☆彡「東海旅客鉄道(9022)」会社四季報速報版 | 12/8Emergency発令「8/1510時看板犬ぽんたが13歳で心不全で他界。生き霊を飛ばしていた経験を天国でフル活用天国と地上と行き来自由!」

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東海旅客鉄道(9022)新幹線N700S「時速360km」が導く鉄道新時代(1)(2)(3)(4)-高速鉄道は再びスピード競争の時代に?

世界の高速鉄道は再び、スピード競争の時代に突入したのかもしれない。

 東海道新幹線の営業運転が終了した6月6日の深夜、JR東海による新型新幹線車両「N700S」の速度向上試験のもようが報道公開された。N700Sは昨年3月に試験運転を開始して以来、さまざまな試験を実施している。昨年7月には時速330kmでの運転を行った。

 今回の目標は時速360km運転。現行の東海道新幹線の営業最高速度である時速285kmをはるかに超えるスピードだ。

■最高時速362kmに到達

 N700Sは現在の東海道新幹線の主力である「N700Aタイプ」同様、16両編成のうちモーターを搭載している車両は14両のみ。今回の速度向上試験に際してすべての車両にモーターを搭載し、出力を15%向上させた。

 23時41分、米原駅を出発したN700Sはわずか4分で時速300kmに到達。さらにスピードを上げ、走行から8分後に時速360kmに達すると、その状態で約40秒間走行し、一時は時速362kmに達した。

 客室の前方に設置された大きなモニターに運転台の車窓が映し出されている。線路沿いの電柱が前方から後方に流れていく様子から、速度がぐんぐん増していることがわかる。一方で、車内の揺れや振動は時速200km台とさほど変わらない。時速360kmでも車内の快適性に大きな違いが出ないこともJR東海のセールスポイントなのだろう。

 その後スピードを落としたN700Sは23時59分に京都駅に到着した。所要時間は18分。通常の米原―京都間の所要時間は20分なので、時間短縮効果としては約2分ということになる。

時速360km走行によって、東京ー新大阪間の所要時間短縮の可能性も出てきた。だが、現在のところ東海道新幹線の最高時速を285kmから引き上げる計画はない。

 では、東海道新幹線と直通する山陽新幹線はどうか。山陽新幹線の最高時速は300kmだ。はたしてスピードアップはあり得るか。

 残念ながら、JR西日本の来島達夫社長は、「時速300kmを超えると環境上の問題が出てくる。山陽区間の最高速度を引き上げる計画は今のところない」と話す。そうなってくると、当面は日本国内においてN700Sが時速360kmで営業運転する機会はなさそうだ。

■テキサス新幹線でも難しい?

 海外はどうだろうか。今から約10年前の2009年11月16日の深夜には、N700系の先行試作車を改良した8両編成の国際仕様「N700-I Bullet」が、やはり米原―京都間の下り線で高速走行試験を実施し、時速330kmでの走行を行った。

 この車両は海外に新幹線を売り込むべく開発されたもので、列車にはテキサス高速鉄道交通協会のロバート・エルクス会長が試乗し、「非常にスムーズ。すぐに時速330kmに到達し、乗り心地もよかった」と絶賛。その後、テキサス州のダラス―ヒューストン間の高速鉄道計画には東海道新幹線方式が採用され、JR東海も技術支援を行うことが決まっている。

 テキサスの高速鉄道計画はN700系国際仕様の導入を前提に策定されているため、同区間の最高速度は時速200マイル(約330km)ということになる。では時速360km運転がテキサスでできるかというと、時速330kmと時速360kmでは、騒音や振動など周囲の環境に与える影響の度合いも変わってくる。テキサスで時速330kmでの走行を前提とした環境影響評価が行われているとしたら、簡単に時速360kmに引き上げるというわけにはいかないだろう。

すでに新幹線方式で運行している台湾の高速鉄道は近い将来の車両増備や車両更新が予定されており、N700Sが採用される可能性は高いと見られる。ただ、営業最高速度は時速300kmである。

 つまり、日本においても、N700Sの導入が想定される海外の路線においても、時速360km運転が検討されている路線はない。それでも時速360kmの速度向上試験に踏み切ったのはなぜだろうか。JR東海・新幹線鉄道事業本部の上野雅之副本部長は、「国内外にN700Sの高い走行性能を示す」と、速度向上試験の狙いについて話す。その発言の裏側に、JR東海の本当の狙いが見えてくる。

■環境性能と速さの両立

 近年の高速鉄道車両の開発はスピードアップよりも省エネや環境性能の向上に比重が置かれている。ドイツ鉄道が導入した最新型の高速車両「ICE4」は最高速度が時速250kmにすぎない。だが、その代わりに軽量化による省エネ性能の向上に加え、欧州の主要電化方式すべてに対応させるなど汎用性を高めた。

 新たな高速鉄道車両の開発に際し、近年の環境意識の高まりを無視してスピード競争に回帰することはもはやないだろう。しかし、省エネ性能や環境性能が高く、そのうえでスピードアップが実現する車両なら、どの鉄道会社も欲しいはずだ。

 N700SはN700Aよりも消費電力を7%減らし、先頭形状の改良でトンネル突入時の騒音もさらに低減させた。また、16両編成を8両や12両などに柔軟に変更できるという強みを持つ。

 とはいえ、最高速度だけはN700Aと同じだった。だが、今回の速度向上試験で最高速度もN700Aを上回った。当初のN700Sの開発はスピードよりも省エネや環境性能を重視する世界の高速鉄道開発と同じ流れにあると思われていたが、時速360km運転に成功したことが、世界の鉄道関係者を驚かせるかもしれない。

 今回のN700Sの時速360km運転が、世界の高速鉄道のスピード競争に再び火をつけるのか。この質問に上野氏は「それはないと思う」と否定したが、一方で、「N700Sは現在考えられる最高の技術の結晶と自負している」と語る。

 JR東日本も東北新幹線の営業最高時速360kmを見据えた試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」の走行を開始した。アルファエックスも速度だけでなく、環境性能や安全性能のレベルアップを目指す。こうした日本の動きに触発されて、新次元のスピード競争が再び始まる可能性もある。

今回の速度向上に際して、JR東海は線路や架線も念入りにチェックするなど、車両だけでなく総力戦で挑んだ。そもそもJR東海が海外に売り込みたいのは新幹線という車両ではなく、安全、安定輸送を実現する「新幹線システム」というハード、ソフトを含む総体である。

 そこには新幹線の安全・安定輸送を支える人々の訓練も含まれる。

 5月23日の深夜、走行中の新幹線で車両故障が起きたことを想定し、異常時の対応訓練が東京―品川間の線路上で行われた。深夜の時間帯における線路上での異常時対応訓練は、毎年テーマを決めて実施されている。昨年はトンネル内に列車が止まって運転再開ができず、隣接線路に横付けした救援列車に乗客を誘導するというもの。健常者だけでなく、車イスを利用する乗客もいるという想定での訓練だった。

■歴史は夜作られる?

 今回のテーマの1つは外国人対応だ。最近の訪日客の急増により、東海道新幹線も外国人旅行者の利用は多い。そこで、訓練には外国人の男女1人ずつが乗客役として参加。突然停車した車内の外国人乗客にパーサーが英語で運行状況を説明するとともに、座席背面テーブルのQRコードをスマホで読み取ることによって、多言語対応の運行情報ウェブサイトにアクセスできることも説明した。

 ただ、実際の新幹線の列車には2人どころか、何十人もの外国人乗客が乗り合わせることが考えられる。JR東海・新幹線鉄道事業本部の辻村厚運輸営業部長は、「今回は外国人が2人だったのでじっくりご案内できたが、多くの外国人乗客がいたときは1対1ではなく外国人全体に対する対応になる。また、乗務員がすべてを英語で対応することは難しい。スマホの翻訳アプリも活用しながら対応したい」と話す。

 歴史は夜作られる――。もともとは映画のタイトルだが、現在は「歴史上の出来事は人が寝ている間に進んでいることが多い」という意味の格言として使われることも多い。5月23日の異常時対応訓練、そして6月6日の深夜に行われた速度向上試験も、後で振り返ってみれば、「あの日が歴史に残る日だった」ということになるかもしれない。

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