22日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは反落。終値は1.1464ドルと前営業日NY終値(1.1514ドル)と比べて0.0050ドル程度のユーロ安水準だった。欧州の取引時間帯に一時1.1550ドルまで買われる場面もあったが、上値は重かった。「欧州委員会がイタリアの2019年予算案を拒絶する可能性」が警戒されて、一転ユーロ売りが広がった。ポンドドルの下落につれた売りも出て一時1.1456ドルと日通し安値を付けた。 イタリア政府はこの日、欧州委員会に対してEU財政規律に反する2019年予算案を修正しない考えを示した。同時に、今後数年間は財政赤字を拡大させない方針を表明した。 ポンドドルは一時1.2957ドルと4日以来の安値を付けた。英国の欧州連合(EU)離脱交渉に対する警戒感がくすぶるなか、アイルランド国境問題に関する懸念が再び意識されてポンド売りが優勢となった。メイ英首相は議会で「EU離脱交渉は95%決着。合意は間近」としながらも、北アイルランド巡るEU案を改めて拒否した。 ドル円は続伸。終値は112.82円と前営業日NY終値(112.55円)と比べて27銭程度のドル高水準だった。米経済指標の発表がなく手掛かり材料に欠けたほか、ユーロやポンド絡みの取引が中心となったため大きな方向感は出なかった。23時30分前に付けた112.66円がNY時間の安値、24時前に付けた112.89円が日通し高値でNY時間の値幅は23銭程度だった。 ユーロ円は反落。終値は129.35円と前営業日NY終値(129.58円)と比べて23銭程度のユーロ安水準。欧州市場序盤に一時130.20円と日通し高値を付けたあとは、ユーロドルと同様に失速した。1時過ぎには129.22円付近まで売られ、東京時間午前に付けた日通し安値129.20円に迫った。 本日のレンジ ドル円:112.35円 - 112.89円 ユーロドル:1.1456ドル - 1.1550ドル ユーロ円:129.20円 - 130.20円
出典:FXi24
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