(25日終値) ドル・円相場:1ドル=107.20円(前営業日比▲0.10円) ユーロ・円相場:1ユーロ=121.84円(▲0.47円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1367ドル(▲0.0032ドル) ダウ工業株30種平均:26548.22ドル(▲179.32ドル) ナスダック総合株価指数:7884.72(▲120.98) 10年物米国債利回り:1.98%(▲0.03%) WTI原油先物8月限:1バレル=57.83ドル(▲0.07ドル) 金先物8月限:1トロイオンス=1418.7ドル(△0.5ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> 6月米リッチモンド連銀製造業景気指数 3 5 5月米新築住宅販売件数 前月比 ▲7.8% ▲3.7%・改 件数 62万6000件 67万9000件・改 6月米消費者信頼感指数 121.5 131.3 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は下落。米中貿易摩擦の長期化や米イラン間の対立激化に対する懸念が広がる中、アジアの取引時間帯に一時106.78円と1月3日のフラッシュクラッシュ以来の安値を付けた影響が残った。 もっとも、NY市場に限れば下値が堅かった。6月米消費者信頼感指数が121.5と予想の131.2を大幅に下回り、5月米新築住宅販売件数が62.6万件と予想の68万件より弱い内容だったことが分かると、米長期金利の低下とともに円買い・ドル売りが先行。23時30分前に一時106.83円付近まで下押しした。 ただ、今年のFOMCで投票権を有するハト派のブラード米セントルイス連銀総裁が「次回FOMCで50bpの利下げは不要」と述べたことをきっかけに全般ドル買い戻しが優勢に。パウエルFRB議長が「金融政策は短期的なセンチメントの変動に過剰反応してはならない」などと発言し、市場の過度な利下げ圧力をけん制するとドル買い戻しが加速し一時107.40円付近まで値を上げた。なお、パウエル氏は「FRBは短期的な政治圧力から隔離」「政治に屈すれば打撃」などと述べ、トランプ米大統領もけん制した。 ・ユーロドルは5営業日ぶりに反落。低調な米経済指標や米金利低下を手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行。23時過ぎに一時1.1399ドル付近まで値を上げた。ただ、アジア時間に付けた約3カ月ぶりの高値1.1412ドルを上抜けることは出来なかった。 ブラード米セントルイス連銀総裁やパウエルFRB議長の発言を受けて、米金利先物相場では次回会合での0.50%の利下げ予想が後退。全般ドルを買い戻す動きが強まると、前日の安値1.1360ドルを下抜けて一時1.1344ドルまで下げ足を速めた。もっとも、200日移動平均線(1.1348ドル)を下回った水準では押し目買いなどが入ったため下押しは限定的だった。 ・ユーロ円は3日ぶりに反落。中東情勢が警戒される中、米国株安に伴う売りが優勢となり23時30分過ぎに一時121.65円と日通し安値を付けた。ただ、ドル円が持ち直すとユーロ円にも買い戻しが入り122円台前半まで下げ渋った。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。ブラード米セントルイス連銀総裁が「次回FOMCで50bpの利下げは不要」と述べたほか、パウエルFRB議長が「金融政策は短期的なセンチメントの変動に過剰反応してはならない」などと発言。市場では「予想ほどハト派な内容でなかった」と受け止められ、早期利下げ期待が後退した。この日発表された米経済指標が低調だったことも相場の重しとなり、指数は一時200ドル近く下落した。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落した。 ・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。低調な米経済指標を受けて安全資産とされる米国債に買いが入った。2年債入札が好調だったことも相場の下支え要因。 ・原油先物相場は小反落。昨日まで3日続伸した反動で利益確定売りが先行した。ただ、下押し局面では引き続き米・イランの軍事的緊張の高まりが下支えとなった。また、週末の米中首脳会談に注目が集まっており、様子見ムードも強く、前日終値を挟んで方向感に欠ける動きとなった。 ・金先物相場はほぼ横ばい。米・イランの対立激化への懸念や、米早期利下げ観測を背景とした流れを引き継ぎ、時間外取引では一時1442.9ドルと約6年1カ月ぶりの高値を更新した。ただ、ブラード米セントルイス連銀総裁とパウエルFRB議長の発言を受けて為替相場でドルの買い戻しが進み、金先物は上げ幅をほぼ吐き出して取引を終えた。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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