今日は、
ぐっと趣向を変えまして、
(陰謀?論は書かないから安心しろw)
sioesioe 思い出の味No.1
を書いてみようと思います。
いちご、
はね、
8、9歳の真夏に、
父方のおばあちゃんと一緒に山の畑に行って、
カリカリに乾いた硬そうな土から生えているいちごの草から、
もぎ取った実、
細長かったり小さかったりする、
不揃いな不恰好ないちご、
が、
今まで食べたいちごの中で、
いちばん美味しかったです。
甘かった。
濃かったわ。
太陽が詰まっている気がしたな。
子供だったからかな?
(いちご食ったことなかったんか?w)
あの、
入道雲がとても近く感じた畑、
まだ父の実家が持ってるのかしら?
もう誰も耕さないから、
ただの林、ただの山の一部になってそうw
カス汁、
酒カスを使った味噌汁ね、
は、
17、8歳の頃、
母と母の友人達とA県の山間部にスキーに行ったとき、
スキー場近くのさびれた食堂で、
ストーブの上に置かれた鍋で、
何時間煮込まれてたかわからない、
たぶん何か山菜が溶け込んだ、
(いい香りだったな。)
白っぽいトロッとしたカス汁が、
人生最高。
それまでカス汁ってあんまり好きじゃなかったのに。
なんだかわからない良い匂いの山菜が、
何時間もストーブで煮込まれたあの味は、
たぶんもう2度と食べられないな。
いくら、
は、
母の実家で食べた、
北海道に住んでいる母のいとこにあたる人から送られてきた、
金色のアルマイト?の鍋いっぱいの、
(当時の鍋って、みんなアレだった。
蓋つきの、直径26センチくらいある鍋ね。
シャレた家には、ホーローの、お花の模様がついた、ガラス蓋の鍋もあった。
その鍋は誰かの結婚式の引き出物だったりした。
湯沸かしポットはまだ世に出ていなくて、保温ポットはタイガーの柄つきだったな。)
醤油漬けが最高だったなぁ。
ワタシ10歳くらいだった気がする。
誰があのイクラを捌いたのかな?
きゅうり、
は、
ワタシが30代後半かな、
母の退院に合わせて家事を手伝いに帰省していたときに、
Y県の道の駅でたくさん買ったから、
と母の友人がくれた、
まっすぐでパリパリで、
なんだか甘い、
ホーローのバットに15本くらい並べられたきゅうり、
が、
今まででいちばん美味しかった。
その昔ながらの、内側は白くて外側は青いホーローバットは、
今ワタシが収納に使っている。
美味しかった記憶。
美味しかった記憶は、
その光景をありありと思い起こさせる。
ワタシはもう人生後半。
いろんなものを食べてきた。
みなさまも、
今までに食べた美味しかったもの、
を、
じっくり考えてみて。
とっても穏やかで優しい気持ちになれるから。
え?
そんなヒマじゃないって?
あのね、
人間ね、
意味ないことを楽しまなきゃダメ。
それこそが豊かな暮らし、
なのよっ。
せっかくの秋なんだから。
物思いにふけるにはピッタリの季節だからね。
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