2019/6/17 12:42 FISCO
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日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより 17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅上昇、短期筋の資金は材料株に集中 ・ドル・円は伸び悩み、米FOMCを意識 ・値上がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は小幅上昇、短期筋の資金は材料株に集中 日経平均は小幅に上昇。19.60円高の21136.49円(出来高概算4億4000万株)で前場の取引を終えた。先週末の米国市場では米中貿易摩擦による中国経済への悪影響や半導体のブロードコムの決算が嫌気される中、日本株市場も売り優勢の展開から始まった。日経平均は21100円を下回って始まると、一時21044.62円まで下げ幅を広げている。ただし、引き続き21000円処での底堅さが意識されており、短期筋の買い戻し等からプラスに転じている。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、電力ガス、金属、ガラス土石、医薬品が軟調。半面、海運、水産農林、保険、石油石炭、情報通信がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ユニファミマ<8028>がけん引。一方で、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が重石となっている。 日経平均はプラスに転じており、チャート形状では25日線が支持線として意識されている。21000円処での底堅さが売り込みづらさにつながっている。もっとも、出来高は5億株を下回る薄商いであり、指数インパクトの大きい値がさ株の影響が大きい。値下がり数が6割を占めている中、プラス圏で推移している状況であり、方向感を掴みづらくさせているようである。 物色は決算や格上げ等、個別に材料が出ている銘柄に個人主体の短期資金が集中している状況であり、日本テレホン<9425>、オンキヨー<6628>、モルフォ<3653>、MSOL<7033>、リボミック<4591>が動意をみせている。割り切りスタンスでの売買が中心と考えられるが、日経平均の21000円処での底堅さが意識されており、センチメントはそれ程悪くないようである。もっとも、上値を積極的に買う主体もなく、狭いレンジでのこう着が続くことになるだろう。目先的には日経平均の5日線突破を見極めたいところである。 ■ドル・円は伸び悩み、米FOMCを意識 17日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。日本株高を手がかりにやや円売りに振れたが、明日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)が意識されドル買いは弱まった。 ドル・円は、108円半ばで寄り付いた後、日経平均株価のプラス圏への浮上や上海総合指数の堅調地合いを手がかりにやや円売りに振れ、ドルは108円70銭まで強含む場面もあった。 ランチタイムの日経平均先物はプラス圏を維持しており、目先の日本株高継続への期待感からやや円売りの流れ。香港の大規模デモへの警戒感は根強いが、香港株や中国株の上昇で警戒の円買いは強まっていない。 ただ、18-19日開催のFOMCで連邦準備制度理事会(FRB)の7月利下げが示唆されるとの思惑が広がっており、ドルは引き続き買いづらいようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円47銭から108円70銭、ユーロ・円は121円53銭から121円96銭、ユーロ・ドルは1.1210ドルから1.1224ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・リボミック<4591>や日本テレホン<9425>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ポンペオ米国務長官 「G20サミットで米中首脳会談が実現した場合、トランプ大統領は香港の人権問題を議題として提起も」 ・中国国家発展改革委員会 「中国は世界のレアアースの需要を満たす用意がある」 <国内> ・特になし <海外> ・欧州中央銀行(ECB)フォーラム(19日まで、ポルトガル)
関連銘柄 10件
3653 マザーズ モルフォ
+365 (17.53%)
時価総額 13,175百万円
デジタル画像処理ソフトの開発や、スマホや車載、監視カメラ、産業機器等への組込み向け製品、ライセンス提供を展開。19.10期1Qは中国現地法人のサービス開始やフィンランド子会社の製品ライン拡充が寄与。 記:2019/05/28
2,447
6/17 11:30+365 (17.53%)
時価総額 13,175百万円
デジタル画像処理ソフトの開発や、スマホや車載、監視カメラ、産業機器等への組込み向け製品、ライセンス提供を展開。19.10期1Qは中国現地法人のサービス開始やフィンランド子会社の製品ライン拡充が寄与。 記:2019/05/28
4591 マザーズ リボミック
+122 (14.65%)
時価総額 13,755百万円
東大発の創薬ベンチャー。病原のたんぱく質に結合して病原の働きを阻害する人工アプタマーを用いた創薬研究を行う。加齢黄斑変性薬と軟骨無形症薬の開発に力注ぐ。化粧品原料候補の創製・開発で共同研究開発契約を締結。 記:2019/03/22
955
6/17 11:30+122 (14.65%)
時価総額 13,755百万円
東大発の創薬ベンチャー。病原のたんぱく質に結合して病原の働きを阻害する人工アプタマーを用いた創薬研究を行う。加齢黄斑変性薬と軟骨無形症薬の開発に力注ぐ。化粧品原料候補の創製・開発で共同研究開発契約を締結。 記:2019/03/22
6628 JQスタンダード オンキヨー
+8 (19.51%)
時価総額 6,132百万円
音響機器メーカー。オーディオ・ビジュアル関連製品が中心。AV事業は不採算モデルの販売見直し。AI/IoT分野など新規事業開拓を強化。OEM事業は売上堅調。特別利益を計上。19.3期3Qは最終損益改善。 記:2019/03/26
49
6/17 11:30+8 (19.51%)
時価総額 6,132百万円
音響機器メーカー。オーディオ・ビジュアル関連製品が中心。AV事業は不採算モデルの販売見直し。AI/IoT分野など新規事業開拓を強化。OEM事業は売上堅調。特別利益を計上。19.3期3Qは最終損益改善。 記:2019/03/26
6857 東証1部 アドバンテスト
-108 (-4.15%)
時価総額 498,319百万円
半導体検査装置大手。特にメモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も手掛ける。5G関連投資の本格化を見据えて人員採用を積極化。19.3期は後半に受注減速ながら大幅増収増益で着地。計画比上振れ。 記:2019/05/09
2,497
6/17 11:30-108 (-4.15%)
時価総額 498,319百万円
半導体検査装置大手。特にメモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も手掛ける。5G関連投資の本格化を見据えて人員採用を積極化。19.3期は後半に受注減速ながら大幅増収増益で着地。計画比上振れ。 記:2019/05/09
7033 マザーズ マネジメントソリューションズ
+288 (16.01%)
時価総額 11,537百万円
プロジェクトマネジメント実行支援を主業とするコンサル会社。企業改革支援も行う。昨夏のIPOで得た資金はコンサルタント増員などに充当。11月に中国子会社設立し、中国市場を開拓へ。19.10期1Qは増収増益。 記:2019/03/27
2,087
6/17 11:30+288 (16.01%)
時価総額 11,537百万円
プロジェクトマネジメント実行支援を主業とするコンサル会社。企業改革支援も行う。昨夏のIPOで得た資金はコンサルタント増員などに充当。11月に中国子会社設立し、中国市場を開拓へ。19.10期1Qは増収増益。 記:2019/03/27
8028 東証1部 ユニー・ファミリーマートホールディングス
+80 (3.09%)
時価総額 1,351,259百万円
伊藤忠系の小売大手。総合小売で業界3位、コンビニ店舗数は2位。国内外でコンビニを24000店舗運営。総合スーパーのアピタ・ピアゴも展開。19.2期3Q累計では各利益大幅増で、事業利益が会社計画を上振れ。 記:2019/03/14
2,666
6/17 11:30+80 (3.09%)
時価総額 1,351,259百万円
伊藤忠系の小売大手。総合小売で業界3位、コンビニ店舗数は2位。国内外でコンビニを24000店舗運営。総合スーパーのアピタ・ピアゴも展開。19.2期3Q累計では各利益大幅増で、事業利益が会社計画を上振れ。 記:2019/03/14
8035 東証1部 東京エレクトロン
-470 (-3.21%)
時価総額 2,339,388百万円
半導体製造装置大手。FPD製造装置等も手掛ける。世界トップシェア製品多数。海外売上比率が高い。配当性向は50%目処。FPD製造装置は売上伸長。中国における設備投資が追い風。19.3期3Qは2桁増収増益。 記:2019/03/29
14,160
6/17 11:30-470 (-3.21%)
時価総額 2,339,388百万円
半導体製造装置大手。FPD製造装置等も手掛ける。世界トップシェア製品多数。海外売上比率が高い。配当性向は50%目処。FPD製造装置は売上伸長。中国における設備投資が追い風。19.3期3Qは2桁増収増益。 記:2019/03/29
9425 JQスタンダード 日本テレホン
+100 (20%)
時価総額 2,045百万円
携帯電話の販売、ブロードバンド通信関連事業を手掛ける。中古モバイル機器のリユース事業を推進。ネット通販やFC展開を強化。リユース関連事業は売上堅調。受注台数が増加。特別損失減少。19.4期3Qは損益改善。 記:2019/05/01
600
6/17 9:24+100 (20%)
時価総額 2,045百万円
携帯電話の販売、ブロードバンド通信関連事業を手掛ける。中古モバイル機器のリユース事業を推進。ネット通販やFC展開を強化。リユース関連事業は売上堅調。受注台数が増加。特別損失減少。19.4期3Qは損益改善。 記:2019/05/01
9983 東証1部 ファーストリテイリング
+820 (1.24%)
時価総額 7,094,229百万円
衣料量販店「ユニクロ」を世界展開する製造小売り。若者トレンド衣料「ジーユー」にも力注ぐ。アジア軸に店舗網を積極果敢に拡大。19.8期2Qは1Qの遅れを挽回して増益確保。通期では増収増益・連続増配を見込む。 記:2019/06/09
66,880
6/17 11:30+820 (1.24%)
時価総額 7,094,229百万円
衣料量販店「ユニクロ」を世界展開する製造小売り。若者トレンド衣料「ジーユー」にも力注ぐ。アジア軸に店舗網を積極果敢に拡大。19.8期2Qは1Qの遅れを挽回して増益確保。通期では増収増益・連続増配を見込む。 記:2019/06/09
9984 東証1部 ソフトバンクグループ
+235 (2.35%)
時価総額 11,270,758百万円
ソフトバンク、米スプリントを中核とする持株会社。投資ファンドのSVF、英半導体のアームHD等も傘下に収める。SVFは複数投資先の公正価値が上昇。19.3期は増収増益。ソフトバンク事業は顧客基盤拡大。 記:2019/06/07
10,240
6/17 11:30+235 (2.35%)
時価総額 11,270,758百万円
ソフトバンク、米スプリントを中核とする持株会社。投資ファンドのSVF、英半導体のアームHD等も傘下に収める。SVFは複数投資先の公正価値が上昇。19.3期は増収増益。ソフトバンク事業は顧客基盤拡大。 記:2019/06/07