【ロンドン時事】10日のロンドン外国為替市場の円相場は、世界的にリスク回避姿勢が後退する中で軟調に推移し、2週間弱ぶりに1ドル=109円台前半まで値を下げた。午後4時現在は109円05~15銭と、前日午後4時(108円30~40銭)比75銭の円安・ドル高。 円は東京市場で日本の株高を眺めて軟化し、108円80銭付近でロンドン市場に入った。その後、欧州株の堅調な動きを横目にじりじりと値を下げ、昼前には日銀の追加金融緩和見送りで円が急騰した4月28日以来、2週間弱ぶりに109円台まで下落した。ただ、午後は買い戻しも入って下げ止まり、夕刻まで109円10銭前後でもみ合いを続けた。この日の安値は109円28銭だった。 日銀が緩和を見送った4月末以降、投資家の間では多額の円のロングポジションを抱え込んだ向きが多かったが、円の上昇基調が一服したことで持ち高調整や損失確定の売りを出しているようだ。カナダの森林火災などの影響で原油の供給不安が浮上し、商品相場がおおむね持ち直していることもリスク選好の円売りを誘った。 ユーロは対ドルで軟調だったが、夕刻のロンドンフィキシングにかけて買いが優勢になった。対ドル相場は午後4時現在1ユーロ=1.1390~1400ドル(前日午後4時は1.1390~1400ドル)と横ばい圏に回復。対円では同124円20~30銭(123円40~50銭)と堅調だった。 他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.4455~4465ドル(1.4395~4405ドル)。スイス・フランは1ドル=0.9730~9740フラン(0.9700~9710フラン)。
出典:時事通信
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