(15日終値) ドル・円相場:1ドル=111.75円(前営業日比▲0.44円) ユーロ・円相場:1ユーロ=129.42円(▲0.27円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1579ドル(△0.0019ドル) ダウ工業株30種平均:25250.55ドル(▲89.44ドル) ナスダック総合株価指数:7430.74(▲66.15) 10年物米国債利回り:3.15%(▲0.01%) WTI原油先物11月限:1バレル=71.78ドル(△0.44ドル) 金先物12月限:1トロイオンス=1230.3ドル(△8.3ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> 10月米ニューヨーク連銀製造業景気指数 21.1 19.0 9月米小売売上高 前月比 0.1% 0.1% 自動車を除く前月比 ▲0.1% 0.2%・改 8月米企業在庫(前月比) 0.5% 0.7%・改 9月米財政収支 1191億ドルの黒字 2141億ドルの赤字 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ユーロドルは反発。独バイエルン州議会選挙における与党キリスト教社会同盟(CSU)の歴史的大敗については、売り材料とならなかった。9月米小売売上高が予想を下回ったことや米長期金利の低下がユーロ買い・ドル売りを促し、一時1.1606ドルまで値を上げた。 ただ、前週末の高値1.1610ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。ユーロNZドルやユーロカナダドルなど一部ユーロクロスが下落したことも相場の重しとなった。なお、ユーロNZドルは一時1.7667NZドル、ユーロカナダドルは1.5012カナダドルまで値を下げた。 ・ドル円は反落。米国が日本と交渉する物品貿易協定(TAG)に為替条項を盛り込む意向を示したことで、欧州市場では一時111.63円と9月13日以来の安値を付けた。ただ、NY市場に限れば狭いレンジ取引に終始した。NY時間安値は111.66円、高値は111.93円で値幅は27銭程度だった。 一方、カナダドル円は堅調だった。「カナダ中銀(BOC)が公表した企業景況感調査は来週の利上げをさらに確実にするような内容だった」との見方が大勢を占め、一時86.39円まで上値を伸ばした。 ・ユーロ円は続落。ユーロドルの上昇につれた買いが入り22時過ぎに一時129.80円と本日高値を付けたものの、上値は限られた。ドル円や米国株の下落が相場の重し。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。日本や中国などアジアの主要株式指数が大幅に下げ、投資家心理の重荷となったほか、サウジアラビアの記者殺害疑惑を受け、地政学リスクの高まりが意識された。トランプ大統領はサウジ政府の関与が判明すれば厳罰を科す考えを示した。 半面、足もとで相場下落が続いたあとだけに押し目買いなどが入り、相場は何度がプラス圏に浮上する場面があった。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落し。アップルやネットフリックス、アマゾン・ドット・コムなどに売りが出た。 ・米国債券相場で長期ゾーンは小反発。米国株安や低調な米小売売上高を受けて米長期債は買われた。 ・原油先物相場は続伸した。国際エネルギー機関(IEA)が先週末に公表した月報で、2018・19年の石油需要の見通しを下方修正したことが嫌気され、原油相場は売りが先行した。ただ、サウジアラビア反政府記者のジャマル・カショギ氏が殺害されたとの疑惑が浮上し、サウジアラビアをめぐる地政学的リスクへの警戒感が高まり、買い戻しが入った。トランプ米大統領はポンペオ米国務長官をサウジアラビアに派遣した。 ・金先物相場は反発。米中貿易摩擦に対する警戒感が続くなか、サウジアラビアをめぐる地政学的リスクの高まりで、安全資産とされる金が買われた。また、為替相場で、対ドルで売りが先行したユーロが切り返したことも金の買いを後押し、12月限は約2カ月半ぶりの高値水準となる1236.9ドルまで上昇した。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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