(28日終値) ドル・円相場:1ドル=113.68円(前日比▲0.11円) ユーロ・円相場:1ユーロ=129.21円(△0.75円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1366ドル(△0.0077ドル) ダウ工業株30種平均:25366.43ドル(△617.70ドル) ナスダック総合株価指数:7291.59(△208.89) 10年物米国債利回り:3.05%(0.00%) WTI原油先物1月限:1バレル=50.29ドル(▲1.27ドル) 金先物12月限:1トロイオンス=1223.6ドル(△10.2ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> MBA住宅ローン申請指数(前週比) 5.5% ▲0.1% 7-9月期米国内総生産(GDP、改定値) 前期比年率 3.5% 3.5% 10月米新築住宅販売件数 前月比 ▲8.9% 1.0%・改 件数 54万4000件 59万7000件・改 11月米リッチモンド連銀製造業景気指数 14 15 ※改は改定値、▲はマイナスを表す (各市場の動き) ・ユーロドルは4営業日ぶりに反発。しばらくは1.28ドル台後半でのもみ合いが続いていたが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が「政策に規定路線はない」「金利は中立レンジを若干下回る」などと述べたと伝わると、FRBの利上げ打ち止めが近いとの思惑からユーロ買い・ドル売りが優勢となった。前日の高値1.1344ドルを上抜けて一時1.1388ドルまで上値を伸ばした。なお、同議長は10月3日の講演では、中立金利には「まだ距離がある」と述べていた。 ・ドル円は3日ぶりに反落。米国株相場の上昇などを手掛かりに円売り・ドル買いが先行し一時114.04円と13日以来の高値を付けたものの、パウエルFRB議長の発言をきっかけに下落した。「政策金利が中立レンジをわずかに下回る」との表現が、利上げ打ち止めが近いとの連想につながり全般ドル売りが強まった。2時過ぎには一時113.44円と日通し安値を付けている。ただ、前日の安値113.42円が目先サポートとして働くと下げ渋った。ダウ平均が620ドル超上昇したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が150円上げたことも相場の下支え要因。 なお、10月米新築住宅販売件数と11月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を下回った一方、7-9月期米国内総生産(GDP)改定値は市場予想通りの結果となった。 ・ユーロ円は反発。ユーロドルの持ち直しにつれたほか、米国株高に伴う買いが入り一時129.26円と本日高値を付けた。 ・トルコリラは堅調だった。米国株の大幅上昇を背景に投資家のリスク志向が改善すると、新興国通貨のリラに買いが入った。「トランプ米大統領とトルコのエルドアン大統領はG20で会談することで合意」と伝わり、米・トルコの関係改善期待からリラ買いが入った面もある。ドルリラは一時5.2076リラまでドル安・リラ高が進み本日安値を更新。リラ円は21.79円と本日高値を更新した。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に3日続伸。12月1日の米中首脳会談への期待から買いが先行。パウエルFRB議長の発言で、FRBの利上げ打ち止めが近いとの思惑が広がると買いが加速した。キャタピラーやボーイングなど中国向け売上比率が高い銘柄が買われたほか、アップルやマイクロソフトなどハイテク株も堅調だった。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も大幅に3日続伸。アマゾン・ドット・コムやアルファベット、ネットフリックスなどが軒並み大幅高となった。 ・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。パウエルFRB議長の発言が伝わった直後は買われたものの、米国株が大幅に上昇すると安全資産とされる米国債には売りが出たため値を消した。 ・原油先物相場は続落。米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で原油在庫は357.7万バレルの積み増しと予想以上に増加し、原油の供給過剰懸念が強まった。パウエルFRB議長の講演を受けて為替相場でドル安が進んだものの、ドル建ての原油を買う動きは限られた。1月限は50.07ドルを安値に下げ渋り、かろうじて50ドル大台割れを回避した。 ・金先物相場は4日ぶりに反発。パウエルFRB議長の講演を受けて早期の利上げ打ち止め観測が高まり、米長期債利回りが低下し、為替相場でドル売りが進んだことを受けて、ドル建ての金は買いが優勢となった。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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