(27日終値) ドル・円相場:1ドル=110.51円(前営業日比▲0.13円) ユーロ・円相場:1ユーロ=124.26円(▲0.38円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1244ドル(▲0.0022ドル) ダウ工業株30種平均:25625.59ドル(▲32.14ドル) ナスダック総合株価指数:7643.38(▲48.14) 10年物米国債利回り:2.36%(▲0.06%) WTI原油先物5月限:1バレル=59.41ドル(▲0.53ドル) 金先物4月限:1トロイオンス=1310.4ドル(▲4.6ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> MBA住宅ローン申請指数(前週比) 8.9% 1.6% 1月米貿易収支 511億ドルの赤字 599億ドルの赤字・改 10-12月期米経常収支 1344億ドルの赤字 1266億ドルの赤字・改 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は3日ぶりに反落。日本時間夕刻に一時110.71円と日通し高値を付けたものの、その後失速。米長期金利の大幅低下を手掛かりにした売りが出たほか、欧州株や日経平均先物の下落が相場の重しに。20時過ぎに一時110.24円と日通し安値を付けた。 NY市場に入ると、1月米貿易赤字が予想ほど拡大しなかったことを好感した買いが入り110.58円付近まで切り返したものの、現物のダウ平均が230ドル超下落すると再び上値が重くなった。 ・ユーロドルは続落。欧州時間に伝わったドラギECB総裁の「見通しへのリスクは依然として下向き」「必要であればECBはさらに利上げを遅らせることが可能」との発言や、デギンドスECB副総裁の「ユーロ圏の成長鈍化は金融不安のリスクを高めている」との発言が改めて意識されユーロ売り・ドル買いが出た。独長期金利が2016年10月上旬以来の水準まで低下したことも相場の重しとなり、一時1.1242ドルと日通し安値を付けた。 ・ユーロ円は3日ぶりに反落。ECB当局者のハト派的な発言を受けて円買い・ユーロ売りが進むと、1時前に一時124.05円と本日安値を付けた。 ・ポンドドルは不安定な値動きだった。メイ英首相は保守党の会合で、EU離脱協定案が可決すれば辞任する考えを表明。離脱案への反対派を翻意させるために自身の職を引き換えにする決断を下した格好だ。過去に2度大差で否決された離脱案が確実に可決するかどうかは見通せないものの、一部の保守党の離脱強硬派がメイ英首相支持を表明するとポンド買いが優勢となり、4時過ぎに一時1.3269ドルと日通し高値を付けた。 ただ、北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)が「メイ英首相のEU離脱協定案を支持せず」との声明を出すと急失速。取引終了間際に1.31ドル台後半まで押し戻された。英下院でのEU離脱協定案の代替策を探る「示唆的投票(indicative vote)」の結果を見極めたいとして、終日神経質な展開が続いている。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。欧州株の上昇などを受けて続伸して始まったものの、買い一巡後は売りが優勢となり反落した。米長期金利の低下を受けて長短金利の逆転(逆イールド)が進み、世界経済への先行き不透明感が一段と強まり売りが広がった。ウォルマートやシェブロン、マイクロソフトなどが売られ、指数は一時230ドル超下げた。ただ、下値を拾いたい向きは多く売りが一巡すると押し目買いなどが入り下げ幅を縮めている。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。 ・米国債券相場で長期ゾーンは反発。ドラギECB総裁の利上げ時期先送り発言を受けて、欧州国債利回りが低下。米国債にも買いが波及した。利回りは一時2.3507%前後と2017年12月中旬以来約1年3カ月ぶりの低水準を付けた。 ・原油先物相場は反落。一時60.22ドルまで上昇したが、在庫増加を受け、58.81ドルまで下振れた。EIA週間石油在庫(3/22時点)は、原油在庫が+280.0万バレル(前週 -958.9万バレル)と積み増しに転換。原油受け渡し地点オクラホマ州クッシングの原油在庫も+54.1万バレル(前週 -46.8万バレル)と積み増しへ転じた。 ・金先物相場は小幅に続落対ユーロなどのドル高により、ドル建て金貨価格の割高感が高まり金相場は軟化した。ドル上昇で、ドルの代替資産とされる金の相対的な価値低下も意識された。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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