生きてることを喜んでいることに気づく旅だったよ | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

旅から帰ってきたわ。


ものごっつ、

笑って、

美味しいものを食べて、

美しいものを見てきた旅でしてん♪

あー、極楽じゃったのう♪

娘が何かと手配してくれたわ、

ありがとう、娘よ。



家を出発し、

娘の住まいでやたら掃除して一泊して、

w、

鹿児島県の、

知覧と、

仙厳園と桜島に行って来ましたの。


内容は盛りだくさんで、

一度でまとめられる記事じゃないから、

ワタシの心のコアなとこを、

まず書いちゃう。



知覧では、

知覧特攻平和会館に行ったのですよ。


娘が特攻に興味を持ったもんだから、

愛する母に、

(↑ワタシのことよw)

特攻というものを通して、

娘が見ている、

娘が感じている世界を、

母親にも触れてほしかったんでしょうねぇ。


娘はアタマの良い面白いコなので、

特攻隊となって亡くなっていった何人かの、

生い立ちや出来事などを展示している、

ホタル館、

という場所で涙を拭うワタシに、


「1日で味わう不条理の量がハンパないねん」


と言いました。

ほんそれ。


特攻という非情な制度は、

不条理でしかない。



こういう場所を訪れて楽しんで、

午後6時の帰りの新幹線に乗り、

娘の最寄りの駅まで、

鹿児島の酒とつまみでしゃべくって、


娘が降りる間際に、

やはり涙が出てしまうのですよ。


「もう、泣かんとって、寂しいんか?w」

と娘は言って、

降りてゆきました。


ワタシは娘にLINEで、


「変わらないものなんてないし、

明日いつものように目覚めるかどうかは誰もわからないねん。

みんないつか、

愛するこの世界と、

必ず別れる時が来るから、

それが寂しい。

特攻に行かなくても、必ず別れはくるねん。」

(↑原文とはちょっと違うけど、そんなこと)

を送りました。


そうなのよ。

娘はワタシがいなくなっても、ちゃんと元気にやってゆくわよ。

ワタシだって娘に会えなくたって、そんなに切ないとか恋しいとか思っているわけじゃないわよ。


いつか、

この愛する世界と別れなければならないのだ、

ということが想像されて、

寂しくなるのよね。


ワタシこの世界に愛着があるのよ、

生きてこの世界に存在することを、

基本的に喜んでいるんだと思う。


それを、

娘と別れるときに、

意識してしまって、

寂しくなって泣くんだと思う。


今回は特攻などという、

生死を強く考えさせられる場所に行ったから、

余計にそうだわよ。



とてもいい旅でしたよ。

ワタシと娘にしかわからない、

タチの悪い笑いもいっぱいでw


とりあえず手元にあるパンフレットを載せておきます。

おやすみなさい💤