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7月27日(金)18時03分配信 モーニングスター
7月27日(金)18時03分配信 モーニングスター
この週(23-27日)、目に付いた一つは23日のマーケット。日経平均株価が前日比300円安となる中、業種別株価指数33業種中、「銀行」、「保険」、「その他金融」、「証券」、「非鉄・金属」、「パルプ・紙」、「鉱業」、「食料品」、「空運」の9業種が値を上げた。そしてこの9業種に共通しているのが、今年1月に年初来高値を付けていること。もちろん、値下がりした残り24業種の中にも1月高値は多いが、5月高値の「電気・ガス」、6月高値の「水産・農林」、「陸運」、「小売業」、「サービス」、7月高値の「医薬品」、「精密機器」、「情報通信」など、1月高値以外の業種は全て下落した。
株価の動きの強い銘柄、強い業種に付くという従来の傾向とは全く逆になった形だが、やはり日経平均が年初来高値2万4129円を付けた1月23日からちょうど6カ月。信用取引の絶対期日の到来による売り圧力の低下で需給関係の改善が進み、戻りを試す勢力が増してきた印象だ。
そして、その動きを強めたのが26日のマーケット。日本経済新聞が、個別株の価格形成への過度な影響を抑えるため、日銀がETF(上場投資信託)の購入に際し、TOPIX(東証株価指数)連動型を増やし、日経平均連動型を減らす方向で議論すると報じたことで、日経平均は27円(0.12%)安。しかし、TOPIXは12.3ポイント(0.70%)高となり、東証1部で1733銘柄(全体の82.4%)が上昇。業種別株価指数も「証券」、「情報通信」、「医薬品」以外の30業種が値上がりした。
こうした中、1・2月高値銘柄の非常に多くが足もとで大底を入れ、水準訂正が進みはじめている。これまでは株価の動きの鈍さゆえに敬遠されてきたが、これから決算発表が本格化する中でどこまで戻りを見せるか、とても興味深い。
提供:モーニングスター社
株価の動きの強い銘柄、強い業種に付くという従来の傾向とは全く逆になった形だが、やはり日経平均が年初来高値2万4129円を付けた1月23日からちょうど6カ月。信用取引の絶対期日の到来による売り圧力の低下で需給関係の改善が進み、戻りを試す勢力が増してきた印象だ。
そして、その動きを強めたのが26日のマーケット。日本経済新聞が、個別株の価格形成への過度な影響を抑えるため、日銀がETF(上場投資信託)の購入に際し、TOPIX(東証株価指数)連動型を増やし、日経平均連動型を減らす方向で議論すると報じたことで、日経平均は27円(0.12%)安。しかし、TOPIXは12.3ポイント(0.70%)高となり、東証1部で1733銘柄(全体の82.4%)が上昇。業種別株価指数も「証券」、「情報通信」、「医薬品」以外の30業種が値上がりした。
こうした中、1・2月高値銘柄の非常に多くが足もとで大底を入れ、水準訂正が進みはじめている。これまでは株価の動きの鈍さゆえに敬遠されてきたが、これから決算発表が本格化する中でどこまで戻りを見せるか、とても興味深い。
提供:モーニングスター社