(25日終値:26日3時時点) ドル・円相場:1ドル=107.17円(25日15時時点比△0.13円) ユーロ・円相場:1ユーロ=121.85円(▲0.10円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1370ドル(▲0.0024ドル) FTSE100種総合株価指数:7422.43(前営業日比△5.74) ドイツ株式指数(DAX):12228.44(▲46.13) 10年物英国債利回り:0.794%(▲0.022%) 10年物独国債利回り:▲0.331%(▲0.024%) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値> 6月仏企業景況感指数 106 106 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は持ち直した。米国とイランの対立激化を警戒したリスク回避の円買い・ドル売りが入ったほか、NY時間に発表された6月米消費者信頼感指数と5月米新築住宅販売件数が予想より弱い内容となったため、しばらくは頭の重い展開が続いていた。23時30分前には一時106.83円付近まで売られ、アジア時間に付けた日通し安値106.78円に迫った。 ただ、今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するハト派のブラード米セントルイス連銀総裁が「次回FOMCで50bpの利下げは不要」と述べたことをきっかけに全般ドル買い戻しが優勢に。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が「FRBは情報を注視し適切に行動する」「金融政策は短期的なセンチメントの変動に過剰反応してはならない」などと発言し、市場の過度な利下げ圧力をけん制するとドル買い戻しが加速し一時107.40円付近まで値を上げた。なお、パウエル氏は「FRBは短期的な政治圧力から隔離」「政治に屈すれば打撃」などと述べ、トランプ米大統領もけん制した。 ・ユーロドルは軟調。ユーロ豪ドルなど一部ユーロクロスの下落につれた売りが先行したあとは、米長期金利の低下や低調な米経済指標を手掛かりにユーロ買い・ドル売りが進行。23時過ぎに1.1399ドル付近まで値を上げた。ただ、アジア時間に付けた約3カ月ぶりの高値1.1412ドルを上抜けることは出来なかった。 ブラード米セントルイス連銀総裁やパウエルFRB議長の発言を受けて、「FRBは利下げを急いでいない」との見方が浮上すると、全般ドルを買い戻す動きが優勢に。前日の安値1.1360ドルを下抜けて一時1.1344ドルまで下げ足を速めた。もっとも、200日移動平均線(1.1348ドル)を下回った水準では押し目買いなども入りやすく下押しは限定的だった。 ・ユーロ円はドル円と似た動き。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、中東情勢が警戒される中、米国株安に伴う売りが優勢となり23時30分過ぎに一時121.65円と日通し安値を付けた。ただ、ドル円が持ち直すとユーロ円にも買い戻しが入り122円台前半まで下げ渋った。 ・トルコリラは持ち直した。米イラン間の緊張増大もリラの重しとなり一時5.8306リラまでリラ安が進行。エルドアン・トルコ大統領が「経済と安保が我々にとって最大の課題」「ロシア製ミサイル防衛システムS400から身を引かない」などと述べたことも意識された。ただ、そのあとは28-29日のG20首脳会議の米トルコ首脳会談時の「両国歩み寄り」への期待からリラ買い戻しが優勢に。24時前には一時5.7598リラまでリラ高に振れた。リラ円も18.34円の本日安値から18.56円の本日高値まで持ち直している。 ・ロンドン株式相場は小幅ながら続伸。米国とイランの対立激化を警戒した売りが先行したものの、売り一巡後は徐々に買い戻しが入り終盤持ち直した。原油相場が上昇に転じたことを受け、ロイヤル・ダッチ・シェルやBPなどエネルギー株が上げた。BHPグループやリオ・ティントなど素材株にも買いが入った。 ・フランクフルト株式相場は3日続落。米国とイランの対立激化で軍事衝突が発生するのではないかとの懸念が広がり、リスク回避目的の売りが優勢となった。個別ではワイヤーカード(1.82%安)やコンチネンタル(1.51%安)、コベストロ(1.49%安)などの下げが目立った。 ・欧州債券相場は上昇。株安を受けた。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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