青年よ、小志は叶えられるかね? | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

またみなさんにお知らせする、いいネタが出来ちゃったわ。


息子が前職を辞め、派遣で働き出して、
発達障害の子供をサポートする仕事に就きたい、
と、
(息子は検査はしていないけれど、まあ発達障害)
保育士の資格を取ろうかと検討しています。
(通信の保育士の講座の案内を取り寄せたり、楽器、ギターを練習したりしています。
ギターでもいいらしい。
保育士になりたいワケではなく、そういった仕事に就くためには、社会福祉士か保育士の資格があるほうが良いため。
社会福祉士の資格は取得が難しく、保育士のほうが手っ取り早いようです。)

そんななか、
息子がワタシに、
社会保険、住民税、奨学金などの支払いで、
期日までに支払うお金が足りない、
貸してくれないか?
と話しかけてきました。
(正月に休みすぎと、派遣先で仲良くなった20歳の元ヤンの子に1万円貸したことと、派遣先の都合で勤務時間が短くなっているため。)

その話を聞いていた旦那が、
厳しい顔で、
息子に、
「支払うお金をショートさすて、いちばんアカンことや。」
と、自分の思いを息子に伝えてきました。

旦那はいろいろと、
息子の働き方について、
問題だと感じたことを話しました。

夢を叶えるためには、当たり前のことを当たり前にやるだけ。
支払わなければならないことを支払うのは当たり前のこと。
それを出来ないヤツに、夢を語る資格があるのか?
このまま支払いに追われて、ズルズルと日々が過ぎていくだけになるんじゃないか?
自分がしっかりしていないのに、人にお金を貸している場合か?
と。

息子は黙って旦那(=父親)の話を聞くだけで、
なかなか話し出そうとしません。

ワタシはヌルい母親ですので、
息子の擁護としていろいろ説明しました。
まあ旦那が言っていることは正論です。
そして、息子が前職を辞めたことで、
もしかしたら、
「夢を持たなくてはならない」と、
脅迫観念みたいなものをムリヤリ持たされているかもしれないよ。
と、旦那に伝えました。
(息子はこの脅迫観念みたいなもののことは否定しました。
前職を辞めた理由がほしくて夢を持ったわけではない、発達障害の子供がのびのびと過ごせる環境、教育を考えることが自分のやりたいことなんだ、
と息子は言いました。)

ワタシは今回のことで、
旦那が、
ワタシたち家族が路頭に迷わないように、
旦那なりに、一生懸命働いてきたことをまた改めて感じました。
そしてこういう時に、
息子に、
しっかりしろと言ってくれる、夫、父親というものは、ありがたいものじゃないかな、とも思いましたわ。
ワタシだけだったら、
なんでも薄っぺらく軽く受け止めるタチですので、
ああそうなの、じゃ頑張って働いて来月返して、
で済ませてしまいます。 
それじゃあ息子の成長に繋がりません、きっと。
やはり自分の至らないところを指摘してくれる人間も大切なんでしょうね。


究極、なんでも経験ですわ。
正社員は社会保険など、会社が面倒を見てくれますが、
安定を取るのか自由を取るのか、
それも、
前職と、今の派遣での働き方との違いがあるからこそ、
今の自分にとってどうなのかと考えられるし、
人にお金を貸すことも、人生で味わっといていいんじゃないかと思います。
トラブル、試練、望ましくないこと、は、
無いに越したことはないけれど、
それがあるからこそ、
絶対ちょっとは賢くなるもんな。


ワタシ自身は、
夢を持って苦労、勉強、努力するよりは、
文句をぶーたれながら現場維持が好きw

けれど息子は夢を持つようですわ。


夢を叶えた景色、感想を、
息子に教えてもらえたら、
ワタシも嬉しいことでしょうし、
叶えられなかったとしても、それもまた経験なんでしょうね。
そこから見えてくるものも貴重なものだと信じたい。

まあなんしか、
息子のことを誰より気にかけているのは旦那です。
それは伝わっていると思います。
(母親のワタシももうちょっと気にかけろやw)


さあ明日は草刈りと仏壇を奈良から神戸の我が家まで運ぶのです。
仏壇かー。
邪魔だなー。
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