☆彡「日本電産(6594)がルネサス買収へ大勝負」 | 12/8Emergency発令「8/1510時看板犬ぽんたが13歳で心不全で他界。生き霊を飛ばしていた経験を天国でフル活用天国と地上と行き来自由!」

12/8Emergency発令「8/1510時看板犬ぽんたが13歳で心不全で他界。生き霊を飛ばしていた経験を天国でフル活用天国と地上と行き来自由!」

2月23日0時をもって、Emergency再発令。引き続きCOVID-19「非常事態宣言」。6月30日をもって、Emergency警戒に移行!

・「日本電産(6594)がルネサス買収へ大勝負」説の真否-買収王・永守社長の見立てはいかに?(上・下)
 「全然そんな話は知りませんね。報道されるのは勝手だが、何も決まったことはない」――。1月21日に開かれた日本電産の今2016年3月期の第3四半期累計(15年4~12月期)決算会見。それまでよどみなく質問をさばいていた永守重信・社長兼会長だったが、ある質問に限っては、回答の言葉をやや濁したように思えた。

 永守社長が回答の言葉を濁したかに思えたのは、決算そのものについてではない。車載用を得意とする大手半導体メーカーであるルネサスエレクトロニクスの株式取得についてだ。ルネサスエレクトロニクスの株式は官民ファンドである産業革新機構が約69%保有しているが、昨15年9月をもって保有株式のロックアップ(売買禁止期間)が解除となり、産業革新機構は保有株の売却を検討しているのだ。
 
 日本電産が1月21日に発表した第3四半期累計の業績は好調そのものだった。売上高は前年同期比18%増の8953億円、営業利益は同16%増の939億円、純利益は同22%増の709億円。第3四半期累計にして、すでに前通期の水準に迫る利益をたたき出しているのだ。連続増益記録は11四半期に及んでいる。

 伸びを牽引しているのは車載向けモーターだ。ADAS(先進運転支援システム。呼称「エイダス」)関連部品や操舵をつかさどるパワーステアリング用に中型モーターの採用が拡大したことに加え、15年2月に買収完了したドイツのポンプメーカーGPM社が利益を押し上げた。中国家電向けモーターの需要は想定以下で、スマホ向けのハプティックデバイスも納入先の生産調整で会社想定に未達だったこともあり、通期計画の上方修正こそ発表されなかったものの、順調そのものだ。

 それだけに気になるのはルネサスエレクトロニクスの株式取得について。これまでルネサスエレクトロニクスの株式取得の候補としては、重電大手シーメンスから分離独立したドイツの大手半導体メーカーであるインフィニオンテクノロジーズや、ソニーが有力と報道されてきた。そうした中で日本電産も有力候補として浮上、2月にも入札が行われるものと報道された。

 この報道の当否についての質問への回答が、冒頭に示した永守社長のコメントだ。

これまで日本電産はモーターメーカーとして「回るもの、動くもの」に特化したM&A戦略をとってきた。そのため日本電産と半導体メーカーであるルネサスエレクトロニクスという組み合わせは、これまでとは異色なものにも見える。だが日本電産は車載向けについてはビジネス拡大にあたり制御分野へも食指を伸ばしている。実際、2014年3月には電子制御ユニットメーカーであるホンダエレシス(現・日本電産エレシス)を買収しているのだ。

 単なる部品屋ではなくシステム全体の一括提供、果ては独ロバート・ボッシュのような「グローバル総合電機メーカー」を目指す日本電産にとって、車載用半導体で世界首位級でトヨタ自動車との関係も深いルネサスエレクトロニクスを傘下に収めることは、目標に大きく近づくことになるのだ。

 1月21日に開かれた会見では永守社長はルネサスエレクトロニクスの株式取得への旗幟こそ鮮明にしなかったものの、「今まではハードで制御していたモーターだが、今ではソフトで制御するようになってきている。IC(半導体集積回路)を持つことにより、まったく違うモーターを作れるようになる。方向性としては、そういうところも内製化し、全部自分で作れるようになりたい」と半導体集積回路内製化への意欲を語った。

 ただしルネサスエレクトロニクスの時価総額は1兆円以上。全数取得ではなく過半数取得による子会社化にとどめたとしても、日本電産にとってかつてない規模のM&Aになる。しかもルネサスエレクトロニクスは純利益では前15年3月期にようやく赤字から脱却したところ。東日本大震災で那珂工場が被災してからはシェアも低落傾向にあり、収益基盤が盤石とは言えない。これまで約40件にのぼるM&Aを手掛け数多くの赤字企業を建て直してきた永守氏にとっても大勝負となることは間違いない。

 永守社長が目指す独ロバート・ボッシュは、車載向け半導体分野ではインフィニオンテクノロジーズと親密な関係にあるものの、べつにインフィニオンテクノロジーズの大株主であるわけではない。そのため、日本電産がルネサスエレクトロニクスの株式を取得する場合にしても、あるいは株式の一部の取得にとどまる可能性もあるだろう。ただ、いずれにせよルネサスエレクトロニクス株式をどこがどのような形で射止めるのか決着するまで、「買収王」永守社長に注目が集まり続けることは間違いない。


(百万円)    売上高  営業利益 経常利益  純利益 1株益¥ 1株配¥
◎本2015.03  1,028,385 111,218 107,371 76,216 272.3 70 
◎本2016.03予 1,180,000 145,000 144,000 103,000 345.5 80-90 
◎本2017.03予 1,280,000 170,000 156,000 110,000 369.0 90-100 
◎中2015.09  587,352 61,850 63,409 47,622 160.8 40 
◎中2016.09予 595,000 70,000 72,000 55,000 184.5 40-45 

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