2019/6/18 12:39 FISCO
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日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより 18日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反落、為替に一時振らされてもなおこう着 ・ドル・円は弱含み、豪ドルの急落が下押し ・値下がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は3日ぶり反落、為替に一時振らされてもなおこう着 日経平均は3日ぶり反落。56.05円安の21067.95円(出来高概算4億6000万株)で前場の取引を終えている。 17日の米株式市場でNYダウは小幅に反発し、22ドル高となった。6月のNY連銀製造業景気指数がマイナスに落ち込んだほか、全米住宅建設業協会(NAHB)の住宅市場指数も予想外に悪化。18日から開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)を前に早期利下げへの期待が高まったが、上値も重かった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで12円安からスタートすると、朝方は前日終値をはさんだもみ合いが続いた。ただ、前場中ごろにかけて円相場が1ドル=108.30円台に上昇したことにつれ、日経平均は21043.72円(80.28円安)まで下落する場面があった。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割強、対して値上がり銘柄は3割強となっている。 個別では、ソフトバンクG<9984>が2%安で前場を折り返したほか、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、楽天<4755>、村田製<6981>などがさえない。東海カーボ<5301>は4%超安。独炭素製品メーカーの買収を発表したが、資金負担への懸念が先行したようだ。第1四半期決算が2割超の減益となった西松屋チェ<7545>は売りがかさみ5%超安。また、国土交通省が業務改善命令を出す方針と報じられたTATERU<1435>は急落し、東証1部下落率トップとなった。一方、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ZOZO<3092>、キーエンス<6861>などはしっかり。決算発表のツルハHD<3391>や高レーティング付与観測の東芝テック<6588>は大きく買われ、クボテック<7709>がストップ高で東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、電気・ガス業、鉱業、保険業などが下落率上位。反面、医薬品、パルプ・紙、その他製品などが上昇率上位だった。 前場の東証1部売買代金は概算で7900億円程度にとどまっており、引き続き本日からのFOMC、19日からの日銀・金融政策決定会合といった重要イベントを前に株式市場では手控えムードが強い。前場は円相場の上昇とともに日経平均が軟化する場面もあった。薄商いのため先物の売買に振らされやすい面もあるだろうが、イベント前にポジションを傾けにくい状況のうえ、先週も指摘した日銀の上場投資信託(ETF)買い入れや企業の自社株買いが支えとなっているため、下げは限定的なものとなっている。 前場中ごろには6月の豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨が公表されたが、これら主要国が金融緩和姿勢を見せているため、円相場は強含みで推移している。ただ、日銀にも早晩、金融市場から追加緩和の催促が強まるとみられ、現時点で円相場の一段の上昇までは想定しにくい。ひとまず日米の決定会合を見極めたいところだろう。なお、マザーズ指数は1%安で前場を折り返している。足元のもち合い相場を意識した利益確定の売りに加え、明日から連日で新規上場企業が登場するため、これに備えた換金売りも出ているものとみられる。目先はこう着相場のなか中小型株に活路を見出す動きが続きそうだ。 ■ドル・円は弱含み、豪ドルの急落が下押し 18日午前の東京市場でドル・円は弱含み。豪準備銀の追加利下げ観測を受け豪ドル・円が急落し、ドル・円を108円30銭台に押し下げた。 ドル・円は、108円半ばで寄り付いた後、もみ合いが継続。その後豪準備銀が公表した定例会合の議事要旨で追加利下げに前向きな見解が示されると豪ドル・円が値を下げ、クロス円の下落に波及しドル・円は108円33銭まで下落。 ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移し、目先の日本株安継続への警戒感から円売りは後退。一方、上海総合指数や米ダウ先物もマイナス圏で円売りは仕掛けづらい。また、米10年債利回りも低水準でドル買いは入りにくいようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円33銭から108円60銭、ユーロ・円は121円66銭から121円96銭、ユーロ・ドルは1.1217ドルから1.1234ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・アマガサ<3070>やクボテック<7709>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・豪準備銀(議事要旨) 「さらなる緩和を決定するうえで労働市場が特に重要」 「今後、さらなる緩和の可能性が大きい」 「成長やインフレの見通しに対するリスクは両方向」 「インフレがしばらく低下し続ける要因がある」 「労働市場の余剰能力がしばらく残ることを示唆」 ・黒田日銀総裁 「米中貿易摩擦をめぐるリスクは高まっている。下振れリスクを注視」 「海外経済の変動が日本の物価2%上昇にどう影響するかを踏まえ、適切な運営に努める」 <国内> ・月例経済報告 <海外> ・英保守党党首選の第2回投票 ・米連邦公開市場委員会(FOMC、19日まで)
関連銘柄 16件
1435 東証1部 TATERU
-38 (-16.45%)
時価総額 17,132百万円
アパート経営プラットフォーム「TATERU」を運営。企画、施工、賃貸管理までワンストップサービスを提供。民泊事業等も。販売用不動産を一括売却。19.12期1Qは業績苦戦だが、スマートホテル事業は好調。 記:2019/05/20
193
6/18 11:30-38 (-16.45%)
時価総額 17,132百万円
アパート経営プラットフォーム「TATERU」を運営。企画、施工、賃貸管理までワンストップサービスを提供。民泊事業等も。販売用不動産を一括売却。19.12期1Qは業績苦戦だが、スマートホテル事業は好調。 記:2019/05/20
3070 JQグロース アマガサ
+68 (19.32%)
時価総額 806百万円
婦人靴の卸・小売が主力。若い女性向けにノンレザー素材のカジュアル婦人靴をデザイン・企画、卸売販売、小売販売、OEMを展開。ECショップも展開。19.1期はECは堅調に推移も、卸、小売がともに苦戦。 記:2019/05/23
420
6/18 11:30+68 (19.32%)
時価総額 806百万円
婦人靴の卸・小売が主力。若い女性向けにノンレザー素材のカジュアル婦人靴をデザイン・企画、卸売販売、小売販売、OEMを展開。ECショップも展開。19.1期はECは堅調に推移も、卸、小売がともに苦戦。 記:2019/05/23
3092 東証1部 ZOZO
+28 (1.47%)
時価総額 603,654百万円
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の企画・運営に加え、PBブランドの企画・開発、物流倉庫「ZOZOBASE」を運用。19.3期3Q累計は二桁の増収も、広告宣伝費や荷造運搬費等の販管費が増加した。 記:2019/03/12
1,937
6/18 11:30+28 (1.47%)
時価総額 603,654百万円
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の企画・運営に加え、PBブランドの企画・開発、物流倉庫「ZOZOBASE」を運用。19.3期3Q累計は二桁の増収も、広告宣伝費や荷造運搬費等の販管費が増加した。 記:2019/03/12
3391 東証1部 ツルハホールディングス
+490 (5.41%)
時価総額 470,223百万円
北海道発祥のドラッグストア大手。積極的なM&Aで全国チェーンに。北海道、東北でシェア高い。海外はタイを中心に展開。化粧品のカウンセリング販売に強み。PB商品の開発・販売を強化。19.5期3Qは利益横ばい。 記:2019/04/11
9,550
6/18 11:30+490 (5.41%)
時価総額 470,223百万円
北海道発祥のドラッグストア大手。積極的なM&Aで全国チェーンに。北海道、東北でシェア高い。海外はタイを中心に展開。化粧品のカウンセリング販売に強み。PB商品の開発・販売を強化。19.5期3Qは利益横ばい。 記:2019/04/11
4755 東証1部 楽天
-19 (-1.49%)
時価総額 1,803,260百万円
国内最大のECモールを運営。銀行、証券、クレカなどの金融サービスも手掛ける。提携したKDDIの通信インフラを借りて来年10月から携帯電話サービスに参入。19.12期1Qは投資先の米社のIPOで利益膨らむ。 記:2019/06/04
1,257
6/18 11:30-19 (-1.49%)
時価総額 1,803,260百万円
国内最大のECモールを運営。銀行、証券、クレカなどの金融サービスも手掛ける。提携したKDDIの通信インフラを借りて来年10月から携帯電話サービスに参入。19.12期1Qは投資先の米社のIPOで利益膨らむ。 記:2019/06/04
5301 東証1部 東海カーボン
-52 (-4.65%)
時価総額 239,789百万円
炭素業界のパイオニア。タイヤ業界向けカーボンブラックが中心。電炉業界向け黒鉛電極、太陽電池向けファインカーボン等も。19.12期1Qは黒鉛電極・カーボンブラックの売価上昇など各事業好調で大幅増収増益。 記:2019/05/29
1,066
6/18 11:30-52 (-4.65%)
時価総額 239,789百万円
炭素業界のパイオニア。タイヤ業界向けカーボンブラックが中心。電炉業界向け黒鉛電極、太陽電池向けファインカーボン等も。19.12期1Qは黒鉛電極・カーボンブラックの売価上昇など各事業好調で大幅増収増益。 記:2019/05/29
6588 東証1部 東芝テック
+131 (4.8%)
時価総額 164,761百万円
POSの世界トップメーカー。「TEC」や「TOSHIBA」ブランドを展開。POSレジや本部・店舗システム、複合機、バーコードやRFIDシステムを提供。19.3期3Q累計はPOSシステムや複合機が足踏み。 記:2019/03/21
2,859
6/18 11:30+131 (4.8%)
時価総額 164,761百万円
POSの世界トップメーカー。「TEC」や「TOSHIBA」ブランドを展開。POSレジや本部・店舗システム、複合機、バーコードやRFIDシステムを提供。19.3期3Q累計はPOSシステムや複合機が足踏み。 記:2019/03/21
6758 東証1部 ソニー
-37 (-0.66%)
時価総額 7,116,491百万円
世界的な電機メーカー。モバイル機器やゲーム機器、デジタルカメラ、業務用放送機器、家電、半導体分野等で事業展開。金融サービス等も。音楽分野は収益好調。ストリーミング配信売上は増加。19.3期は2桁増益。 記:2019/05/03
5,598
6/18 11:30-37 (-0.66%)
時価総額 7,116,491百万円
世界的な電機メーカー。モバイル機器やゲーム機器、デジタルカメラ、業務用放送機器、家電、半導体分野等で事業展開。金融サービス等も。音楽分野は収益好調。ストリーミング配信売上は増加。19.3期は2桁増益。 記:2019/05/03
6861 東証1部 キーエンス
+260 (0.42%)
時価総額 7,567,417百万円
産業用計測制御機器大手。FAセンサなどで高シェア。直販体制が強み。生産を外部に託し、自らは設計・開発、販売に専念することで高採算を実現。持分会社にジャストシステム。19.3期は4Qに減速も増収増益を確保。 記:2019/05/09
62,230
6/18 11:30+260 (0.42%)
時価総額 7,567,417百万円
産業用計測制御機器大手。FAセンサなどで高シェア。直販体制が強み。生産を外部に託し、自らは設計・開発、販売に専念することで高採算を実現。持分会社にジャストシステム。19.3期は4Qに減速も増収増益を確保。 記:2019/05/09
6981 東証1部 村田製作所
-24 (-0.52%)
時価総額 3,103,338百万円
大手電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ、Wi-Fiモジュールで世界トップシェア。主要顧客はアップルなど。その他コンポーネントは好調。カーエレ向けMEMSセンサ等が伸びる。19.3期3Qは大幅増益。 記:2019/03/27
4,592
6/18 11:30-24 (-0.52%)
時価総額 3,103,338百万円
大手電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ、Wi-Fiモジュールで世界トップシェア。主要顧客はアップルなど。その他コンポーネントは好調。カーエレ向けMEMSセンサ等が伸びる。19.3期3Qは大幅増益。 記:2019/03/27
7203 東証1部 トヨタ自動車
+38 (0.56%)
時価総額 22,074,175百万円
自動車世界大手。傘下に日野自動車、ダイハツ工業など。マツダと業務資本提携。車載用角形電池事業でパナソニックと協業検討。自動車販売台数は小幅増。国内販売は減少だが、海外販売が堅調。19.3期3Qは営業増益。 記:2019/04/25
6,765
6/18 11:30+38 (0.56%)
時価総額 22,074,175百万円
自動車世界大手。傘下に日野自動車、ダイハツ工業など。マツダと業務資本提携。車載用角形電池事業でパナソニックと協業検討。自動車販売台数は小幅増。国内販売は減少だが、海外販売が堅調。19.3期3Qは営業増益。 記:2019/04/25
7545 東証1部 西松屋チェーン
-47 (-5.36%)
時価総額 57,759百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品、出産準備アイテムを扱う小売チェーン。ロードサイドやショッピングセンターを中心に1004店舗運営。衣料品が伸び悩み、19.2期3Q累計決算は利益足踏み。 記:2019/03/12
830
6/18 11:30-47 (-5.36%)
時価総額 57,759百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品、出産準備アイテムを扱う小売チェーン。ロードサイドやショッピングセンターを中心に1004店舗運営。衣料品が伸び悩み、19.2期3Q累計決算は利益足踏み。 記:2019/03/12
7709 東証1部 クボテック
+80 (22.47%)
時価総額 6,030百万円
画像処理外観検査装置、映像ネットワークシステムなどを手掛ける。次世代ディスプレイ検査機システム事業を推進。事業構造改革を継続。固定資産売却益を計上。特別損失の剥落等もあり、19.3期3Qは最終増益。 記:2019/03/28
436
6/18 11:03+80 (22.47%)
時価総額 6,030百万円
画像処理外観検査装置、映像ネットワークシステムなどを手掛ける。次世代ディスプレイ検査機システム事業を推進。事業構造改革を継続。固定資産売却益を計上。特別損失の剥落等もあり、19.3期3Qは最終増益。 記:2019/03/28
7974 東証1部 任天堂
+500 (1.34%)
時価総額 4,996,839百万円
ゲーム機が主力。ソフトでも稼ぐ。海外売上比率高く、資産の多くをドル建で保有。今夏にも家庭用ゲーム機「スイッチ」の上位版・廉価版を発売か。発売時期未定だが中国がスイッチの販売認可。19.3期は二桁増収増益。 記:2019/05/09
37,950
6/18 11:30+500 (1.34%)
時価総額 4,996,839百万円
ゲーム機が主力。ソフトでも稼ぐ。海外売上比率高く、資産の多くをドル建で保有。今夏にも家庭用ゲーム機「スイッチ」の上位版・廉価版を発売か。発売時期未定だが中国がスイッチの販売認可。19.3期は二桁増収増益。 記:2019/05/09
9983 東証1部 ファーストリテイリング
-550 (-0.82%)
時価総額 7,041,192百万円
衣料量販店「ユニクロ」を世界展開する製造小売り。若者トレンド衣料「ジーユー」にも力注ぐ。アジア軸に店舗網を積極果敢に拡大。19.8期2Qは1Qの遅れを挽回して増益確保。通期では増収増益・連続増配を見込む。 記:2019/06/09
66,380
6/18 11:30-550 (-0.82%)
時価総額 7,041,192百万円
衣料量販店「ユニクロ」を世界展開する製造小売り。若者トレンド衣料「ジーユー」にも力注ぐ。アジア軸に店舗網を積極果敢に拡大。19.8期2Qは1Qの遅れを挽回して増益確保。通期では増収増益・連続増配を見込む。 記:2019/06/09
9984 東証1部 ソフトバンクグループ
-208 (-2.04%)
時価総額 10,986,788百万円
ソフトバンク、米スプリントを中核とする持株会社。投資ファンドのSVF、英半導体のアームHD等も傘下に収める。SVFは複数投資先の公正価値が上昇。19.3期は増収増益。ソフトバンク事業は顧客基盤拡大。 記:2019/06/07
9,982
6/18 11:30-208 (-2.04%)
時価総額 10,986,788百万円
ソフトバンク、米スプリントを中核とする持株会社。投資ファンドのSVF、英半導体のアームHD等も傘下に収める。SVFは複数投資先の公正価値が上昇。19.3期は増収増益。ソフトバンク事業は顧客基盤拡大。 記:2019/06/07