28日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続落。終値は109.35円と前営業日NY終値(109.55円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。ユーロドルの一時的な下押しで円売り・ドル買いがやや優勢となり一時109.53円付近まで上げたが、週明け早朝取引で付けた日通し高値109.60円を上抜けることは出来なかった。米国株安や米金利低下に伴う円買い・ドル売りが入ると、一時109.16円と日通し安値を付けた。 ただ、22日の安値109.15円が目先サポートとして意識されると徐々に下値を切り上げる展開に。市場では「109.00円からは本邦実需勢の買いが観測されている」との指摘もあり、109.40円付近まで下げ渋った。 今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や米中通商協議、英議会のEU離脱協定代替案の採決、1月米雇用統計など多くのイベントを控えているため様子見ムードも強く方向感が出にくい面があった。 ユーロドルは続伸。終値は1.1428ドルと前営業日NY終値(1.1406ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。日本時間夕刻に一時1.1390ドルの日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。2月15日までの米政府機関再開が決定したものの依然先行きが不透明なほか、先週末のWSJ紙の報道で米金融政策正常化のペースが緩むとの思惑が高まったため、ユーロ買い・ドル売りが優勢となった。1時30分過ぎに一時1.1444ドルと15日以来の高値を付けた。米長期金利の低下に伴うドル売りも進んだ。 なお、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は欧州議会で「ここ数カ月、入手したデータは予想より弱い」「大規模な金融刺激策が依然として不可欠」などと述べたが、相場の反応は限られた。 ユーロ円はほぼ横ばい。終値は124.95円と前営業日NY終値(124.92円)と比べて3銭程度のユーロ高水準。ダウ平均が一時410ドル超下落したことなどが相場の重しとなり124.65円付近まで下げたものの、欧州時間に付けた日通し安値124.60円を下抜けることは出来なかった。米国株が下げ渋るとユーロ円にも買い戻しが入り125.00円付近まで持ち直す場面があった。 本日のレンジ ドル円:109.16円 - 109.60円 ユーロドル:1.1390ドル - 1.1444ドル ユーロ円:124.60円 - 125.04円
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。