*05/11 12:16JST ソフトバンクグやトヨタの動向に注目
日経平均は続伸。47.80円高の16612.99円(出来高概算11億株)で前場の取引を終えている。10日の米国市場は原油相場の上昇が好感され、NYダウは220ドルを超す上昇。円相場は1ドル109円台と円安に振れて推移するなか、シカゴ先物にさや寄せする格好から、16700円を回復して始まった。その後、16814.64円まで上げ幅を拡大させる場面もみられたが、円相場が円高に振れると、先物主導で急速に上げ幅を縮める展開となった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型株指数がプラスをキープしたものの、中型、小型株指数は下げに転じている。セクターでは機械、情報通信、鉱業、電気機器、海運、電力ガス、ガラス土石が上昇。半面、昨日上昇が目立っていたその他金融が下落。医薬品、石油石炭、空運、小売、陸運、水産農林、精密機器が冴えない。 円相場が1ドル108円75銭辺りと円安が一服をみせ、225先物は一時16540円と下げに転じる場面をみせている。オプション権利行使価格の16625円と16750円とのレンジから、16500円と16625円とのレンジに移行しつつあり、朝方の強い上昇の反動もあって、先物主導で仕掛け的な売りが警戒されそうだ。 一方で、ソフトバンクグ<9984>がプラス圏で推移しており、下支えとして意識される。決算を控えているトヨタ<7203>も辛うじてプラス圏をキープしている。底堅さが意識されてくるようだと、仕切り直しの流れに向かいやすい。また、中小型株に利益確定の流れもみられてきているが、ミクシィ<2121>の強い値動きが続くようだと、こちらも押し目拾いの動きに向かわせよう。
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