記憶の中の憧れの家 | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

台風が来ますね。

こちら神戸には、それほど影響は無さそうなものの、
大阪で、自転車置き場がベリベリ剥がれて飛んだり、船が関空の橋桁にぶつかっていたときの台風より、
強い勢力になるとかならないとか。
ひゃー。


ワタシは6歳まで、神奈川県の三浦半島というところに住んでいた。
近くに父方の親戚がいて、車に乗って父母兄と、そのお宅にお邪魔したことがあった。

その親戚の家は、
海沿いの崖に建っていて、
駐車場から、螺旋階段を昇ると玄関。
ライオンの顔に輪っかがついた、呼び鈴?
輪っかでコツコツとライオンの顔を叩いて来客を知らせるものがあった。

細かいところは覚えていないが、
リビングには大きな窓があり、
一面の海。
畳が一般的な時代だったろうに、
広いフローリングで、
ロッキングチェアが置いてあった。

親戚は40代の女性だったと思う。
医者の奥さんだったはず。
髪を三つ編みにしていたことだけ覚えている。

かっちょええ。
ワタシの記憶の中の憧れの家だ。




でも今朝思う。

台風来たら怖いっす。

崖が崩れそうだわ。

近くにコンビニとか無さそうだし。
(海沿いの道路だけ。隣の家と呼べるものはなかったと思う。)



まあこの親戚の方も、
とうの昔に亡くなっていることだろうし、もし生きていたとしても、あの家では暮らせまい。


さてワタシは、天気を伺いながら、
買い出しして洗濯して、
職場から出された9月ぶんの宿題でもするか。