2017/1/16 8:00 FISCO 【日経新聞1面】社債市場の流動性が増す可能性も
社債市場の流動性が増す可能性も企業年金「脱国債」で受託再開 日生、社債で運用（1/14、日経新聞1面）日本生命はマイナス金利による運用難で原則として止めていた団体年金保険の新規引き受けを4月に再開すると伝わっている。最低利回りを保証した利率変動型商品を新たに開発、これまでの国債中心の運用を転換し、社債や融資で利回りを確保して企業年金の資産を運用するとのこと。導入されて1年ほどとなる「マイナス金利制度」が長期化することへの対応と見られる。 日本生命が取り扱いを始めるのは、契約時に一定の利回りを約束する一般勘定で運用する確定給付型の年金商品。基金側に約束する予定利率の下限を0.25％に設定し、金利水準に応じて3カ月ごとに利率を見直す。初年度に数百億円の受託を見込む。他の生保も追随する公算が大きい。 運用に社債が新たに入ることで、今後、社債市場の流動性が増す可能性がある。新発の社債の発行が増加するほか、既発の社債の商いが頻繁に行われるかもしれない。また、取り扱う証券会社の手数料収入が増えるほか、社債で資金調達を積極的に実施するソフトバンクグ<9984>は資金獲得のハードルがより下がる可能性もあろう。
関連銘柄 3件
・第一生命ホールディングス(8750)東証１部
生保大手
生保大手。日銀のマイナス金利導入で運用環境厳しいが、米子会社プロアクティブによる定期保険ブロック買収などが寄与。17.3期は最終増益の見込み。連続増配。インド生保に追加出資。今年10月に持株会社制に移行。 記：2016/08/16
生保大手
生保大手。日銀のマイナス金利導入で運用環境厳しいが、米子会社プロアクティブによる定期保険ブロック買収などが寄与。17.3期は最終増益の見込み。連続増配。インド生保に追加出資。今年10月に持株会社制に移行。 記：2016/08/16
・野村ホールディングス(8604)東証１部
証券大手
総合証券で国内最大手。傘下に証券のほか、資産運用会社や信託銀行などを持つ。株式市場の低迷で国内はリテール営業、法人営業ともに厳しい。欧米はリストラで収益改善を図るが、英EU離脱問題の余波を受ける可能性も。 記：2016/08/16
証券大手
総合証券で国内最大手。傘下に証券のほか、資産運用会社や信託銀行などを持つ。株式市場の低迷で国内はリテール営業、法人営業ともに厳しい。欧米はリストラで収益改善を図るが、英EU離脱問題の余波を受ける可能性も。 記：2016/08/16
・ソフトバンクグループ(9984)東証１部
社債での資金調達
通信大手の一角。中国アリババ含め投資先企業の含み益膨大。感情持つ世界初のロボット「ペッパー」販売も。スプリントの再建進む。IoTで先行の英ARMを大型買収へ。国内通信事業けん引で17.3期1Qは増収増益。 記：2016/08/12
社債での資金調達
通信大手の一角。中国アリババ含め投資先企業の含み益膨大。感情持つ世界初のロボット「ペッパー」販売も。スプリントの再建進む。IoTで先行の英ARMを大型買収へ。国内通信事業けん引で17.3期1Qは増収増益。 記：2016/08/12
