2019/9/4 16:22 FISCO
<9983> ファーストリテ 62730 +540
続伸。前日に8月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比9.9%増、2カ月ぶりのプラスに転換している。客単価が同3.2%低下した一方、客数は同13.5%の増加となった。夏物コア商品を中心に販売が好調だったもよう。19年8月期通期での既存店増収率は前期比1.0%増となり、7年連続で前年を上回った。8月は他の衣料品専門店も堅調推移となっているが、増収率の相対的な高さなども評価材料に。
<7453> 良品計画 1883 +68
大幅続伸。前日に発表した8月の月次動向が好感されている。直営既存店売上高は前年同月比12.0%増、4カ月連続でのプラス成長となり、2ケタ成長は2年ぶりとなる。客単価が同4.0%低下したものの、客数が同16.7%増加した。とりわけ、衣料・雑貨が同26.1%と伸長しけん引役に。梅雨明け以降の気温上昇によって、盛夏商品の売上が月前半に大きく拡大したもよう。
<3962> チェンジ 2125 +37
4日続伸。「デジタル人材育成サービス統合パッケージ」の展開を開始すると発表したことで前日も強い動きが目立ったが、本日は、出資先企業がマザーズ上場承認を受けたと発表、追加の支援材料とされている。2018年7月に出資したAI CROSSが10月8日予定でマザーズに新規上場、同社が2017年3月より開始した『IPOアクセラレーションプログラム』における3社目の上場企業となる。
<2685> アダストリア 2215 +115
大幅続伸。前日に発表した8月の既存店売上高は前年同月比5.5%増、客単価も同0.1%上昇したほか、客数も同5.4%増加。気温の上昇など背景に、夏物商品の売れ行きが加速化したもよう。自社WEBストアがメンテナンスで営業を休止しており、これを除いたベースでの増収率は同12.9%増となっているもよう。既存店売上は6月に一時落ち込んだが、その後の順調な回復が確認され、ポジティブな反応につながった。
<2379> ディップ 2480 +86
大幅続伸で年初来高値を更新。CLSA証券では投資判断を「セル」から「バイ」に、一気に3段階格上げしている。目標株価も1250円から2900円にまで引き上げへ。人手不足により需要が増加するなか、残業時間を減らした正社員に対しては副業やパート・タイムの職に就くことが奨励されるなどで、需要成長モメンタムは持続とみている。anのサービス終了による競争緩和で市場シェアの拡大も期待できるとしているようだ。
<7532> パンパシHD 1626 +16
反発。24年6月期にGMS事業の営業利益を今期見通し比3.5倍の420億円程度に伸ばす計画と報じられている。完全子会社化したユニーのGMS店舗の業態転換を加速して、収益を上積みするようだ。前期の転換済み店舗数は16、今後は転換ペースを引き上げ、22年末までに約100店を共同運営業態にする方針。業態転換に伴うコスト増は目先の収益を圧迫することになるが、中期的な収益力の向上を期待する動きが優勢に。
<7554> 幸楽苑HD 2546 -81
大幅反落。前日に発表した8月の既存店売上高は2.8%増と11カ月連続の前年比プラスに。客数が同2.1%増になったほか、客単価も同0.6%増であった。継続的な販促施策の実施などが寄与した。ただ、ここ9カ月で見ると伸び率は前月に続く低水準にとどまり、株価の反発材料にはつながらず。また、アークランドサービスホールディングス<3085>との業務提携も本日発表しているが、期待材料視する動きは限定的に。
<7606> Uアローズ 3325 +140
大幅続伸。前日に8月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比12.2%増と2カ月ぶりのプラス転換へ。小売既存店が同4.0%増とプラス転換したほか、ネット通販が同34.9%増と大幅に拡大した。セール需要が高まったことに加え、高額ダウンジャケットの売上などが好調、月末からの気温低下で秋物商品の動きも徐々に拡大しているもよう。13年3月以来の高い伸び率をポジティブ視する動きが優勢に。
<6758> ソニー 6150 +52
堅調。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も5500円から8000円に引き上げている。一時的損益を除いた20年3月期調整後営業利益は、イメージングセンシング・ソリューション分野好調を背景に、前期比9%増益8800億円と、過去最高を更新すると予想。ゲーム&ネットワークサービス分野も、21年3月期にはPS5の投入効果などで2ケタ増益に回復とみている。
<8035> 東エレク 19250 +235
反発。前日の米国市場では貿易摩擦長期化懸念から半導体関連は弱い動きとなっていたが、東京市場では同社やアドバンテス<6857>など半導体製造装置の一角がしっかり。みずほ証券ではSPEセクターの投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に格上げ、今来期業績に対する市場の期待値は高いが、当面の期待値剥落リスクより中長期の成長局面への回帰を重視した考え方に変更と。個別では同社の投資判断も同様に格上げ。
関連銘柄 12件
2379 東証1部
ディップ
2,480
9/4 15:00
+86(3.59%)
時価総額 153,760百万円
バイト・派遣求人情報サイト「バイトル」や「はたらこねっと」などを展開。広告宣伝投資の積極化で認知度向上を図る。20.2期1Qは2桁増収増益。人材サービス事業は堅調。好調なバイトルNEXTが業績牽引。 記:2019/08/20
2685 東証1部
アダストリア
2,215
9/4 15:00
+115(5.48%)
時価総額 108,092百万円
カジュアル衣料店を展開する製造小売り。マルチブランド戦略に強み。国内はECの拡大と新業態の開発を推進。海外はアジアと米国を開拓へ。20.2期1Qは基幹ブランドの回復で好発進。通期でも利益回復が続く見込み。 記:2019/09/01
3085 東証1部
アークランドサービスホールディングス
1,909
9/4 15:00
+11(0.58%)
時価総額 63,180百万円
かつ丼「かつや」を直営・FCで全国展開。唐揚げ業態の出店を拡大中。独自開発した立地診断AIのテスト運用を開始し、出店精度向上狙う。海外はアジアを軸に開拓。19.12期2Qは計画を若干上回る営業増益で着地。 記:2019/08/03
3962 東証1部
チェンジ
2,125
9/4 15:00
+37(1.77%)
時価総額 33,286百万円
工場・建設現場の作業員など働く人のIT化を進めるIT企業。IoT・ビッグデータ・AIなどで現場の生産性向上をサポート。ライブラリ拡充を加速。業務効率化アプリの提供等は順調。19.9期2Q業績は想定線。 記:2019/07/23
6758 東証1部
ソニー
6,150
9/4 15:00
+52(0.85%)
時価総額 7,821,226百万円
世界的な電機メーカー。モバイル機器やゲーム機器、デジタルカメラ、業務用放送機器、家電、半導体分野等で事業展開。20.3期1Qは2桁営業増益。モバイル機器向けイメージセンサーが好調。映画部門も堅調。 記:2019/08/02
6857 東証1部
アドバンテスト
4,320
9/4 15:00
+70(1.65%)
時価総額 862,129百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も手掛ける。5G投資拡大を睨んで人員採用積極化。20.3期1Qは半導体市場が減速する中で健闘。通期では受注鈍化で利益反落を見込む。 記:2019/08/05
7453 東証1部
良品計画
1,883
9/4 15:00
+68(3.75%)
時価総額 528,709百万円
無印良品をグローバル展開。企画開発・製造から流通・販売まで手掛けている点が強み。中国等で多店舗出店が進む。20.2期1Qは増収。国内事業は売上増。衣服・雑貨では「フレンチリネン」シリーズなどが堅調。 記:2019/07/26
7532 東証1部
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
1,626
9/4 15:00
+16(0.99%)
時価総額 1,029,733百万円
ディスカウントストア大手のドン・キホーテを中核とする持株会社。今年1月に業務提携先のユニー・ファミマHDからユニーを買収。傘下には長崎屋やドイト。19.6期は30期連続の営業増益を見込む。連続増配を予定。 記:2019/06/06
7554 東証1部
幸楽苑ホールディングス
2,546
9/4 15:00
-81(-3.08%)
時価総額 42,709百万円
低価格のラーメンチェーン「幸楽苑」を手掛ける。東北中心に関東、関西等に出店。ペッパーフードサービスとフランチャイズ契約。20.3期1Qは増収増益。ラーメン事業は売上堅調。既存店は売上、客数ともに増加。 記:2019/08/29
7606 東証1部
ユナイテッドアローズ
3,325
9/4 15:00
+140(4.4%)
時価総額 100,462百万円
アパレル大手。価格帯別ブランドを展開。「ユナイテッドアローズ」や「グリーンレーベル」等セレクトショップが軸。「ドゥロワー」や「オデットエオディール」を育成。19.3期営業利益はコンセンサスを小幅上振れ。 記:2019/06/21
8035 東証1部
東京エレクトロン
19,250
9/4 15:00
+235(1.24%)
時価総額 3,180,312百万円
半導体製造装置大手。FPD製造装置等も手掛ける。世界トップシェア製品多数。海外売上比率が高い。配当性向50%目処。19.3期は2桁増収増益。半導体製造装置は堅調。モバイル、データセンター向け需要が増加。 記:2019/07/08
9983 東証1部
ファーストリテイリング
62,730
9/4 15:00
+540(0.87%)
時価総額 6,654,022百万円
衣料量販店「ユニクロ」や「ジーユー」を手掛けるSPA(アパレル製造小売り)国内最大手。世界でも第3位。世界中の素材メーカーと直接交渉する原材料調達力に強み。19.8期3Q累計営業利益は、過去最高を更新。 記:2019/07/20
出典:フィスコ
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※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
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