映画「ターミネーター:ニューフェイト」 | 酔いどれぐっちの酒と映画と音楽と…

映画「ターミネーター:ニューフェイト」

を観てきました。
 
予想していたよりは」面白い映画でした。
 
今回の映画はターミネーター2の正統な続編と言う事で、3作目以降は関与していなかったオリジナル監督のジェームズ・キャメロンが製作に当たったと言う事でも話題になっていましたが、個人的な感想は続編と言うよりは2の焼き直しに思えてしまいました。
 
あらすじなんですが、ターミネーターの1と2を合わせたような感じで、現代に生きるある女性が未来から来た殺人マシーンのターミネーターに命を狙われ、そのある女性を守るためにこれまた未来から来た強化兵士が1と2でサラ・コナーを演じたリンダ・ハミルトンと当然のように旧型ターミネーターを演じるアーノルド・シュワルツェネッガーとどうこうすると言うものです。
 
まあ、ターミネーターと言ったら「4」以外はほとんど似たような話で、ある人物を殺す為に未来からターミネーターが来て、同じくある人物を救うために未来から兵士(もしくはいい人?になったシュワ演じるターミネーター)が来ると言うパターンを繰り返しています。
それ故に今回のターミネーターは余計に焼き直し感を強く感じてしまいましたね。
 
あんまり内容に言及するとネタバレになってしまうので詳しい事は言えないんですが、話はよく出来ていると思う一方、シュワを出すために「それはちょっと無理があるんじゃないの?」と思うような設定もあって、「キャメロンもさすがにいいネタが出てこなかったんだなぁ」と思ってしまいました。
 
この映画の監督は積極的にシリーズ3以降は考えないようにしていたと言ってましたが、「5(新機動-ジェネシス)」でシュワの老け顔の理由として、旧型ターミネーターは人間と同じ生体組織で覆われているから歳を取ると人間と同様に老化する、という設定は使っているようでしたね。
(特に老け顔の理由の説明も無かったので、何だかんだ言って「5」は客が見ている前提なんでしょう)
 
ちなみにこの日記を書くにあたって、4年前に書いた「5(新起動-ジェネシス)」の日記を見返してみたら、すでに「う~ん、これはちょっと無ぇだろう」とか「それやっちゃダメだろう」とか書いていて、自分で笑ってしまいました。
 
今回のターミネーターはそれなりに観られるとは思いますが、もうターミネーターシリーズは終わりにした方が良いかなと自分は思いました。
まあ、DVDが出たら観てやって下さいと言うところでしょうか。