ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション | 酔いどれぐっちの酒と映画と音楽と…

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション

を観てきました。

「終わってみたら面白い」映画でした。

ストーリーは簡単に言うと、トム・クルーズ(=トムちん)扮するイーサン・ハントが実在すらあやふやな「シンジケート」と呼ばれる組織の壊滅の為に活動している最中に敵組織に拉致られてしまい、絶対絶命の所で何故か敵側の謎の女がトムちんを助け、トムちんはその女を手掛かりとして追いつ追われつあちこちで大暴れするというものです。

前作の「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」に比べると「スカっと」した感じは無く、前述の謎の女がどうなのかってのを中心に話が進んでいくので、どっちかと言うと英国ミステリー小説な雰囲気を狙っている感じです。

もちろん、映画公開前に話題になったトムちんが飛行機にしがみついてるビジュアルのように単品では派手なアクションがいくつもあるのですが、ど~も地味~な感じで話が進んで行きます。

そう言えば今までのM:Iシリーズはトムちんがひたすら一人で頑張るパターンでしたが、今回はサイモン・ペッグ扮するベンジーとのバディムービーになってる感があるのが新味でしょうか。
なので、ちょっとトウは立ってますがBL好きな腐女子にもアピールする要素も組み入れています。
ベネカンバージョンのシャーロック・ホームズが好きな人にはたまらないかも。(なワケないか)

で、トムちんが色々頑張って敵に追い詰められつつ、頭脳プレーで逆に敵を追いつめていきます。
今までのシリーズで最高の頭脳プレーを見せてくれますが、かなり大味で強引な頭脳プレーで前述の本当に英国ミステリー小説好きな人には失笑しかないでしょうが、それはそれ、何たってトムちんの映画ですから生温かい目で見守ってあげましょう(笑)

観てる途中は色々と不安を感じますが、観終わった後は面白いと思えるかと。

そう言えば、この映画にアレック・ボールドウィンがCIA長官役で出てるのですが、すっかり「愛嬌のある太っちょおじさん」になってました。
「レッドオクトーバーを追え」辺りの頃は濃い目のイケメン売りだったのに、年月というのは残酷です。
カーリー・レイ・ジェプセンのPVに出てたトム・ハンクスもすっかり貫禄がついちゃって、「ビッグ」の頃の面影なんて微塵もありません。

まあ「レッドオクトーバーを追え」も「ビッグ」も25年以上前の映画なんで仕方ないんでしょうが、そう思うとトムちんは結構頑張ってるんだなあ。
自分もそこは見習いたいですね。

でもトムちん、間違っても郷ひ○みみたいにはならないでね!