材料銘柄
住友ベークライト<4203> 786円(6/23)
紙をすく抄造技術で、樹脂と繊維を混ぜた高機能材料を作ることに成功したと一部メディアが報じている。アルミの半分の軽さで同等の強度を持つようだ。金属の代替品として、自動車部品の市場を狙うもよう。実用化には時間を要するものの、期待感が先行する展開も想定される。
新興市場銘柄
エスケーエレクトロニクス<6677> 1413円(6/23)
液晶の高精細化に対応するため、今年度70億円を投じて滋賀県と台湾の2工場の製造設備を更新すると一部メディアが報じている。この報道によれば、新たな設備で製造したフォトマスクを使うと、現在より解像度が最大4倍高い液晶パネルが生産できるという。VR(仮想現実)機器の普及を睨んだものとみられており、今後の展開が注目されそうだ。
テクニカル銘柄
コメ兵<2780> 1380円(6/23)
25日線を支持線としたリバウンド基調が継続するなか、足元では1400円処を中心レンジとしたもち合いが続いている。ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジでの推移であり、+1σまでの下げにより、過熱感は和らいでいる。週間形状では26週線レベルでの攻防が続いていたが、これを上放れてきており、1月高値が射程に入ってきている。週足の一目均衡表では雲の中での推移だが、雲下限が支持線として機能している。雲が縮小してくるなか、雲上限突破が意識されてくる。
テーマ銘柄
JACR<2124> 1732円(6/23)
人材関連として注目。株価は直近戻り高値を捉えたが、上ヒゲを残す格好で利食いに押されている。ただし、下値は5日、75日線が支持線として意識されており、押し目拾いのスタンスになりそうだ。一目均衡表では雲上限を割り込んだが、雲下限が支持線として意識される。遅行スパンは上方シグナルが継続しており、リバウンド狙いに。
本日の投資戦略
26日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。国内では株主総会シーズンとなるなか、機関投資家は動きづらい状況である。7月2日には都議会議員選挙の投開票となる。先週、安倍内閣の支持率が49%に急落し、自民党の支持率も40%に下がった。自民党の苦戦は織り込みつつあるだろうが、予想以上に苦戦した場合、安倍首相の政策基盤が揺らぐ可能性も考えられ、世論調査などメディア報道に振らされやすくなりそうだ。 物色対象についてはゲーム株への循環物色が依然として活発であるが、ここにきてバイオ株への物色も目立つ。相対的に出遅れ感があるため、過熱警戒感が高まっている銘柄等から出遅れ、低位、割安といった銘柄への資金シフトも意識されやすいと考えられる。また、日経平均は足元でこう着感の強い相場展開から、目先調整色が強まる展開が意識されやすいが、中期トレンドは依然として強い形状であることは意識しておきたい。 個別では強気格付けや格上げが観測されているところでは、JSP<7942>、鈴茂器工<6405>タケエイ<2151>、シャープ<6753>、フタバ<7241>、武蔵精密<7220>、コメ兵<2780>、マクドナルド<2702>、JACR(2124>が注目される。
出典:フィスコ
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