24日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに小反落。終値は111.24円と前日NY終値(111.29円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。ブラード米セントルイス連銀総裁はCNBCとのインタビューで「2019年は成長減速が予想されることから、FRBは今利上げを打ち切るべき」との見解を示したほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はジャクソンホール会議での講演で「米経済は力強く成長する」としながらも「インフレが2%を超えて過熱するリスクは見えない」などと発言。市場では「利上げ打ち止め時期が近付いている」との見方が広がり、米金利低下とドル売りにつながった。 その後、ナスダック指数やS&P500指数が史上最高値を付けるなど米国株相場が底堅く推移したことからドル円も下げ渋っていたが、トランプ米大統領が来週予定されていたポンペオ米国務長官の訪朝を急きょ中止すると、一時本日安値となる111.11円まで下押しする場面があった。 ユーロドルは反発。終値は1.1622ドルと前日NY終値(1.1540ドル)と比べて0.0082ドル程度のユーロ高水準だった。パウエルFRB議長が利上げを慎重に進める必要性を強調したことから全般ドル売りが先行し一時1.1640ドルと日通し高値を付けたものの、そのあとは週末を前に徐々に値動きが鈍った。 主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスも一時95.03まで低下したあと、95台前半でのもみ合いに終始している。 ユーロ円は4日続伸。終値は129.29円と前日NY終値(128.44円)と比べて85銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入り23時過ぎに一時129.42円と本日高値を付けたものの、そのあとは129円台前半での小動きに終始した。週末を前に大きな方向感が出なかった。 本日のレンジ ドル円:111.11円 - 111.49円 ユーロドル:1.1535ドル - 1.1640ドル ユーロ円:128.36円 - 129.42円
出典:FXi24
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