10時12分配信 フィスコ
材料銘柄 メニコン<7780> 3110円(12/28) 最新型のコンタクトレンズを海外市場に投入、海外販売に向け工場の生産能力を増強すると報じられている。今回投入する「1DAYメニコン プレミオ」は柔らかさと高い酸素透過率両立させた素材を使っているほか、収納ケースを工夫することで衛生的に装着できるという。また、あわせて各務原工場の生産能力を1.7倍に増強する計画も立てており、業績拡大期待から関心が向かいそうだ。 新興市場銘柄 マネーフォワード<3994> 3070円(12/28) 仮想通貨やブロックチェーンを活用した決済・送金サービスの開発新事業部を立ち上げ、2018年中にも関連サービスの提供を始めることが伝わっている。金融システムに従事できる人材を増やし、今後は会計ソフトや家計簿アプリに続く事業に育てる方針であるという。同社は9月に上場した頃から、新サービスの構築に対する市場の期待値も高まっており、今回の報道は関心を集める可能性が高いとみられる。 テクニカル銘柄 サイバーダイン<7779> 1971円(12/28) 12月20日高値2150円をピークに調整をみせているが、2000円処での底堅さが意識されており、次第に煮詰まり感が台頭している。週間形状でも急伸後の調整で2000円固めに。今後の成長期待も大きく、13週線の攻防からのもち合い上放れが意識されてくる可能性が期待される。 テーマ銘柄 ルネサス<6723> 1302円(12/28) 調整トレンドが継続しているが、足元では1250円処でのボトムを形成し、5日線に沿ったリバウンドをみせてきている。上値抵抗の25日線に挟まれる格好から煮詰まり感が台頭してきており、トレンドが出やすいタイミングに。米アップルの落ち着きのほか、半導体関連に対する押し目買い意欲は強いだろう。 本日の投資戦略 引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。28日の米国市場では、前日に下げの一因だった原油相場が上昇したほか、長期金利も上昇したことから、エネルギーや金融関連銘柄への買いが相場の下支えとなった。昨日は薄商いの中、後場半ば辺りから先物主導で下げ幅を拡大する格好となったが、米国市場の落ち着きもあって買い戻しが先行しそうだ。ただし、参加者が限られる中ではリバウンドが強まる展開は期待しづらく、日経平均は25日と5日線とのレンジ内での推移になりそうだ。物色については中小型株での短期値幅取り。2018年のテーマとしてAIやIoT、仮想通貨、次世代電池、働き方改革、省力化といった関連銘柄への物色になりそうである。また、インデックスに絡んだ売買の影響を受けやすい面もあり、指数インパクトの大きいファナック、ソフトバンクG、TDKなどでの短期的な値幅取り狙いも一考だろう。
