11月の相場展望を考えたい。
10月の最後に日銀サプライズ=黒田バズーガ砲第二弾(量的・質的金融緩和を拡大)により、前半暴落した平均株価は一気に息を吹き返した。
為替も112円台と6年10カ月ぶりの円安水準となった。
捲土重来とはまさにこのことだろう。
29日に米連邦準備理事会(FRB)はこの日までの連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和第3弾(QE3)の終了を決定。
これを受けるような形での日銀のこのタイミング。
為替も112円台と6年10カ月ぶりの円安水準となった。
捲土重来とはまさにこのことだろう。
29日に米連邦準備理事会(FRB)はこの日までの連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和第3弾(QE3)の終了を決定。
これを受けるような形での日銀のこのタイミング。
株価は経済だけで動くものではないことを改めて教えてくれる。
しかし指数の派手な動きと裏腹に実際に投資家が大きく利益を上げているのだろうか?
今回の上げもよく見れば、先物主導の日経平均絡みの上げに過ぎないことがわかる。
今回の上げもよく見れば、先物主導の日経平均絡みの上げに過ぎないことがわかる。
実態経済が好転しているわけではない。
この上げは、弱体化する自民党政権=安倍政権から目をそらし、かつ10%消費増税の布石と考えるのが妥当であろう。
大衆というのは、派手な動きを追うのが大好きで、ものごとの本質などあまり考慮しないのが常である。
この上げは、弱体化する自民党政権=安倍政権から目をそらし、かつ10%消費増税の布石と考えるのが妥当であろう。
大衆というのは、派手な動きを追うのが大好きで、ものごとの本質などあまり考慮しないのが常である。
前回は消費増税の駆け込み需要があったものの今度の増税ではその勢いはほとんどないと思われる。
つまり今回の日銀サプライズで実態経済に与えるプラスの影響は軽微と思われる。
つまり今回の日銀サプライズで実態経済に与えるプラスの影響は軽微と思われる。
この上げは、特殊な要素をもった上げであり、市場はこの余熱でしばらく動くこととなろう。
日経平均は18000円を目指すという予想もあり、株価の妥当な水準としてアンチ安倍を謳う植草一秀氏ですら25000円と言っている(「日本の奈落」ビジネス社)。
誰がどう論じても市場で成立する値段が現実であり、理想はしょせん理想にすぎない。
誰がどう論じても市場で成立する値段が現実であり、理想はしょせん理想にすぎない。
11月は四日新甫である。
なかなかお目にかかれない新甫であるがゆえに、ジンクスからすれば、天変地異のみならず大きな人災にも注意すべき月となっている。
相場も荒い展開となる可能性がある。例年であれば11月に底をつけ掉尾の一振につながるという流れなのだが、このイレギュラーな上昇によって先読みは非常に難しい。
なかなかお目にかかれない新甫であるがゆえに、ジンクスからすれば、天変地異のみならず大きな人災にも注意すべき月となっている。
相場も荒い展開となる可能性がある。例年であれば11月に底をつけ掉尾の一振につながるという流れなのだが、このイレギュラーな上昇によって先読みは非常に難しい。
ひとつ言えるのは、株価の水準訂正が行われる可能性が高いだろう。
割安に放置されている銘柄に注目すべきかも。
割安に放置されている銘柄に注目すべきかも。
引き続き、住友理工(5191)、日本電線工業(5817)、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC:7774)、ブイキューブ(3681)、パイプドビッツ(3831)に注目してみたい。
地方創生関連に位置づけられるサイオス(3744)が上昇波にあるが、どこまでもっていくのかも注目だ。
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。