2016/7/14 12:28 FISCO
*12:28JST 後場に注目すべき3つのポイント~ポケモノミクス相場強まる、LINE株へも波及するか 14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・ポケモノミクス相場強まる、LINE株へも波及するか ・ドル・円は104円11銭付近、日本株高や豪ドル上昇を意識したドル買いで底堅い ・そーせい、SMBC日興がカバレッジ開始 ■ポケモノミクス相場強まる、LINE株へも波及するか 日経平均は続伸。123.87円高の16355.30円(出来高概算10億1000万株)で前場の取引を終えている。13日の米国市場はNYダウ、S&P500指数が連日で最高値を更新したが、原油相場の下落が嫌気され、上値の重い相場展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の16345円であり、日経平均はこれにさや寄せする格好から始まった、連日の上昇に対する目先的な達成感から利食いも出やすく、小幅に続伸して始まると、その後下げに転じる場面もみられた。 しかし、押し目買い意欲は強く、その後はじりじりと上げ幅を拡大させている。インデックスに絡んだ商いが中心のため、ソフトバンクグ<9984>、セコム<9735>、電通<4324>、テルモ<4543>、エーザイ<4523>などが指数をけん引。ファーストリテ<9983>は決算を控え売りが先行し、重しとなっている。セクターでは任天堂<7974>の強い値動きが続いており、その他製品が7%超の上昇。その他、建設、非鉄、石油石炭、ゴム製品、サービス、繊維がしっかり。半面、証券、銀行、輸送用機器が小安い。 任天堂<7974>が上げを加速してきている。「ポケモンGO」の爆発的ヒットが材料視されているが、超値がさ株でTOPIXへのインパクトが大きいこともあり、ファンド等はパフォーマンスの観点から組み込まざるを得ない状況にも映る。現在は米国、オーストラリア、ニュージーランドでリリースしているが、今後、日本を含む各国での展開等を考慮すると、先高期待は大きい。 また、ARゲームの拡大が見込まれるほか、ポケモン製品への波及も期待されるため、関連銘柄への物色も短命では終わらないだろう。一方で、任天堂の急伸により、他のゲーム株の一角にはリバランス的な売りも観測される。資金シフトも強まると考えられ、ゲームセクターの動向には注意が必要である。また、LINEの上場についても、少なからず海外勢からみた日本のコンテンツ産業として、「ポケモンGO」の影響は波及するだろう。「ポケモノミクス」相場は続きそうだ。 ■ドル・円は104円11銭付近、日本株高や豪ドル上昇を意識したドル買いで底堅い 14日午前の東京外為市場では、ドル・円は底堅い値動きとなった。日経平均株価の堅調地合い継続や豪ドルの上昇を受けた値動き。ドル・円は、104円40銭付近で寄り付いた後、日本株の上げ幅縮小で103円98銭まで下落したが、日経平均が堅調地合い維持しており、104円67銭までドル買い・円売りに振れた。一方、10時半に発表された6月の豪正雇用者数は大幅増加となったことで豪ドル・円は79円20銭付近から79円88銭まで上昇し、ドル・円の相場を104円60銭台まで押し上げた。 日経平均株価の大幅続伸への期待は残されており、ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持しているため、午後の取引でリスク選好のドル買いは続く可能性はあろう。ただ、英中銀による今晩の金融政策発表を控え、様子見ムードが広がりやすい。 ここまでは、ドル・円は103円98銭から104円67銭、ユーロ・ドルは1.1088ドルから1.1116ドル、ユーロ・円は115円38銭から116円34銭で推移。 12時15分時点のドル・円は104円11銭、ユーロ・円は115円19銭、ポンド・円は138円32銭、豪ドル・円は79円09銭で推移している。 ■後場のチェック銘柄 ・そーせい<4565>、SMBC日興がカバレッジ開始 ・オムロン<6645>、三菱自動車<7211>など3社の目標株価変更 ・ハーカー連銀総裁 「今年は最大で2回の利上げが適切な可能性」 「FRBはインフレに関して後手に回るリスクがある」 ・ジョンソン英外相 「英国にとって米国は列の先頭」 ・モブキャスト<3664>、大和コン<3816>、モバファク<3912>などが前場ストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・特になし <海外> ・特になし
関連銘柄 13件
3664 マザーズ モブキャスト
+110 (12.22%)
時価総額 14,733百万円
ソーシャルメディア「モブキャスト」を運営。スポーツに特化したスマホゲームの企画、開発、運営を展開。新ゲームを複数投入し会員増加を図る。海外展開を強化。韓国からは撤退。マイネットとの業務提携に期待が集まる。 記:2016/06/20
1,010
7/14 12:34+110 (12.22%)
時価総額 14,733百万円
ソーシャルメディア「モブキャスト」を運営。スポーツに特化したスマホゲームの企画、開発、運営を展開。新ゲームを複数投入し会員増加を図る。海外展開を強化。韓国からは撤退。マイネットとの業務提携に期待が集まる。 記:2016/06/20
3816 JQスタンダード 大和コンピューター
+167 (11.74%)
時価総額 3,209百万円
ソフトウェア開発関連、サービスインテグレーション関連事業を展開。スクール管理システムを高機能、低価格で実現する生徒管理・予約システムなどを提供。総務省「ICT街づくり推進事業」への取組みも。増収増益へ。 記:2016/06/05
1,590
7/14 12:33+167 (11.74%)
時価総額 3,209百万円
ソフトウェア開発関連、サービスインテグレーション関連事業を展開。スクール管理システムを高機能、低価格で実現する生徒管理・予約システムなどを提供。総務省「ICT街づくり推進事業」への取組みも。増収増益へ。 記:2016/06/05
3912 マザーズ モバイルファクトリー
+700 (19.2%)
時価総額 10,498百万円
位置情報連動型ゲーム「駅奪取PLUS」や恋愛ノベル型ソーシャルアプリ等をスマホ向けに提供。通信キャリア向け着メロや占い等のコンテンツも。16.12期1Qは最高益を更新。位置情報連動型ゲームが好調に推移。 記:2016/06/07
4,345
7/14 9:19+700 (19.2%)
時価総額 10,498百万円
位置情報連動型ゲーム「駅奪取PLUS」や恋愛ノベル型ソーシャルアプリ等をスマホ向けに提供。通信キャリア向け着メロや占い等のコンテンツも。16.12期1Qは最高益を更新。位置情報連動型ゲームが好調に推移。 記:2016/06/07
4324 東証1部 電通
+170 (3.46%)
時価総額 1,465,123百万円
広告代理店国内最大手、世界的にも有数。M&Aを活用して海外事業とデジタル領域を積極的に拡大、国内市場は2020年東京五輪開催も追い風に。16.12期1Q調整後営業利益は前年同期比実質増益、国内事業けん引。 記:2016/06/23
5,080
7/14 12:33+170 (3.46%)
時価総額 1,465,123百万円
広告代理店国内最大手、世界的にも有数。M&Aを活用して海外事業とデジタル領域を積極的に拡大、国内市場は2020年東京五輪開催も追い風に。16.12期1Q調整後営業利益は前年同期比実質増益、国内事業けん引。 記:2016/06/23
4523 東証1部 エーザイ
+159 (2.69%)
時価総額 1,800,458百万円
医薬品大手。抗がん剤「ハラヴェン」など新製品の拡大続く。M&Aにより中国で後発薬参入。消化器事業は今年4月に味の素製薬と統合。今後は癌、認知症、神経変性疾患に注力。21.3期に売上8000億円以上目指す。 記:2016/06/07
6,071
7/14 12:34+159 (2.69%)
時価総額 1,800,458百万円
医薬品大手。抗がん剤「ハラヴェン」など新製品の拡大続く。M&Aにより中国で後発薬参入。消化器事業は今年4月に味の素製薬と統合。今後は癌、認知症、神経変性疾患に注力。21.3期に売上8000億円以上目指す。 記:2016/06/07
4543 東証1部 テルモ
+85 (1.79%)
時価総額 1,832,347百万円
医療機器大手。主力はカテーテルシステムなど心臓・血管領域の高度医療機器。海外向けが65%を占める。16.3期3Qは心臓血管における高収益品の拡大で大幅増益。通期利益予想を上方修正。自社株買い発表。 記:2016/03/09
4,825
7/14 12:34+85 (1.79%)
時価総額 1,832,347百万円
医療機器大手。主力はカテーテルシステムなど心臓・血管領域の高度医療機器。海外向けが65%を占める。16.3期3Qは心臓血管における高収益品の拡大で大幅増益。通期利益予想を上方修正。自社株買い発表。 記:2016/03/09
4565 マザーズ そーせいグループ
+630 (3.74%)
時価総額 285,139百万円
創薬型バイオベンチャー。子会社へプタレスがTevaと研究開発契約締結、ファイザーと戦略的提携。16.3期3Qはマイルストーンの発生とロイヤリティ増加、ヘプタレスのパイプライン導出による一時金で利益急増。 記:2016/03/09
17,460
7/14 12:34+630 (3.74%)
時価総額 285,139百万円
創薬型バイオベンチャー。子会社へプタレスがTevaと研究開発契約締結、ファイザーと戦略的提携。16.3期3Qはマイルストーンの発生とロイヤリティ増加、ヘプタレスのパイプライン導出による一時金で利益急増。 記:2016/03/09
6645 東証1部 オムロン
+35 (1%)
時価総額 770,676百万円
制御機器が主力。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計などの健康医療機器も展開。配当性向目標前倒しなど。米モーション制御機器メーカーを買収。米国・中国低調、太陽光パワコン低迷で16.3期3Qは2ケタ減益。 記:2016/03/09
3,545
7/14 12:33+35 (1%)
時価総額 770,676百万円
制御機器が主力。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計などの健康医療機器も展開。配当性向目標前倒しなど。米モーション制御機器メーカーを買収。米国・中国低調、太陽光パワコン低迷で16.3期3Qは2ケタ減益。 記:2016/03/09
7211 東証1部 三菱自動車工業
-1 (-0.2%)
時価総額 482,978百万円
ピックアップトラック、SUV、クロスオーバー系車種に強み。地域別販売台数はアジア・その他地域の割合大。16.3期3Qの販売台数はロシア、中国が減少し全体は微減。コスト減で営業増益も、為替差損で経常減益。 記:2016/03/09
491
7/14 12:34-1 (-0.2%)
時価総額 482,978百万円
ピックアップトラック、SUV、クロスオーバー系車種に強み。地域別販売台数はアジア・その他地域の割合大。16.3期3Qの販売台数はロシア、中国が減少し全体は微減。コスト減で営業増益も、為替差損で経常減益。 記:2016/03/09
7974 東証1部 任天堂
+3,475 (15.92%)
時価総額 3,584,934百万円
ゲーム機器やゲームソフトを展開。マリオなど人気コンテンツ多数。NTTドコモと共同で3DSとスマホの連携強化。amiiboの販売が引き続き好調。スマートデバイス向けアプリ第一弾Miitomoの配信開始迫る。 記:2016/03/09
25,305
7/14 12:34+3,475 (15.92%)
時価総額 3,584,934百万円
ゲーム機器やゲームソフトを展開。マリオなど人気コンテンツ多数。NTTドコモと共同で3DSとスマホの連携強化。amiiboの販売が引き続き好調。スマートデバイス向けアプリ第一弾Miitomoの配信開始迫る。 記:2016/03/09
9735 東証1部 セコム
+170 (2.18%)
時価総額 1,857,680百万円
警備サービス国内最大手。防災、医療・介護、保険、データ保管なども手掛ける。警備ニーズは堅調。警備以外の事業も着実に伸びる。昨年12月買収の現金護送サービス会社も寄与。17.3期も増収増益を計画。連続増配。 記:2016/06/07
7,963
7/14 12:34+170 (2.18%)
時価総額 1,857,680百万円
警備サービス国内最大手。防災、医療・介護、保険、データ保管なども手掛ける。警備ニーズは堅調。警備以外の事業も着実に伸びる。昨年12月買収の現金護送サービス会社も寄与。17.3期も増収増益を計画。連続増配。 記:2016/06/07
9983 東証1部 ファーストリテイリング
-280 (-0.99%)
時価総額 2,955,752百万円
ユニクロを世界展開。世界中で「高品質、リーズナブルな価格、ファッション性があるベーシックウエア」として支持受ける。16.8期2Qは小幅増収も2桁減益。通期利益予想を下方修正。暖冬や値引き販売の強化が響く。 記:2016/06/07
27,865
7/14 12:34-280 (-0.99%)
時価総額 2,955,752百万円
ユニクロを世界展開。世界中で「高品質、リーズナブルな価格、ファッション性があるベーシックウエア」として支持受ける。16.8期2Qは小幅増収も2桁減益。通期利益予想を下方修正。暖冬や値引き販売の強化が響く。 記:2016/06/07
9984 東証1部 ソフトバンクグループ
+119 (2.03%)
時価総額 7,190,753百万円
通信大手の一角。中国のアリババも含め、投資先企業の含み益膨大。感情持つ世界初のロボット「ペッパー」販売も。大規模な自社株買いの実施発表。スプリントの建て直し策加速化。10-12月期国内通信事業は増収増益。 記:2016/03/09
5,989
7/14 12:34+119 (2.03%)
時価総額 7,190,753百万円
通信大手の一角。中国のアリババも含め、投資先企業の含み益膨大。感情持つ世界初のロボット「ペッパー」販売も。大規模な自社株買いの実施発表。スプリントの建て直し策加速化。10-12月期国内通信事業は増収増益。 記:2016/03/09