野崎印刷紙業の今2020年3月期は需要低迷と価格競争激化が響き一転営業減益、連続最終赤字に
包装資材や紙器・紙工品の大手である野崎印刷紙業が10月30日に発表した今2020年3月期第2四半期累計(4~9月、上期)実績は売上高が前年同期比0.1%減の73.54億円、営業損益が赤字800万円(前年同期は黒字6700万円)、純損益が赤字1.02億円(同前年同期は赤字0.65億円)だった。売上高は商業印刷やビジネスフォーム類が減少した一方で紙器やタグ・ラベル、包装ライン向け省力化機器が堅調でほぼ前年並みだったが、受注競争激化による販売価格低下、原材料価格高騰、物流費上昇が響き営業赤字に転落、繰延税金資産取り崩しで1億円を超える最終赤字となった。
上期の低迷を踏まえ今通期計画が下方修正された。売上高は従来計画の154億円から前期比0.1%増の152億円に、営業利益は従来計画の2.4億円から前期比78.4%減の0.3億円に、純損益は従来計画の黒字1.25億円から赤字0.75億円(前期は赤字0.48億円)へ修正された。
下期は価格転嫁が徐々に進み、通期では営業黒字となる見通しだが、水準は低い。また、上期の繰延税金資産取り崩しが影響し純損益は通期でも赤字となりそうだ。東洋経済としても今通期予想を修正後の会社数値に合わせる。
また、今期の配当は従来計画どおり3円を実施予定だ。
(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益¥ 1株配¥
連本2019.03 15,179 138 147 -48 -2.9 3
連本2020.03予 15,200 30 35 -75 -4.4 3
連本2021.03予 15,400 100 100 60 3.5 3
連中2019.09 7,354 -8 -5 -102 -5.9 0
連中2020.09予 7,400 30 30 20 1.2 0
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