かつてはあんなことをしてたのよ | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

今日の昼休みの雑談は、

何かのきっかけで、

時代の進化について話してたわ。


さあ今日もオーバー55歳たちよ、

懐かしさで泣いてちょーだいw



「なんか電話番号の、荷物が届きます、っていうショートメールが来て。

息子に誕生日プレゼントで鍋をねだって、もうすぐ届くんだけど、

コレちょっと怪しいんだけど。」


「あ、電話番号で検索したら、怪しいかどうか調べられるよ。

どんな会社とか、表示されるよ。」


「それ怪しいよ。

私、たぶんそれでカードのID番号教えちゃって、3万いくら、騙し取られたの。」


「えー、そんなことあるんや。」


「子供に怒られたわ、そういうのは無視しろって。」


「じゃあワタシも無視するw

鍋が届くのは、9月10日以降なはずだから、やっぱコレへんだもん。」


「便利なような、ややこしいような。

こういう犯罪も出てくるようになっちゃったよね。」


「3万いくら、って金額が、すぐに犯罪だ、って気がつかない、いい感じの金額なわけよ。

何十万とかだったら、そんなに使っていない、ってすぐ気がつくんだけどね。」


「そうやっていろんな人からチマチマお金集めてんのね、悪りぃヤツらは。」


「よくそんなめんどくさいことするよね。

ワタシ、ポイ活とかも無理w

いちいち携帯触っていろいろすんの、無理w

めんどくさw

普通の買い物の、メンバーズカードとかも貯められないw」


「ポイ活ね〜。

やったけど、いろんなメールがきてうるさくてイヤになっちゃった。」


「…そういやさ、

ちょっと関係ないけどw、

昔、スーパーとかで、なんか紙の、貯めると割引してくれる、切手みたいなの、なかった?」


「知ってるっ、あったあった!

紙の切手みたいなやつでしょ、

私昔チラシに貼ったわ、糊で。」


「ワタシの知ってるやつ、

最初は自力で、なんかそこいらの紙に貼ってたけど、

途中から台紙になってたよ、薄っぺらい冊子に、切手みたいに並べて貼っていくの。

なんていったかな、あの紙の会社。

秋田県だけだったかな?

忘れちゃったわ、名前思い出せない。」


「うん、あったあったw」


「今みんな、ポイントってカードだもんね、ぴっ、だもんねw」


「今考えると、よくあんなめんどくさいことしたわw

何十枚と糊で貼ってw」


「糊だって無かったりして、

ウチの母親、古いご飯で糊作ったりしてた。

今みたいにコンビニも100均もそこいらに無かったから。」


「ご飯潰したりしたわ〜w」


「時代の進化だわ〜w」


「今ってさ、

幼稚園とか、子供の様子を見れるんだよね?」


「虐待とかあるからね〜。」


「ウチさ、お義母さんが認知症で1人暮らししてたから、

火の始末とかも心配だったんだけど、

そういうカメラは、結局付けなかった。

見たくないわ〜。

w

ちゃんとワケのわかる人に、

『ここにカメラ付けたから』って説明して付けるんじゃないからさ、

盗み見、なワケやん。

ワタシだったら、好きなように屁もこきたいし、トイレからちゃんとパンツも上げずに出てくることもあるし、

そんなの見られたくないやん。

w

危険なところを見たところで、すぐに行ける距離じゃなかったし、

結局カメラは設置しなかった。」


「www」


「影だけぼんやり見えるのとかはどう?」


「wwwモザイクかかってるカメラとか?

www」


「www意味ねーwww」


「www」


「なんか、そういう監視社会、ワタシはあんまし好きじゃないなw

そういう息苦しいことしなくても、人間の善意で安心安全な社会がいいな。

世の中まだまだ変わっていくんだろうね〜。」


などと話して、

ワタシはタバコを吸いに外へと出てゆきました。


うん、

お義母さんのところへ月2回出かけていたのも、

なんだか遠い昔になりました。


世の中はまだまだ便利になっていくかもしれないけど、

人の心は荒むことなく、

人間の善意からの、

おおらかな、

安心安全な社会が作れたらいいのにね。


(はい、今日もワタシいいこと言ったよぉ〜www)