2019年06月27日12時53分
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日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより 27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反発、為替動向に注目 ・ドル・円はしっかり、108円台に戻す ・値上がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位はダイキン工業<6367> ■日経平均は3日ぶり反発、為替動向に注目 日経平均は3日ぶり反発。175.51円高の21262.10円(出来高概算6億567万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、ムニューシン米財務長官が米中協議の合意に自信を示したことで買いが先行したが、トランプ大統領が米中首脳会談で進展がない場合に巨額の追加関税を実施すると改めて警告すると上げ幅を縮小。一方、シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の21100円となり、為替相場が1ドル=107円70銭と前日大引け後よりやや円安方向に振れるなか、本日の東京市場は朝方から買いが先行した。その後も、じりじりと円安・ドル高が進行したほか、週末の米中首脳会談を控えている中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株式市場の堅調な動きも支援材料となり、海外短期筋による断続的な指数先物に対する買い戻しの動きも継続。日経平均は前引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。物色としては、マイクロン決算や米中会談への進展期待から前日に米SOX指数が想定以上の大幅反発を見せた流れから、東京市場でもハイテク関連中心に買いが波及した。 セクターでは、機械、海運業、石油・石炭製品が2%高となった一方で、電気・ガスや医薬品は軟調であった。売買代金上位銘柄では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自動車<7203>、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>、村田製作所<6981>、三菱UFJ<8306>、キーエンス<6861>が上昇した。また、国内大手証券による日経平均入替予想が伝わり、新規採用への期待感の高まったカカクコム<2371>や任天堂<7974>、ZOZO<3092>にも関心が向かったほか、JDI<6740>は、米アップルが1億ドルを出資する方向になったとの報道が伝わり急伸した。一方で、ファーストリテ<9983>やJT<2914>、ソフトバンク<9434>はさえない動きに。 ホワイトハウス当局者が20カ国・地域(G20)首脳会議での主要な日程を公表し、中国の習近平国家主席と29日午前11時半に大阪で会談すると発表。これを前に前述の通り、海外短期筋によるショートカバーの動きは継続しているようだ。一方で、足元の東京市場の売買代金は2兆円割れの薄商いの営業日が目立っており、売買高も10億株を割り込む場面が散見されている。市場でも、外国人投資家による日本株離れが話題となるなかで、商いを伴って上昇する向きには乏しく、週末にかけては次第に上値の重さが意識されてくる可能性がある。目先のシナリオとしては、4月24日に直近高値22362.92円をつけてからの価格帯別売買高で商いの集中しているレンジである21200円処を挟んだ推移から上方向に大きく振れる展開は、後場及び明日にかけても明確なニュースフローの無い限り想定しにくいだろう。 なお、東京市場の物色動向に関しては、外資系証券によるショートポジションの積み上がりの意識されている銘柄が散見されていた中国関連株などに対する個別物色のほか、自動車関連やメガバンクにも見直しの動きがみられている。短期筋が物色主体であることや、全体相場が薄商いであることを踏まえると、資金の逃げ足が速くなる展開も視野に入れておきたいところである。現状の投資家のセンチメントを左右しやすいであろう為替相場では、ランチタイムにかけて1ドル=108円を回復する動きをみせており、こちらの動向を注視しておく必要がある。 ■ドル・円はしっかり、108円台に戻す 27日午前の東京市場でドル・円はしっかり。今週末の米中首脳会談で貿易摩擦の暫定合意を見込んだ円売りが優勢となり、ドルは108円04銭まで買われた。 ドル・円は107円70銭付近で寄り付いた後、週末の米中首脳会談を見極めようと様子見ムードが広がった。その後、香港紙が米中貿易戦争は一時休戦と伝え、豪ドル・円をはじめクロス円でリスク選好的な円売りが強まった。 ランチタイムの日経平均先物は上昇基調を維持しており、目先の日本株高継続への思惑からリスク選好的な円売りに変わりはない。ドルは心理的節目付近の売りに押されやすいが、米長期金利がさらに持ち直せば108円台の取引が増える見通し。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円65銭から108円04銭、ユーロ・円は122円42銭から122円73銭、ユーロ・ドルは1.1360ドルから1.1376ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・ワイエスフード<3358>や田岡化学工業<4113>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位はダイキン工業<6367> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・若田部日銀副総裁 「現在の枠組みを維持することが適切」 「海外経済の減速が長期化すれば、内需への下押し圧力が徐々に強まる」 【経済指標】 ・中・5月工業利益:前年比+1.1%(4月:-3.7%) <国内> ・14:00 若田部日銀副総裁会見 <海外> 特になし
関連銘柄 17件
2371 東証1部 カカクコム
+109 (5.49%)
時価総額 438,913百万円
価格比較サイトの「価格.com」や飲食店口コミサイト「食べログ」を運営。集客サポートや広告収入、店舗経由の課金などが収益源。不動産や旅行などの新メディアにも進出。3Q営業利益は市場コンセンサスを上振れ。 記:2019/04/11
2,095
6/27 13:09+109 (5.49%)
時価総額 438,913百万円
価格比較サイトの「価格.com」や飲食店口コミサイト「食べログ」を運営。集客サポートや広告収入、店舗経由の課金などが収益源。不動産や旅行などの新メディアにも進出。3Q営業利益は市場コンセンサスを上振れ。 記:2019/04/11
2914 東証1部 日本たばこ産業
-16.5 (-0.68%)
時価総額 4,813,000百万円
旧専売公社で国内タバコ製造を独占。医薬品や加工食品も。M&Aによる海外タバコ事業の拡大に積極的。国内では過熱式タバコのシェア奪還を狙い今年6月と9月に新商品投入。19.12期1Qは医薬の一時金収入が貢献。 記:2019/05/09
2,406.5
6/27 13:09-16.5 (-0.68%)
時価総額 4,813,000百万円
旧専売公社で国内タバコ製造を独占。医薬品や加工食品も。M&Aによる海外タバコ事業の拡大に積極的。国内では過熱式タバコのシェア奪還を狙い今年6月と9月に新商品投入。19.12期1Qは医薬の一時金収入が貢献。 記:2019/05/09
3092 東証1部 ZOZO
+107 (5.5%)
時価総額 640,117百万円
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の企画、運営。各ブランドショップの受託運営、中古商材の買取、販売を展開。19.3期は店舗受託と買取が伸長も、ゾゾスーツの大量配布、配送運賃や人件費等の上昇が影響。 記:2019/06/20
2,054
6/27 13:09+107 (5.5%)
時価総額 640,117百万円
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の企画、運営。各ブランドショップの受託運営、中古商材の買取、販売を展開。19.3期は店舗受託と買取が伸長も、ゾゾスーツの大量配布、配送運賃や人件費等の上昇が影響。 記:2019/06/20
3358 JQスタンダード ワイエスフード
+70 (25.55%)
時価総額 1,332百万円
「筑豊ラーメン山小屋」や「筑豊らーめん ばさらか」、「一康流」を国内外で展開するラーメンチェーン。12月末の店舗数は153。19.3期3Q累計は出店費用が重し。最終益は固定資産売却により黒字確保。 記:2019/04/19
344
6/27 13:09+70 (25.55%)
時価総額 1,332百万円
「筑豊ラーメン山小屋」や「筑豊らーめん ばさらか」、「一康流」を国内外で展開するラーメンチェーン。12月末の店舗数は153。19.3期3Q累計は出店費用が重し。最終益は固定資産売却により黒字確保。 記:2019/04/19
3436 東証1部 SUMCO
+64 (5.26%)
時価総額 375,699百万円
半導体メーカー向け300mmや200mm以下のシリコンウェーハを製造、販売。最先端半導体用高精度ウェーハを能力増強。19.12期1Qは増収、増益スタート。300mmは一服も、小口径は自動車向けが堅調。 記:2019/06/21
1,281
6/27 13:09+64 (5.26%)
時価総額 375,699百万円
半導体メーカー向け300mmや200mm以下のシリコンウェーハを製造、販売。最先端半導体用高精度ウェーハを能力増強。19.12期1Qは増収、増益スタート。300mmは一服も、小口径は自動車向けが堅調。 記:2019/06/21
4113 東証2部 田岡化学工業
+502 (16.77%)
時価総額 10,094百万円
医・農薬中間体や合成染料などの精密化学品が主力。住友化学傘下。19.3期は二桁増収増益。計画比上振れ。20.3期は償却費などが利益を圧迫する見込み。増配継続へ。中計では22.3期に営業益30億円を目指す。 記:2019/06/02
3,495
6/27 9:49+502 (16.77%)
時価総額 10,094百万円
医・農薬中間体や合成染料などの精密化学品が主力。住友化学傘下。19.3期は二桁増収増益。計画比上振れ。20.3期は償却費などが利益を圧迫する見込み。増配継続へ。中計では22.3期に営業益30億円を目指す。 記:2019/06/02
6367 東証1部 ダイキン工業
+650 (4.75%)
時価総額 4,204,720百万円
大手空調機メーカー。業務用空調で国内トップ。欧州や中国でもトップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。化学事業推進。米州は売上増。住宅用空調機器は新規販売網の開拓等が奏功。19.3期3Qは営業増益。 記:2019/03/25
14,345
6/27 13:09+650 (4.75%)
時価総額 4,204,720百万円
大手空調機メーカー。業務用空調で国内トップ。欧州や中国でもトップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。化学事業推進。米州は売上増。住宅用空調機器は新規販売網の開拓等が奏功。19.3期3Qは営業増益。 記:2019/03/25
6740 東証1部 ジャパンディスプレイ
+13 (21.67%)
時価総額 61,770百万円
スマホ等向けの中小型ディスプレイを製造、販売するディスプレイメーカー。ソニーや日立、東芝の事業統合により発足。車載用や医療用にも注力。19.3期3Q累計はモバイル分野が足踏みも、構造改革が奏功し損失縮小。 記:2019/03/22
73
6/27 13:09+13 (21.67%)
時価総額 61,770百万円
スマホ等向けの中小型ディスプレイを製造、販売するディスプレイメーカー。ソニーや日立、東芝の事業統合により発足。車載用や医療用にも注力。19.3期3Q累計はモバイル分野が足踏みも、構造改革が奏功し損失縮小。 記:2019/03/22
6861 東証1部 キーエンス
+1,350 (2.09%)
時価総額 8,033,160百万円
産業用計測制御機器大手。FAセンサなどで高シェア。直販体制が強み。生産を外部に託し、自らは設計・開発、販売に専念することで高採算を実現。持分会社にジャストシステム。19.3期は4Qに減速も増収増益を確保。 記:2019/05/09
66,060
6/27 13:08+1,350 (2.09%)
時価総額 8,033,160百万円
産業用計測制御機器大手。FAセンサなどで高シェア。直販体制が強み。生産を外部に託し、自らは設計・開発、販売に専念することで高採算を実現。持分会社にジャストシステム。19.3期は4Qに減速も増収増益を確保。 記:2019/05/09
6981 東証1部 村田製作所
+124 (2.64%)
時価総額 3,257,423百万円
大手電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ、Wi-Fiモジュールで世界トップシェア。主要顧客はアップルなど。その他コンポーネントは好調。カーエレ向けMEMSセンサ等が伸びる。19.3期3Qは大幅増益。 記:2019/03/27
4,820
6/27 13:09+124 (2.64%)
時価総額 3,257,423百万円
大手電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ、Wi-Fiモジュールで世界トップシェア。主要顧客はアップルなど。その他コンポーネントは好調。カーエレ向けMEMSセンサ等が伸びる。19.3期3Qは大幅増益。 記:2019/03/27
7203 東証1部 トヨタ自動車
+47 (0.71%)
時価総額 21,731,560百万円
自動車世界大手。傘下に日野自動車、ダイハツ工業など。マツダと業務資本提携。車載用角形電池事業でパナソニックと協業検討。自動車販売台数は小幅増。国内販売は減少だが、海外販売が堅調。19.3期3Qは営業増益。 記:2019/04/25
6,660
6/27 13:09+47 (0.71%)
時価総額 21,731,560百万円
自動車世界大手。傘下に日野自動車、ダイハツ工業など。マツダと業務資本提携。車載用角形電池事業でパナソニックと協業検討。自動車販売台数は小幅増。国内販売は減少だが、海外販売が堅調。19.3期3Qは営業増益。 記:2019/04/25
7974 東証1部 任天堂
+1,120 (2.93%)
時価総額 5,183,809百万円
ゲーム機が主力。ソフトでも稼ぐ。海外売上比率高く、資産の多くをドル建で保有。今夏にも家庭用ゲーム機「スイッチ」の上位版・廉価版を発売か。発売時期未定だが中国がスイッチの販売認可。19.3期は二桁増収増益。 記:2019/05/09
39,370
6/27 13:09+1,120 (2.93%)
時価総額 5,183,809百万円
ゲーム機が主力。ソフトでも稼ぐ。海外売上比率高く、資産の多くをドル建で保有。今夏にも家庭用ゲーム機「スイッチ」の上位版・廉価版を発売か。発売時期未定だが中国がスイッチの販売認可。19.3期は二桁増収増益。 記:2019/05/09
8035 東証1部 東京エレクトロン
+530 (3.62%)
時価総額 2,506,251百万円
半導体製造装置大手。FPD製造装置等も手掛ける。世界トップシェア製品多数。海外売上比率が高い。配当性向は50%目処。FPD製造装置は売上伸長。中国における設備投資が追い風。19.3期3Qは2桁増収増益。 記:2019/03/29
15,170
6/27 13:09+530 (3.62%)
時価総額 2,506,251百万円
半導体製造装置大手。FPD製造装置等も手掛ける。世界トップシェア製品多数。海外売上比率が高い。配当性向は50%目処。FPD製造装置は売上伸長。中国における設備投資が追い風。19.3期3Qは2桁増収増益。 記:2019/03/29
8306 東証1部 三菱UFJフィナンシャル・グループ
+5.8 (1.17%)
時価総額 6,980,131百万円
メガバンク3社で最大。銀行、信託、証券、カードなど金融サービスを幅広く提供。海外展開で先行。持分会社には米国モルガン・スタンレー。デジタル技術を使った効率化を推進。20.3期は最終増益・連続増配を見込む。 記:2019/06/07
510.7
6/27 13:09+5.8 (1.17%)
時価総額 6,980,131百万円
メガバンク3社で最大。銀行、信託、証券、カードなど金融サービスを幅広く提供。海外展開で先行。持分会社には米国モルガン・スタンレー。デジタル技術を使った効率化を推進。20.3期は最終増益・連続増配を見込む。 記:2019/06/07
9434 東証1部 ソフトバンク
-13.5 (-0.96%)
時価総額 6,694,822百万円
ソフトバンクとワイモバイルを展開する携帯会社。格安スマホや法人向けサービス、ソフトウェア販売も手掛ける。19.3期3Q累計は通信サービスと法人向けサービスが堅調に推移。ソフトウェアや機器販売が伸長した。 記:2019/03/31
1,398.5
6/27 13:09-13.5 (-0.96%)
時価総額 6,694,822百万円
ソフトバンクとワイモバイルを展開する携帯会社。格安スマホや法人向けサービス、ソフトウェア販売も手掛ける。19.3期3Q累計は通信サービスと法人向けサービスが堅調に推移。ソフトウェアや機器販売が伸長した。 記:2019/03/31
9983 東証1部 ファーストリテイリング
-380 (-0.58%)
時価総額 6,896,931百万円
衣料量販店「ユニクロ」を世界展開する製造小売り。若者トレンド衣料「ジーユー」にも力注ぐ。アジア軸に店舗網を積極果敢に拡大。19.8期2Qは1Qの遅れを挽回して増益確保。通期では増収増益・連続増配を見込む。 記:2019/06/09
65,020
6/27 13:09-380 (-0.58%)
時価総額 6,896,931百万円
衣料量販店「ユニクロ」を世界展開する製造小売り。若者トレンド衣料「ジーユー」にも力注ぐ。アジア軸に店舗網を積極果敢に拡大。19.8期2Qは1Qの遅れを挽回して増益確保。通期では増収増益・連続増配を見込む。 記:2019/06/09
9984 東証1部 ソフトバンクグループ
+161 (3.2%)
時価総額 11,420,453百万円
ソフトバンク、米スプリントを中核とする持株会社。投資ファンドのSVF、英半導体のアームHD等も傘下に収める。SVFは複数投資先の公正価値が上昇。19.3期は増収増益。ソフトバンク事業は顧客基盤拡大。 記:2019/06/07
5,188
6/27 13:09+161 (3.2%)
時価総額 11,420,453百万円
ソフトバンク、米スプリントを中核とする持株会社。投資ファンドのSVF、英半導体のアームHD等も傘下に収める。SVFは複数投資先の公正価値が上昇。19.3期は増収増益。ソフトバンク事業は顧客基盤拡大。 記:2019/06/07