化により費用が当初想定を下回ることなどが要因。 新興市場銘柄 弁護士ドットコム<6027> 4810円 (7/29) 20年3月期の第1四半期(19年4-6月)決算を発表している。売上高は前年同期比35.9%増の9.35億円、営業利益は同46.6%増の1.82億円と2ケタ増収増益で着地した。下期以降に投資を強化する予定として通期予想を据え置いたが、弁護士マーケティング支援サービスなどの順調な拡大はポジティブ視されそうだ。株価も5月高値5830円からやや調整しており、決算評価による押し目買いの動きが出てくることも想定される。 テクニカル銘柄 日本光電工業<6849> 3015円 (7/29) 昨日は上昇中の5日移動平均線が上向きに転じた25日線を下から突き抜ける短期ゴールデンクロス(GC)を示現しており、上昇トレンドの本格化が予想される。ボリンジャーバンドでは、昨日は終値で+1σを上回ってきた。-2σから+2σまでの各線の間隔が狭くなる5本線収束が続いてきたが、昨日は間隔がやや広がっており、もみ合い局面からの上放れの可能性が意識される。 テーマ銘柄 アース製薬<4985> 4695円(7/29) 気温上昇とともに続伸中遅い梅雨明けの後の気温上昇で、本銘柄やフマキラー<4998>など殺虫剤メーカーが単発的に物色されやすい局面に入ってきた。気温の上昇につられる形で、株価は昨日まで3営業日連続で上昇してきており、関東地方などで猛暑日到来の予報が出ている週後半にかけての株高が期待される。 本日の投資戦略 週明け29日の米国市場は、NYダウが28.90ドル高の27221.35と上げたが、ナスダック総合指数は36.88pt安の8293.33と軟化。シカゴ日経225先物は大阪日中比50円高の21620円と小幅高だった。30日早朝の為替は1ドル=108円80銭台と、昨日大引け時点に比べ20銭程度の小幅の円安となっている。本日の東京市場は小動きが予想される。米連邦公開市場委員会(FOMC)や、米中による閣僚級の貿易協議の結果待ちで積極的な売り買いが手控えられやすいと考えられる。注目されたファナック<6954>の第1四半期決算は、営業利益は前年同期比47.5%減の285.95億円だった。弱い内容は想定されており、コンセンサス(250億円程度)は上回っているため中立だろう。一方で、1Q時点で20/3期予想を下方修正しており、こちらに対する市場反応を見極めたいところである。個別では、任天堂<7974>や、ソニー<6758>、エプソン<6724>など本日決算発表を迎える銘柄でも見送りムードが強まりそうだ。昨日に大幅続落したキーエンス<6861>のほか、5日連続安で引けたファーストリテ<9983>などについては下げ止まりが期待される一方で、7日続伸の大幅高で引けたソフトバンクG<9984>には短期的な利益確定売りが予想される。他方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測された東エレク<8035>、沖縄セルラー<9436>、NTTドコモ<9437>などに注目