[フィスコ特選銘柄]
【材料銘柄】
・ゴールドウィン(8111)4890円(5/30)
一部報道ではベンチャー企業の特集記事が掲載されている。人口のクモ糸繊維の量産化に取り組むスパイバーも取り上げられているが、今秋には同社と耐久性・伸縮性に優れる衣料品を商品化する計画などとされている。あらためて同社に対する期待材料と捉えられよう。
【新興市場銘柄】
・メドレックス(4586)1011円(5/30)
帯状疱疹後の神経疼痛治療薬「MRX-5LBT」の米国における第I相臨床試験結果を公表している。MRX-5LBTは独自技術ILTSを使用した新規のリドカインテープ剤だが、今回の臨床試験において、米国でピーク時に年商1200億円を売り上げたリドカインパップ剤「Lidoderm」と比べ、皮下組織により早くより多くのリドカインを浸透させることを示唆する結果が得られたという。
【テクニカル銘柄】
・ファナック(6954)16735円(5/30)
緩やかなリバウンドが続いており、5日線が支持線として意識されるなか、上値抵抗の25日線を捉えてきている。一目均衡表では雲下限を意識したトレンドを見せてきている。遅行スパンは下方シグナルが継続しているが、来週には4月末の急落局面を通過してくるため、上方転換シグナルを発生してくる可能性がある。
[本日の投資戦略]
昨日は薄商いの中で上昇、海外市場休場を控えてダウンサイドリスクが乏しいとの安心感が強まったとも考えられる。本日は反動も見込まれるものの、MSCIリバランスが引けで予定されており、日本株には買い需要の発生が見込まれている。需給期待が下支えとなる可能性もありそうだ。個別では、ツルハ、サンドラッグ、リクルート、スタートトゥ、ポーラHDなどに買いインパクトのもよう。全般的に手掛かり材料不足の印象が強い。レーティングでは、群馬銀行、ほくほくFGなど地銀の一角、日ガイシ、小野薬品などに格上げが観測されているようだ。