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一台の楽器を観察し、考証し、その歩んで来た歴史とこれから紡いで行く音に想いを馳せる。そんな時、工業製品であり工芸品でもあるサックスという楽器の浪漫に浸り、その歴史の為により美しい音を奏でようという意欲で心を満たす事が出来るのだ。(ジョ汐•レッドマン)

目指せ、サックス界の中島誠之助。

うがみやびらん。

前の日記では戦前の廉価版と思しきセルマーUSAのマウスピースを自宅で発掘した話を書きました。

反響の無さにもかかわらず、今回はそのマウスピースが付いてたサックス本体、Kingstonのアルトを紹介します。これまた激レアな廉価版なのは間違い無くて、ネットでも英語で検索してほんの数件出てくる程度。

置物用として故障状態の儘店頭に並んでたのをほぼ即買いし(素朴な音も素敵だし、値段もアメセルの百分の一ですよダンナ、百分の一!)、本体の倍額の修理を経て、この楽器はめでたく演奏現場に復帰したのでした。パッドもオリジナル。

部品数がめちゃ少ないから軽い軽い!軽妙な音とはこの事ぞ!昔の廉価版の意外な美点です。作りの荒さではなく、機構の単純さでコストを抑えてるんだね。

この楽器は構造からして1920年代後半あたり、群雄割拠だったジャズサックス市場で頂点に君臨していたであろうコーンの工場で作られたステンシル(OEM)でしょう。昔は楽器販売業者や音楽学校なんかが自分の名前の入ったサックスを有名メーカーに注文して作らせた事があったようです。面白い所だと、Guban Timisoaraというルーマニアの靴メーカーの刻印が入った、アメリカのマーチンが作ったサックスというのも見た事があります。これも安目のノートパソコンくらいの値段だったけど、艶やかな良い音してた。

こんな具合に、有名メーカーが製造したステンシルというのは、稀少で謎な感じと昔風の素敵な音が同時に楽しめる上に、0の数を見間違う程の低価格な事があるので、結構狙い目です。

今晩のライブでは、そんな謎の軽やかサックスKingston が皆様をお迎え


しません。すみません。ばっちりゴージャスなセルマー使います。。
でもみんな来てね。

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【7/11 (金) 坪口昌恭&高井汐人】http://www.tzboguchi.com/live/

@大泉学園 in F
http://in-f.cocolog-nifty.com

20:00~ 
¥2,500(学割¥1,500)+オーダー
 坪口昌恭:Ac.Piano
 高井汐人:Sax

 □in F:〒178-0063 練馬区東大泉3-4-19 津田ビル3F 03-3925-6967(西武池袋線『大泉学園』下車徒歩5分)


【7/26 (土) Serpientes Azules】http://serpientes-azules.blogspot.jp/2014/06/blog-post.html

"Son con 花火! - ダンスと花火とソンライブ -"

@両国RAKIA
http://salsarakia.com/
http://almacubano.exblog.jp/20821969/

18:00- Son Dance Lesson
19:00- 花火ウォーク(RAKIA近所を散歩しながら隅田川花火大会を鑑賞)
21:00- Live
チャージ:2500円 (1drink付)


【7/27 (日) Puente de Agua】http://puente-de-agua.com/
場所:両国RAKIA http://salsarakia.com/

19:00 Salsa Dance Lesson
20:00 Live
チャージ:2500円 (1drink付)