♪愛って何か わからなーいけーど、 自分を愛したいものだよね | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

息子が4月から障害者の子供のための施設で働き出した。


先日は、

ワタシが仕事から帰ったら、

息子は、

自分が帰宅して2時間ほどで、

500mlのビール2缶、

チューハイ、ストロング系3缶を空けていた。


息子は酔いながら仕事の愚痴を言い出した。

上司と社長が、コソコソと自分のことについて話していたそうだ。

息子いわく、

上司と社長はデキナイ自分を非難している、

のだそうだ。

(↑息子が口をつぐんだので詳しく聞いていないけれど、それは事実なのかしらね?

息子が被害妄想から、非難されていると感じているだけなんじゃないか?)



わかるけどね。

息子の気持ちもすごくわかるけど。

こう見えてワタシだって自分に自信なんかないから。

ワタシの今の仕事だって、

早く正確に綺麗にド○スの補正ができないし。

たまに卑屈になりますわよ。

ミスするたんび、ワタシも腐るけども。


でもね、

でもね。


医療や福祉を志す人には得に注意してもらいたいことがある。


極論になるけれど、

障害のある人、

持病のある人、

社会的に弱者である人は、

生きていたらイカンのか?

ってことですわ。

人は目に見えて誰かの役に立たなかったら、存在

が許されないんすか?


息子よ、

オマエが自分に向けているまなざしは、

そういう非常に冷たい、

差別侮蔑やぞ。


同じじゃないかもしれない。

障害と、

息子の不器用さ、慣れるのが人より遅いことは、

違うかもしれない。

だけど、

できない、

ってことをバカにし、イヤがり、

自分の存在そのものを否定する考え方は、

オマエが志した、

障害のある子供たちに関わる仕事をする人にとって、

すんごく危険やぞ。


そういった優位と劣等感を超えて、

そういう自分を愛し、

そういう人たちを愛するために、

自分を練り上げるために、

人は生きていくんじゃないのかね?


愛は条件つきじゃないぞ。

役に立つから、

でも、

顔が好みだから、

でも、

お金くれるから、

でも、

私をいい気分にさせてくれるから、

でもないだろうよ。



なぁんて、

またちょっとカッコいいことを言ってみるけどもね。



自分の弱さもダメさも知りながら、

それでも自分を愛し続けることを諦めるなよな。


54歳のワタシもさ。