8時58分配信 フィスコ
材料銘柄 サカイオーベックス<3408> 1720円(6/22) 上限10万株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 1.6%)の自社株買いについて発表している。株価は足元で25日線が上値抵抗線として意識されており、明確な突破に期待がかかる。同社は染色加工事業が中核。スポーツ用途向け繊維販売事業、電子機器事業も展開している。 新興市場銘柄 アライドアーキテクツ<6081> 4145円(6/22) 一部メディアが新興5市場に上場する中堅企業を対象にした成長力ランキングを公表しており、同社も上位にランクインしている。他のランキング上位銘柄は時価総額などの観点から既にマザーズやジャスダックにおける主力・準主力級銘柄となっており、同社は相対的に伸び代が大きいとの見方も広がりそうだ。 テクニカル銘柄 EG<6050> 2052円(6/22) 5月末の2215円をピークに調整が続いていたが、1900円割れでボトムを形成し、リバウンド基調が強まってきている。25日線を突破し下値を切り上げてきているほか、5日線との短期ゴールデンクロスが意識されてきている。一目均衡表では転換線、基準線を突破してきている。まずは5月高値突破が意識されてこよう。 テーマ銘柄 ワールドHD<2429> 2490円(6/22) 高ROE、低PERの銘柄として注目。株価は5月25日高値2717円をピークに調整が続いていたが、13週線が支持線として機能する格好から、リバウンドを見せてきている。25日線水準では強弱感が対立しているが、これを上放れてくるようだど、リバウンド基調が強まりやすいだろう。 本日の投資戦略 週末要因もあって、こう着感の強い相場展開が続きそうである。日経平均は20100円処でのこう着が続いているが、上値の重さというよりは下値の堅さが意識されており、センチメントは悪くないだろう。ただし、主力処はインデックスに絡んだ商いが中心であり、リバランスから方向感は出難い。週末要因から、どちらかというと利食いに伴うポジション調整の売りが出やすく、まずは日経平均の2万円キープを見極めたいところである。中小型株物色については、資金回転が速い分乱高下にはなりやすいが、シコリも残らないためその後の反転も速いだろう。テーマ性があり、流動性の大きい銘柄には、引き続き個人の資金が集中しやすい。その他、強気格付けが観測されているところでは、東洋紡<3101>、アイフル<8515>、アコム<8572>、EG<6050>に注目。