越後銘菓 日本酒ケーキ?マドレーヌ?ほのかなコメの香り。まさい。
うがみやびらん。
Yaqweが下北沢"路地裏のサーカス"で演奏しました。
綺麗な膨張色...もとい黄色のシャツをお召しになっている関根さんは相変わらずアツい演奏で盛り上げてました。サックスの塗装で一番多いのはやや黄色っぽいラッカーで、私はそういう楽器を吹く時は黄色の服は避けるんですが、関根さんのように銀塗装の楽器を使う場合は服も楽器も映えますね!
テナーサックスのわたくしは一日分のビタミンを摂取して臨みました。初めて呑んだけど喉越し爽やかでした。柚子風味。
スペシャルゲストの鶴田伸雅さんが繰り出す、様々なアフロリズムに対応したバッキングパターンにYalaqweの新境地というか本来あるべき形のようなものが聴こえた気がしました。あとロックっぽいギターソロが超カッコ良いの。もっと聴いてたいと思いながら"Love Is Like Strawberries"のアウトロを迎えたのでありました。ギターツボを刺激されて痺れた。いやむしろ宙に浮いて見えた。私もね、1発からせいぜい8小節くらいの短い和声進行の上でオイシイ旋律のソロを延々やり続ける能力が欲しい、高めたい。尊s
ベースのヤマトヤスオは、先日別の楽団で出演していた墨田ジャズでは「彼の汗は三ツ矢サイダー」と紹介されてたそうですがこの日はそんな昼の爽やか系から一転して夜の怪しい系、下向くと顔が隠れるゲゲゲの鬼太郎スタイル。10年前を思い出します。こういうやつはその演奏が多彩であるようにプライベートでもいくつもの顔を使い分けてるんだ、間違いない!高井秀和でした。
リーダーの池宮ユンタがコンガを叩く図。壁にピエロの絵が貼ってあります。YALAQWEとは、ユンタさんがニューヨークで太鼓修行をしてた時の師匠Laurent Camara氏がギニアのスス語で"funny man"、まあピエロみたいな意味の「ヤナクエ」?なる単語をユンタさんのあだ名として付けて、ユンタさんがそれを間違って聴き取ったままグループ名にしたものでした。
バチでシンバルを叩く図。横にはカシシ。バチが楽器屋さんに売ってるやつだ!洗濯物を干すプラスチックハンガーの底辺を切り取って自作したバチが前回投稿に書いたリハーサルに続いて封印されてます。
カホンを叩く図。先述のプラスチックバチはやはり登場せず。
床に落ちた物を拾う図。ではなく床に置いたベルを叩く図。毎度いろんな楽器をいろんな風に叩きますね
スペシャルゲストのコスマス・カピッツァさん。ソリストへの反応の速さ、反応というか寧ろ煽り、場面の大胆な演出、、流石です。
この方も池宮ユンタの師匠なんですね。2011年だったと思います、ユンタさんの結婚パーティーで太鼓を叩いていらして、ユンタさんが「あの人の隣でだけは絶対に叩きたくない」と言っていたくらいむちゃくちゃにウマい、もう日本パーカッション界の例外の1人と言っても過言ではない程の方なのですが、まあ最後に演奏が盛り上がるとやはり共演必至ですわな。そんな思い出話をユンタさんが曲間に披露しまして、私もパーティーにいたからその場面を憶えてたんですが、御本人はパーティーに行った事すら忘れてました。すげえw
DJ のTaku Ishizakiさん(JAZZ ROBUSTA)による、熱帯の雰囲気を想わせるような、夏の夜に合う選曲も印象に残ってます。昔のラテン音楽、昔からいる人が最近やったラテン音楽、などなど。
我々はソニーロリンズ のArroz con Pollo (直訳すると鶏肉とご飯)という中南米料理の名前が付いた曲をカバーしたんですが、お客様から「食べてみたくなった」という感想も聞かれました。音楽を聴いて何かを想起・連想して頂けるのは面白い体験です。
その他にも例えば、南アフリカの I Sivenoe という読み方すら不明な曲もカバーしました。これはユンタさんがとある3枚組コンピレーションアルバムを聴いたらこの一曲しか気に入ったのが無かったからヤラクエでしこたま演奏してモトを取ってやろうという思想で選ばれたものでした。そのコンピでこの曲を演奏してるバンドについては他に一切の情報が無いそうです。我々も歴史の片隅に、どこかのコンピ盤の片隅に忍び込みたいものですね。あわよくば後世の人にカバーされたり...なお特にお客様からの感想はありませんでした。歴史に忍び込むのはまだ早いのか。
終演後にSepteto Bunga Tropisの1stアルバム"Suara Bunga"をお買い上げ下さったお客様や8/27の発売記念公演のチラシをお持ち帰り下さった方もいらっしゃいました。有難うございます。Yalaqweを聴いて「浜辺にいるような気分になった」とも言って頂けたのですが、ブンガトロピスも圧倒的浜辺感、いやもはや海中感、に自信があります(実際に与論まで行って海入っちゃった方もいるくらいです)ので8/27の1stアルバム発売記念公演にご期待頂きたい所です。渋谷JZ Bratでお待ちしております。
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【8/27(火) Septeto Bunga Tropis】
1st アルバム"Suara Bunga"発売記念公演
@渋谷 JZ Brat
Open 17:30 / Start 19:30
Adv 4500yen / Door 4900yen
Students 2250yen (小学生以上)
※中学生以上は受付時に学生証提示
予約ページ:
https://www.jzbrat.com/liveinfo/2019/08/#20190827