(25日終値:26日3時時点) ドル・円相場:1ドル=108.65円(25日15時時点比△0.54円) ユーロ・円相場:1ユーロ=121.10円(△0.71円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1145ドル(△0.0010ドル) FTSE100種総合株価指数:7489.05(前営業日比▲12.41) ドイツ株式指数(DAX):12362.10(▲160.79) 10年物英国債利回り:0.710%(△0.032%) 10年物独国債利回り:▲0.363%(△0.015%) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値> 7月独Ifo企業景況感指数 95.7 97.5・改 欧州中央銀行(ECB)、政策金利 0.00%に据え置き 0.00% ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ユーロドルは乱高下。欧州中央銀行(ECB)が市場予想通り政策金利を据え置いた際の声明で「必要ならば長期に渡って金利は現行かさらに低い水準と予想」と指摘したほか、金利階層化や新たな資産購入を検討することなどを明らかにするとユーロ売りが先行した。6月米耐久財受注額など米経済指標が良好な内容だったことも相場の重しとなり、21時30分過ぎに一時1.1102ドルと2017年5月19日以来約2年2カ月ぶりの安値を付けた。 ただ、ドラギECB総裁が理事会後の記者会見で「今日は利下げについて議論しなかった」「利下げなら影響を緩和する措置も同時に打ち出す」「利下げの場合の利下げ幅や資産買い入れについて議論せず」と発言すると、過度の早期利下げ観測が後退しユーロは急速に買い戻された。23時過ぎに一時本日高値となる1.1188ドルまで値を上げた。 もっとも、米長期金利が上昇すると全般ドル買い戻しが進んだ流れに沿ってユーロドルも上値を切り下げる展開に。ポンドドルの下落につれた売りも出て一時1.1127ドル付近まで押し戻された。 なお、ポンドドルは22時過ぎに1.2518ドルと日通し高値を付けたものの、その後失速した。関係者の話として「ユンケル欧州委員長はジョンソン英首相に英EU離脱を巡る再交渉は行わないと伝えた」と明らかになり、「合意なき離脱」への警戒感が高まった。2時過ぎに一時1.2437ドルと日通し安値を付けている。 ・ドル円は底堅い。日本時間夕刻に一時108.04円と日通し安値を付けたものの、そのあとは堅調さが目立った。ドラギECB総裁の会見を受けて、過度の早期利下げ観測が後退すると独長期金利が上昇。米長期金利も上昇し、円売り・ドル買いを誘った。6月米耐久財受注額や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となったことを受けて全般ドル買いが活発化すると、一時108.73円と10日以来約2週間ぶりの高値を付けた。 ・ユーロ円は21時30分過ぎに一時120.05円と1月3日のフラッシュクラッシュ以来の安値を付けたものの、23時過ぎには121.38円の日通し高値まで急伸した。ドラギECB総裁の会見を受けてユーロ買いが先行したあとはドル円の上昇につれた買いが入った。 ・トルコリラ円はしっかり。トルコ中銀はこの日、政策金利を現行の24.00%から19.75%に引き下げることを決めたと発表。市場予想(21.50%に引き下げ)よりも大幅な利下げに踏み切ったことを受けてリラ売りが先行し一時18.69円まで急落した。ただ、声明で景気見通しに前向きな姿勢を示したほか、追加利下げの可能性に言及しなかったことが分かると一転上昇し、22時前には一時19.11円と日通し高値を付けた。 ・ロンドン株式相場は続落。ドラギECB総裁が会見で「利下げ幅については議論しなかった」「リセッションのリスクは非常に低い」などと述べると、性急な金融緩和に慎重姿勢を示したと受け止められ売りが優勢となった。ソフトウエア開発のセイジ・グループが10%超下落し、相場の重しとなった。 ・フランクフルト株式相場は5日ぶりに反落。ドラギECB総裁の会見を受けて、過度の早期利下げ観測が後退すると売りが優勢となった。個別ではコベストロ(3.75%安)やフォルクスワーゲン(2.87%安)、リンデ(2.36%安)などの下げが目立った。 ・欧州債券相場は下落。ドラギECB総裁の会見が性急な金融緩和に慎重姿勢を示したと受け止められた。
出典:FXi24
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