18時17分配信 モーニングスター
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
米国株は前営業日、米税制改革の進ちょくに期待が集まり買い優勢で推移。ダウ工業株30種平均は103.97ドル(0.4%)高の2万3940.68ドルで終了し、連日の過去最高値更新となった。
きょうはウィーンで行われるOPEC(石油輸出国機構)総会を受けた原油価格の動向に注目したい。OPEC関係者からは1月から実施している日量180万バレル程度の減産継続に前向きな発言が出ており、OPECとロシアなどの非OPEC諸国は18年3月に期限を迎える協調減産を延長してくる可能性が高い。報道によると、OPECと非加盟国の代表者は事前の会合で18年末までの減産延長を検討しているという。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近物は10月以降上昇が続き、24日に1バレル=59.05ドルと15年6月30日以来2年5カ月ぶりの高値を付けた。この上昇はサウジアラビアの政情不安もあるが、総会における減産継続を織り込みにかかっていた面が大きいと思われる。そのため事前に報道されている内容での減産決定は織り込みといえ、特にポジティブに働くわけではない点は注意したい。
また、ロシアなどは18年半ばにいったん減産継続を検討するべきと主張しているようで、こうした内容が盛り込まれれば投機筋が手じまいに出ることは十分あり得る。その場合、石油セクターには強い売り圧力が掛かるとみて良く、全体相場の押し下げ要因となりそう。当然、減産延長を決定しない場合はネガティブサプサイズでWTIは急落が予想されるため、要警戒となる。
米経済指標は10月個人所得・支出、10月PCEコア・デフレーター、新規失業保険申請件数、11月シカゴ購買部協会景気指数。また、メスター米クリーブランド地区連銀総裁、クオールズFRB(米連邦準備制度理事会)副議長、カプラン米ダラス地区連銀総裁が発言する。
(日付は現地時間)
◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
出典:モーニングスター社きょうはウィーンで行われるOPEC(石油輸出国機構)総会を受けた原油価格の動向に注目したい。OPEC関係者からは1月から実施している日量180万バレル程度の減産継続に前向きな発言が出ており、OPECとロシアなどの非OPEC諸国は18年3月に期限を迎える協調減産を延長してくる可能性が高い。報道によると、OPECと非加盟国の代表者は事前の会合で18年末までの減産延長を検討しているという。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近物は10月以降上昇が続き、24日に1バレル=59.05ドルと15年6月30日以来2年5カ月ぶりの高値を付けた。この上昇はサウジアラビアの政情不安もあるが、総会における減産継続を織り込みにかかっていた面が大きいと思われる。そのため事前に報道されている内容での減産決定は織り込みといえ、特にポジティブに働くわけではない点は注意したい。
また、ロシアなどは18年半ばにいったん減産継続を検討するべきと主張しているようで、こうした内容が盛り込まれれば投機筋が手じまいに出ることは十分あり得る。その場合、石油セクターには強い売り圧力が掛かるとみて良く、全体相場の押し下げ要因となりそう。当然、減産延長を決定しない場合はネガティブサプサイズでWTIは急落が予想されるため、要警戒となる。
米経済指標は10月個人所得・支出、10月PCEコア・デフレーター、新規失業保険申請件数、11月シカゴ購買部協会景気指数。また、メスター米クリーブランド地区連銀総裁、クオールズFRB(米連邦準備制度理事会)副議長、カプラン米ダラス地区連銀総裁が発言する。
(日付は現地時間)
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