22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続伸。終値は107.87円と前営業日NY終値(107.71円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。アジア時間に一時108.07円まで上昇した影響が残ったものの、NY市場ではじり安の展開となった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ったほか、108.00円に観測されているオプション絡みの売りに上値を抑えられた。3時前に一時107.77円付近まで下押しした。ただ、米経済指標の発表などがなかったうえ、30日の日銀金融政策決定会合や31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控えて大きな方向感は出なかった。 なお、黒田日銀総裁は米ワシントンでの講演で「しっかり強力な金融緩和を続けていく」「世界経済の不確実性が日本の経済や物価に及ぼす影響を十分注視」などと述べたが、相場の反応は限られた。 ユーロドルは小幅ながら続落。終値は1.1209ドルと前営業日NY終値(1.1221ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。25日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会や31日のFOMC結果公表を控えて、様子見ムードが広がり1.12ドル台前半での狭いレンジ取引が続いた。今日の安値は4時30分過ぎに付けた1.1206ドル、高値は22時30分過ぎに付けた1.1225ドルで値幅は0.0019ドル程度と小さかった。 ユーロ円は7営業日ぶりに小反発。終値は120.91円と前日NY終値(120.86円)と比べて5銭程度のユーロ高水準。アジア時間に一時121.17円と日通し高値を付けたあとはドル円の下落につれた売りが出た。5時30分過ぎに一時120.90円付近まで値を下げた。ただ、日米欧のビッグイベントを前に大きな方向感は出ていない。 カナダドルは全面安。この日発表の5月カナダ卸売売上高がプラス予想に反してマイナスとなったことが嫌気されてカナダドル売りが優勢となった。カナダドル円は一時82.21円、米ドルカナダドルは1.3121カナダドル、ユーロカナダドルは1.4716カナダドルまでカナダドル安に振れた。 本日これまでの参考レンジ ドル円:107.70円 - 108.07円 ユーロドル:1.1206ドル - 1.1225ドル ユーロ円:120.79円 - 121.17円
出典:FXi24
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このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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