ミャンマーの椰子糖。ドラマーである田中教順さんのお土産でした。Septeto Bunga Tropis1stアルバム"Suara Bunga"の録音の休憩時間に振る舞って下さった椰子糖も大人気でしたが、これはその亜種で色と香りが更に濃い。まさい。止まらん。


うがみやびらん。先週は旧正月でしたね。恭喜發財、Happy Chinese New Year.


その数日前"朱雀大路"というポリリズムロックバンドのリハーサルがありました。


 「ティポグラフィカより簡単で、デートコース(: DC/PRG)より難しいバンドやらない?」


とベーシストのアリガスに誘われたのは2008年の事です。当時は曲の練習とデモ録音の作成(つい最近までインターネットにありましたmp3ファイルが。後から聴いてもかなりカッコいい。今もあるのかな)に留まり、その後リーダーの2度目の大学進学等により長期間の活動休止、再結成と編成の変化を経て現在の人員構成は


・流氷を見る等の用事のため頻繁に北海道に渡るベーシスト

・チュニジアやミャンマーに出没というか滞在するドラマー

・すぐ羽根打ちに行ってしまうサクソフォニスト

・有名バンドの売れっ子ギタリスト


の四人です。予定が合う訳が無いので、全員揃わなくてもリハを敢行せざるを得ません。今年は一新された曲目の一部をデモ録音してライブまで漕ぎ着けたいようですが、実現するのでしょうか。楽しみですね。



アリガスが薬剤師資格を持つため、全曲に薬の名前が付いてます。写真の"tcf"は"トコフェロール"の略だそうです。スキンヘッドで眼鏡をかけている彼の外見は薬剤師というよりヤクザ医師ではないか。「高井君ならイケるでしょう」等と笑顔で無理難題をふっかけるのが特技ですので、外見だけでなく内面もそれに近いかも知れない。「サックスは網走で録音する?」と、自分の北海道滞在の日程に私の録音を合わせて来ようとするし...北の大地なのにナンキョク(難曲)ってか。向こうでバドミントンやれるなら吝かではないんですが。いや、吝かだな...


アリガスは冒頭の写真の椰子糖を見て「砂利みたいだね」と言ったきり無言になり、私が止まんねえーーつうて貪る合間に「食わないんすか」と尋ねると「もうちょっと観察してから...まずはもうちょっと味を想像して...」と目の焦点が合ってるのか合ってないのか判然としない微かな笑みをたたえて答えました。そこで教順氏が「あーアリガスはアジアとか嫌いだからね フランスで流行ってるとか言っときゃ食ったかも知れないわ」と補足し、私はそういえば虫がいるような暑い所は嫌だ、だから南国には興味が湧かない、北海道は良い、と言っていたような気もする。と前回のリハでの会話を回想したのでした。数分後、観察と想像を終えた彼はついにおそるおそる一粒口に入れるなり「意外とイケる」と上から目線の感想を呟き、程なくして「二粒目の砂利を...」とおかわりしてました。そんなリハーサルの終わり。



教順さんのドラムセットです。フロアタムは自分で緑に塗ったんだって!バスドラムにはSepteto Bunga Tropisのスティッカーが貼ってあります。これはライブ会場で販売します。5/28()荻窪ルースター、みんなきてね。



北千住の街を歩いて帰ります。Nバッグ背負ってた小学生の頃から見て来た夜の北千住の風景は少しずつ変わっても、やはりいつも怪しい。スーツ姿だけど絶対に普通のサラリーマンではない人がコンビニの前に立ってたり、バカ殿みたいな衣装に丁髷の人が突然横切ったり、呑みに来たっぽい若者達がそのような状況に何ら反応せず静かに歩いてたりします。



北千住の老舗天ぷら店"いもや"に初めて行ったのはもう25年前になろうとしてるのか。あれは区のプールで父と泳いだ帰りだったのではなかろうか。平成定食は相変わらずおいしくて、令和定食はまだ無いようです。


Viva 足立。住まなければ都。



今年もがんばった事でしょう、中学受験生。


私も頑張って演奏します、みんなきてね。


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3/1()Chicanesia Hinglish feat. Kosmas Kapitza

@中目黒

Brownさんのキッズダンスクラスの発表会でのセッション


池宮ユンタ(per) / Kosmas Kapitza (per) / 髙井汐人(sax)


4/23()菊地成孔song-XX

@名古屋Blue Note


5/28() Septeto Bunga Tropis

@荻窪Rooster