中東緊迫で再生可能エネルギー関連に動意
2019/9/23 21:13 FISCO
サウジアラビアの石油施設が14日、無人機(ドローン)によるとされる攻撃を受けたことで、米国市場では石油関連や資源開発関連株が一時買われる展開となった。東京市場では、台風15号の首都圏上陸によって千葉県内で大規模な停電が生じ、再生可能エネルギー関連にも物色が広がった。
太陽光発電を筆頭に、バイオマス、風力、地熱など再生可能エネルギーは関連銘柄の裾野が広いことも特徴だ。第4次安倍再改造内閣で環境大臣に小泉進次郎氏が就任したことで、再生可能エネルギー関連は注目されやすくなったという側面もある。電力や資源開発、商社などの大手から新興・中小まで関連企業は多い。なかでもジャスダック銘柄が再生可能エネルギー事業に多数関係していることも注目される。
関連銘柄:15件
・ウエストホールディングス(1407)JQスタンダード
太陽光発電所の企画から施工、メンテナンスを一括展開、東南アジア進出
全国260カ所以上のメガソーラー開発等の再生可能エネルギー事業を主力に、省エネサービスを提供する省エネルギー事業、電力小売りの電力事業を展開。19.8期3Q累計は省エネルギー事業と電力事業が伸長した。 記:2019/08/15
・三井松島ホールディングス(1518)東証1部
メガソーラー発電を福岡県で事業化
石炭の生産、販売が主力。オーストラリアやインドネシア等で生産。メガソーラー開発や事務機器や電子部品、飲料用資材、衣料品等も手掛ける。20.3期1Qは石炭販売数量が足踏みも、石炭価格上昇等により営業増益。 記:2019/08/16
・関電工(1942)東証1部
再生可能エネルギーによる発電事業等を展開
関東地方を中心に総合電気設備工事、再生可能エネルギーによる発電事業等を展開。東京スカイツリー等で施工実績。情報通信工事や配電線工事は堅調。工務関係工事は横ばい。工事原価は減少。20.3期1Qは2桁増益。 記:2019/08/19
・日揮(1963)東証1部
洋上風力発電案件の設計・調達・建設プロジェクトへの参入を目指す
プラント大手。各種プラントの設計、工事、オペレーション等を手掛ける。国内エンジニアリング企業の草分け。洋上風力発電分野に参入。20.3期1Qは機能材製造事業が増収。FCC触媒、ケミカル触媒等が順調。 記:2019/08/19
・いちご(2337)東証1部
太陽光発電事業を中心としたクリーンエネルギー事業をグループで展開
不動産の価値を高めて再販する事業が主力。太陽光・風力発電所の開発も行う。出口戦略の一環でREITなどを運営。19.12期1Qは大幅増収増益で着地し、自社株買いを発表。通期では将来に向けた投資が嵩む見込み。 記:2019/07/11
・イメージワン(2667)JQスタンダード
太陽光発電、風力発電、バイオマス発電事業を新事業領域に
医療画像分野向けサービスを主力に、UAV(小型無人航空機)や画像処理ソフトウェア等の販売、解析サービスを展開。再生医療関連事業への参入を決定。19.9期上期は医療画像システム商品の価格競争激化が影響した。 記:2019/07/20
・アルファグループ(3322)JQスタンダード
全国6カ所でメガソーラー施設を展開
都内を中心に携帯キャリアショップを展開。コクヨのオフィス文具通販なども行う。新事業としてLED照明機器の販売・レンタルを強化中。19.3期は大幅増益。計画比上振れ。20.3期は新事業への投資が嵩む見込み。 記:2019/07/07
・エンビプロ・ホールディングス(5698)東証1部
再生可能エネルギー発電所開発
金属、廃プラスチック等の資源リサイクル事業が中核。中古車・部品の輸出販売、再生可能エネルギー発電所開発等も手掛ける。国内資源リサイクル施設における集荷、生産は順調。19.6期通期利益予想を上方修正。 記:2019/07/23
・三菱重工業(7011)東証1部
レシプロエンジンなど組み合わせた「トリプルハイブリッド」自立給電システムを開発
総合重機で国内トップ。発電機器や航空・防衛・宇宙、物流機器、機械など幅広く展開。開発中の民間ジェット機は来年半ばに初号機納入予定。小型機の保守事業買収は来年後半に完了へ。20.3期1Qは航空機部品が堅調。 記:2019/09/06
・アストマックス(7162)JQスタンダード
太陽光、地熱など再生可能エネルギー事業の取り組みを積極化
アセット・マネジメントやディーリング事業などを展開。太陽光や地熱など再生可能エネルギー関連事業への取り組みを積極化。19.3期は経常黒字転換。営業外費用は減少。電力取引関連事業は電力取引の増加で売上伸長。 記:2019/07/04
・東京産業(8070)東証1部
太陽光発電モジュール、バイナリー発電、木質バイオマスペレット手掛ける
機械総合商社。電力設備や化学プラント、工作・加工機械等を手掛ける。海外顧客基盤の拡充に注力。事業再編実施。コンビニ・スーパー向け包装資材は受注堅調。化学・環境事業は収益好調。20.3期は2桁増益計画。 記:2019/07/08
・ミツウロコグループホールディングス(8131)東証1部
風力、太陽光など再生可能エネルギーによる発電や電力販売事業を手掛ける
エネルギー商社。LPガス販売が主力。エコステーション事業等も手掛ける。米ハンバーガーチェーン「カールスジュニア」を国内展開。エネルギー事業は収益伸長。売上原価の減少が寄与。20.3期1Qは大幅増益。 記:2019/08/30
・スパークス・グループ(8739)東証1部
再生可能エネルギー発電施設への投資を展開
独立系投信投資顧問会社。投資運用業務、投資信託委託業務、投資助言業務、証券業務等を手掛ける。再生可能エネルギー発電施設投資も。運用資産残高は横ばい。成功報酬の伸長等により、20.3期1Qは2桁営業増益。 記:2019/08/05
・サカイホールディングス(9446)JQスタンダード
太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー事業が柱に
東海・関東エリアで携帯電話販売代理店事業を手掛ける。旧エスケーアイ。再生可能エネルギー事業、保険代理店事業も。19.9期3Qは再生可能エネルギー事業が増収。不動産賃貸・管理事業は堅調。稼働率は順調。 記:2019/08/31
・イーレックス(9517)東証1部
大規模なバイオマス発電による再生可能エネルギー開発を積極的に進める
新電力(PPS・特定規模電気事業者)として電力小売、電力卸売、電源開発等を展開。低圧分野の電力供給施設数は約13万2000件。販売電力量は増加。新規パートナー、販売先開拓が奏功。20.3期は大幅増収増益。 記:2019/08/01
出典:フィスコ
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