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【6月第5週の市況見通し】 様子見=米中首脳会談控え
来週の株式相場は、今月末に開かれる米中首脳会談を控え、様子見ムードが続きそうだ。日経平均株価はトランプ米大統領の発言などに左右される神経質な展開となるとみられる。日経平均の予想レンジは2万1000~2万1500円。
米中首脳会談は、今月末に大阪市で開かれるG20に合わせて実施されるとみられ、米国が対中制裁関税の実施を決めるかどうかが焦点となる。「会談の結果を見極めるまでは、投資家は大きくポジションをとれない」(銀行系証券)ため、売買代金は2兆円を切る薄商いが続きそうだ。会談前の週半ばに米中閣僚級会談が開かれるとみられ、その結果には注意が必要となる。
日経平均は米株高が下支えとなる一方、米利下げ期待で為替が対ドルで1ドル=107円台前半まで円高に振れていることが足を引っ張りそうだ。為替の影響が大きい半導体など輸出関連株を中心に日経平均の上値は重そうだ。
週明けに米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言が予定されており、「利下げ方針が改めて確認されれば米株高の材料」(大手証券)となるため、日経平均上昇の材料となるだろう。
出典:時事通信米中首脳会談は、今月末に大阪市で開かれるG20に合わせて実施されるとみられ、米国が対中制裁関税の実施を決めるかどうかが焦点となる。「会談の結果を見極めるまでは、投資家は大きくポジションをとれない」(銀行系証券)ため、売買代金は2兆円を切る薄商いが続きそうだ。会談前の週半ばに米中閣僚級会談が開かれるとみられ、その結果には注意が必要となる。
日経平均は米株高が下支えとなる一方、米利下げ期待で為替が対ドルで1ドル=107円台前半まで円高に振れていることが足を引っ張りそうだ。為替の影響が大きい半導体など輸出関連株を中心に日経平均の上値は重そうだ。
週明けに米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言が予定されており、「利下げ方針が改めて確認されれば米株高の材料」(大手証券)となるため、日経平均上昇の材料となるだろう。
【本日の市況見通し】
週明け24日の東京株式市場は、前週末に米株式が小反落したことや円高が重しとなり、日経平均株価は小幅安で始まりそうだ。日経平均の予想レンジは2万1100~2万1300円。
週末21日の米国株式市場では、米商務省が次世代スーパーコンピューター開発を手がける中国の大手企業との取引を事実上禁じることを決めたことなどが下押し材料となり、ダウ工業株30種平均など主要指数が小反落した。225先物9月きりは、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の清算値、大阪取引所夜間取引の終値ともに、大阪日中取引終値を小幅に下回った。
今週末に大阪で行われる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせた米中首脳会談を控え、様子見ムードが続くとみられる。24日の日経平均も「利食い売りの動きがやや先行するものの、下値を探る動きにはならない」(銀行系証券)。為替が1ドル=107円台前半の円高水準で推移していることが、輸出関連株を中心に上値を重くしている。「106円台に突入することがあれば、一段安の懸念がある」(大手証券)ものの、当面は現在の水準で推移するとの見方が多い。
前週は売買代金が2兆円を切る薄商いが続いたが、「米中首脳会談に備えて投資家はポジションをいったん整理していく」(同)ため、今週も取引は低調となりそうだ。
出典:時事通信週末21日の米国株式市場では、米商務省が次世代スーパーコンピューター開発を手がける中国の大手企業との取引を事実上禁じることを決めたことなどが下押し材料となり、ダウ工業株30種平均など主要指数が小反落した。225先物9月きりは、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の清算値、大阪取引所夜間取引の終値ともに、大阪日中取引終値を小幅に下回った。
今週末に大阪で行われる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせた米中首脳会談を控え、様子見ムードが続くとみられる。24日の日経平均も「利食い売りの動きがやや先行するものの、下値を探る動きにはならない」(銀行系証券)。為替が1ドル=107円台前半の円高水準で推移していることが、輸出関連株を中心に上値を重くしている。「106円台に突入することがあれば、一段安の懸念がある」(大手証券)ものの、当面は現在の水準で推移するとの見方が多い。
前週は売買代金が2兆円を切る薄商いが続いたが、「米中首脳会談に備えて投資家はポジションをいったん整理していく」(同)ため、今週も取引は低調となりそうだ。
【新興市場の注目リリース】
石光商事、リプロセルほか
石光商事、リプロセルほか
<1798>守谷商会 譲渡制限付株式報酬として自己株式6,396株(約0.12億円)を処分 <2750>石光商事 20年3月期から22年3月期に係る中期経営計画を策定 22年3月期営業利益目標8.5億円 <3461>パルマ 販売用セルフストレージ(東京都江戸川区)を売却 <3491>GA TECH 第6回新株予約権(行使価額修正条項・ 下限行使価額修正選択権及び行使停止条項付)の大量行使 17日からの交付株式数、6万7000株 <3803>イメージ情 証券取引等監視委員会による課徴金納付命令の勧告 <3999>ナレッジスイート 連結子会社のピクタスとフジソフトサービスを合併 <4442>バルテス 自己株式の処分(15万6900株、調達額約0.95億円) <4978>リプロセル インドの主要な病院グループの一つである Kamineni Life Sciencesとの合弁会社子会社を設立し 同社の連結子会社に <6034>MRT 業績予想開示、今期営業利益見通し1.20億円 <6166>中村超硬 中国ダイヤモンドワイヤメーカーの 南京三超新材料股フン有限公司へ 固定資産の譲渡及び技術供与に関する基本合意書締結 <6664>オプトエレクト 業績予想修正、今期営業利益見通し1.65億円←3.50億円 <7043>アルー 自己株式の取得終了 <7264>MURO 孫会社いがり産業のイガリホールディングスが保有する全株式を取得し、 いがり産業を直接保有の子会社化 <7523>アールビバン 自己株式7万9600株(消却前の発行済株式数の0.51%)を処分 <8844>コスモスイニシア 譲渡制限付株式報酬として自己株式19万2719株(約0.98億円)を処分 自社株買い、上限28万株(発行済株式数の0.82%) 24日にToST-NeT3において買付け <8890>レーサム 譲渡制限付株式報酬として自己株式17万6000株(約1.70億円)を処分 <9625>セレスポ 譲渡制限付株式報酬として自己株式1万1979株(約0.16億円)を処分出典:フイスコ
【本日の新興市場見通し】
外部環境の不透明感が重し、押し目買いの動きも
外部環境の不透明感が重し、押し目買いの動きも
[新興市場 個別銘柄戦略]
本日の新興市場は、外部環境の不透明感から買い見送りムードが強まりそうだ。前週末の米国市場では、中国企業への制裁追加や中東の地政学リスクが警戒され、NYダウなどの主要株価指数は反落した。為替も1ドル=107円台前半と円高傾向にあり、株式市場全般として買い手控え要因になりそうだ。またトランプ米大統領は22日、無人機撃墜を巡り対立を深めるイランに「大規模な追加制裁を24日に発動する」と表明。米国とイランの対立激化も個人投資家のマインド悪化につながると考えられる。一方、先週マザーズ市場に上場したSansan<4443>やブランディング<7067>は好スタートを切っており、個人投資家の中小型株への物色意欲は旺盛とみられる。外部環境に左右されない銘柄として中小型株は引き続き注目され、押し目買いの動きも出てきそうだ。
個別では、インドの病院グループ大手と合弁会社を設立し、インドでの生体バンク事業の早期立ち上げを目指すと発表したリプロセル<4978>、中国企業とダイヤモンドワイヤ生産設備の譲渡や技術供与に関する基本合意書を締結した中村超硬<6166>などはポジティブ視されそうだ。また、検査装置の設計・製作を手掛けるエムディテクノスの全株式を取得し子会社化するテクノHR<6629>、新規事業として実装搬送治具の製造販売を開始する京写<6837>などもリリースが材料視されるだろう。このほか、前週末にストップ高水準まで買われたワイエスフード<3358>、コスモバイオ<3386>などの動向も引き続き注目されそうだ。一方、業績予想を下方修正したオプトエレクト<6664>はネガティブ視されるだろう。前週末にストップ安水準まで売られたシンクレイヤ<1724>の動向も引き続き警戒されそうだ。このほか、先週末にマザーズ市場へ上場し値が付かなかったブランディングは初値取りの動きが強まりそうだ。
出典:フイスコ本日の新興市場は、外部環境の不透明感から買い見送りムードが強まりそうだ。前週末の米国市場では、中国企業への制裁追加や中東の地政学リスクが警戒され、NYダウなどの主要株価指数は反落した。為替も1ドル=107円台前半と円高傾向にあり、株式市場全般として買い手控え要因になりそうだ。またトランプ米大統領は22日、無人機撃墜を巡り対立を深めるイランに「大規模な追加制裁を24日に発動する」と表明。米国とイランの対立激化も個人投資家のマインド悪化につながると考えられる。一方、先週マザーズ市場に上場したSansan<4443>やブランディング<7067>は好スタートを切っており、個人投資家の中小型株への物色意欲は旺盛とみられる。外部環境に左右されない銘柄として中小型株は引き続き注目され、押し目買いの動きも出てきそうだ。
個別では、インドの病院グループ大手と合弁会社を設立し、インドでの生体バンク事業の早期立ち上げを目指すと発表したリプロセル<4978>、中国企業とダイヤモンドワイヤ生産設備の譲渡や技術供与に関する基本合意書を締結した中村超硬<6166>などはポジティブ視されそうだ。また、検査装置の設計・製作を手掛けるエムディテクノスの全株式を取得し子会社化するテクノHR<6629>、新規事業として実装搬送治具の製造販売を開始する京写<6837>などもリリースが材料視されるだろう。このほか、前週末にストップ高水準まで買われたワイエスフード<3358>、コスモバイオ<3386>などの動向も引き続き注目されそうだ。一方、業績予想を下方修正したオプトエレクト<6664>はネガティブ視されるだろう。前週末にストップ安水準まで売られたシンクレイヤ<1724>の動向も引き続き警戒されそうだ。このほか、先週末にマザーズ市場へ上場し値が付かなかったブランディングは初値取りの動きが強まりそうだ。
【Rating/証券各社レーティング】
格上げ-強気
コード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 |
|------------|--------------|----------------|-----------------|
<8729>|ソニーFH |東海東京 |「ニュートラル」|「アウトP」 |
<4502>|武田 |岩井コスモ |「B」 |「B+」 |
格下げ-弱気
コード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 |
|------------|--------------|----------------|-----------------|
<6752>|パナソニック|クレディスイス|「アウトP」 |「ニュートラル」 |
<8750>|第一生命HD |東海東京 |「アウトP」 |「ニュートラル」 |
<7988>|ニフコ |みずほ |「中立」 |「ニュートラル」 |
出典:フイスココード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 |
|------------|--------------|----------------|-----------------|
<8729>|ソニーFH |東海東京 |「ニュートラル」|「アウトP」 |
<4502>|武田 |岩井コスモ |「B」 |「B+」 |
格下げ-弱気
コード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 |
|------------|--------------|----------------|-----------------|
<6752>|パナソニック|クレディスイス|「アウトP」 |「ニュートラル」 |
<8750>|第一生命HD |東海東京 |「アウトP」 |「ニュートラル」 |
<7988>|ニフコ |みずほ |「中立」 |「ニュートラル」 |
【新聞からの材料】
日産自、SUBARUなど
日産自、SUBARUなど
*日産自<7201>新社内規定導入へ、利益相反の事案決議 (日刊工業1面)-○ *住友商事<8053>ローカル5G活用、免許取得、屋内外で無線通信実証(日刊工業3面)-○ *三洋化成<4471>全樹脂電池新工場、高容量・低コスト、100億円投資(日刊工業3面)-○ *りそなHD<8308>社長、金利収入に依存せず(日刊工業3面)-○ *SUBARU<7270>無資格者の完成車検査不正、社長が陳謝(日刊工業3面)-○ *日産自<7201>ルノーに2ポスト(日刊工業7面)-○ *ホンダ<7267>新フレーム採用、インドネシア向け2輪投入(日刊工業7面)-○出典:フイスコ
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。