*05/04 19:30JST 不安定な展開か、経済指標上振れなら思惑的な買いも
『米株式市場』 3日のNY市場は下落。中国の4月製造業購買担当者景況指数が軟調な結果となったほか、原油相場の下落が嫌気された。ダウ平均は140.25ドル安の17750.91、ナスダックは54.37ポイント安の4763.22。 グローベックスの米株先物はNYダウでは30ドル安程度で推移している。欧州市場は全般売りが先行しており、本日も不安定な相場展開になりそうである。NYダウは25日線を挟んでの攻防が続いており、同線が抵抗として意識されつつある。 また、本日は雇用統計の前哨戦となるADP全米雇用報告(4月)のほか、MBA住宅ローン申請指数(先週)、貿易収支(3月)、労働生産性速報値(1-3月)、ISM非製造業景況指数(4月)、製造業受注(3月)、耐久財受注(3月)など多くの指標が予定されている。ADP雇用報告の市場予想は19万8000人増が見込まれている。ISM非製造業景況指数は活動の拡大を示す50を引き続き上回ると見られている。コンセンサスは54.7と、3月の54.5から前月比から上昇する。3月は5ヵ月ぶりに前月比で上昇しており、2ヶ月連続となれば、ポジティブ視されよう。ただし、足元では予想を下回る指標の発表が相次いでいることもあり、予想を下回るとの警戒は強いだろう。
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