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2018/02/28 17:37
2018/02/28 17:37
あす3月1日の東京株式市場は、神経質な展開か。国内では17年10-12月期法人企業統計(午前8時50分発表)が予定されるが、米国では現地28日の同年10-12月期GDP(国内総生産)改定値に続き、1日には1月個人消費支出、2月ISM(米サプライマネジメント協会)製造業景況指数などが明らかにされる。特に米景気の拡大が確認される内容となれば、米長期金利の上昇につながりやすいだけに警戒感が続く可能性がある。
ただし、月初高のアノマリー(理論的に説明のつかない動き)への期待もある。日経平均株価が月の第1営業日に上昇したのは16年7月-18年2月の20カ月連続。積み立て投資の買い付けは月初に設定されるケースが多いとされ、その影響が反映されているとみられる。あくまでも経験則であり、参考としての位置づけながら、需給面での下支え要因として意識されることにもなろう。
2月28日の日経平均株価は4営業日ぶりに大幅反落し、2万2068円(前日比321円安)と安値引け。朝方は、27日の米長期金利の上昇に米国株安を受け、売りが先行した。外部要因の悪化が重しとなり、株価指数先物主導で一段安の展開となった。日銀による超長期の国債買い入れオペ(公開市場操作)の減額通知をきっかけに円が対ドルで下げ渋り、中国経済指標の低下で上海総合指数が下落したほか、時間外取引での米株価指数先物安も投資家心理の後退につながった。チャート上では、「25日移動平均線で頭打ちだ。きのうはほぼ十字足、きょうは上ヒゲ陰線となり、短期的に上はしんどい」(準大手証券)との声が聞かれた。
提供:モーニングスター社
ただし、月初高のアノマリー(理論的に説明のつかない動き)への期待もある。日経平均株価が月の第1営業日に上昇したのは16年7月-18年2月の20カ月連続。積み立て投資の買い付けは月初に設定されるケースが多いとされ、その影響が反映されているとみられる。あくまでも経験則であり、参考としての位置づけながら、需給面での下支え要因として意識されることにもなろう。
2月28日の日経平均株価は4営業日ぶりに大幅反落し、2万2068円(前日比321円安)と安値引け。朝方は、27日の米長期金利の上昇に米国株安を受け、売りが先行した。外部要因の悪化が重しとなり、株価指数先物主導で一段安の展開となった。日銀による超長期の国債買い入れオペ(公開市場操作)の減額通知をきっかけに円が対ドルで下げ渋り、中国経済指標の低下で上海総合指数が下落したほか、時間外取引での米株価指数先物安も投資家心理の後退につながった。チャート上では、「25日移動平均線で頭打ちだ。きのうはほぼ十字足、きょうは上ヒゲ陰線となり、短期的に上はしんどい」(準大手証券)との声が聞かれた。
提供:モーニングスター社