
中国の黒糖燕麦。燕麦はオーツを指すようです。麩菓子のような食感。まさい!

先月の話。
DC/PRGが新木場スタジオコーストで演奏しました。このイベントの開催時は”Club ageHa”という名で営業してたようです。

楽屋に向かう廊下に大きなアゲハチョウの絵が飾ってあります。

更に謎の迫力があるのは楽屋二階の赤いハート型のベッドです。外には露天風呂(ジャクージ?)があります。
DC/PRGでは私はソプラノサックスとテナーサックスを兼任します。

サウンドチェックでは通常、自分のモニタスピーカに於いてどの楽器の音をどのくらい出すかの要望を出すのですが、ここ最近はその必要がありません。エンジニアの方々がいつもと同じなので加減を解って頂けてるおかげです。あと、自分も慣れて来て環境・聴こえ方に演奏を左右されにくくなって来たかも知れない。

坪口さんはいつもお洒落です。音も服も。

大儀見さんは最近はボウズでなくなり帽子をかぶられるようになりましたね。軽々と歌ってるようなフレーズには憧れます。サックスソロの参考にもなります。あと右側に配置したティンバレスの伴奏での差し込み方にいつもシビれます。

アンコールの”Mirror Balls”で舞台上からフロアが視えるようになると、いかに広かったか判ります。盛り上がってました。

ミラーボールズにはOMSB氏が客演参加しました。途中からフリースタイル(即興ラップ)だったのかな、かなりの長さのラップを淀みない勢いで披露してくれました。もっとリリック聴きたかったな。そしてラップに研太さんのソプラノサックスソロが絡むという今までに無かった豪華な演出。
ところで、この曲には泣きたくナルヨシ…じゃなかった、「泣きたくなる様な安っぽい話」という副題が付いてます。私が加入する前、初期からのファンの方々はご存知なのかな。最近ファンになった方々はどうなんだろう。私は加入した時に知りました。ダンスフロアのミラーボールに象徴される音楽と踊りを通じて、菊地さんがよく言う「憂鬱と官能」というテーマの意味が伝わって来そうな素敵な副題ですね。
大学生の頃からこの曲が好きで卒論やりながら毎日繰り返し聴いてたんで、このグループに加入した最初のリハーサルでいきなり楽譜無しで全編吹けたという思い出の曲です。何度やっても飽きません。卒論の成績はあまり良くなかった…
この曲ポリリズム関係無いな!でも良い曲なので菊地さんも笑いながら「もうこういう曲ばっかやるバンドにしよっか」って言ってました。8年前。

終演後に撮影した一枚。楽屋と同様にフロアのテーマカラーも赤と黒だったのですかね。

今回の催しは菊地成孔さんが主宰を務めるTabooというレーベルに属する音楽家が総出演する”Great Holiday”というものでした。お客さんにとって素晴らしい休日だったのなら幸甚ですが、長時間立ちっ放しは疲れたんじゃなかろうか。皆様有難う御座いました。
またきてね。
7月13日(金)に、年に一度の間隔で活動していた筈のエギゾチックジャズグループYALAQWEがたった二ヶ月半振りに演奏します。パーカッショニスト池宮ユンタ氏の選曲・編曲・独自の楽器レイアウトが織り成す「どう聴いてもどっかの伝統音楽っぽいんだけど、何故かどこの音楽なのか判らない」、ナンチャッテじゃない異国情緒をお楽しみ下さい。
更に7月26日にはSepteto Bunga Tropis特別版で、YalaqweやJazz Klaxonでも活躍中の関根さんをブンガに迎えてヤラクエの曲も交えた曲目を披露します。
みんなきてね。
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【7/13(金)YALAQWE】
@中野Bright Brown
池宮ユンタ(per) 関根恒太朗(as) 髙井汐人(ts) ヤマトヤスオ(b)
出演: YALAQWE, 高岡大祐Dead Man's Liquor
※YALAQWEの出演は前半, 19.30-です
【7/26(木)Sexteto Bunga Tropis feat. 関根恒太朗】
“Sekine Bunga Tropis”
@荻窪Rooster North Side
19.00 open / 20.00 start
¥3000
髙井汐人 ts / 関根恒太朗 as / 中嶋錠二 pf / ヤマトヤスオ b / 大儀見元 bon / 池宮ユンタ con / 田中教順 d

【9/9(日) Song-XX】
@横浜 Motion Blue
菊地成孔(cdj, as) / JUA (rap) / DyyPride (rap) / 髙井汐人(sax) / 小田朋美(pf) / 鳥越啓介(b) / 秋元修(d)
【10/18(木) I. y. a. @六本木Claps】
