簡単に言うとお金のことだった。
昔から、旦那とは、
お金関係のことでケンカになる夫婦なのだ。
旦那は稼ぎの少ない自分にコンプレックスがあり、
ワタシがお金関係で何か言うと、
「オレをバカにするな」と感じるのだと思う。
とても傷つくのだ。
美人にブスと言っても傷つかないが、
ブスにブスと言ってはいけない。
稼ぎの少ないことを気にしている夫に、稼ぎが少ないと言ってはいけないのだ。
これを、
地雷を踏むなの法則、と言う。
(今ワタシが名付けたw)
そしてワタシはかつて、とある団体に属していた。
宗教ではないのだが、宗教くさい会だ。
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ワタシは実の兄がバカヤロウだったので、子育てって怖い、子育てを語るこの会に入れば、何かヒントがあるかもしれない、と、
息子がまだ赤ちゃんだった頃に入会して、
5、6年けっこう活動した。
旦那はけっこう活動するワタシに反対した。
そんなことをしなくてもいいじゃないかと。
その活動費用なども必要だったので、旦那に家計をつまびらかにするのはためらわれた。
(専業主婦が夫がイヤがる趣味にお金を使っていることを打ち明けるのは、責められそうでイヤじゃないですか。
この会は、まあそれなりに学ぶところはあったけど。)
これがきっかけとなり、
長年家計について、旦那と話し合ったりはしない家庭になってしまったのだ。
つまりナイショにしたんだよw
ワタシは先日から家計簿アプリをつけ始め、
携帯代と生命保険料でがっつり持っていかれることに改めて気がつき、
ワタシの生命保険とか、解約してもいいか、と思い出した。
もともと死亡保証はあまりついていないんだもの。
そして格安携帯にしちゃおかな。
息子が前職の時は、自宅や出先で携帯は必須だったんだけどね。
そしてもうちょっと収入を増やしたい、と思うようになった。
派遣でバイトをする息子が家に入れるお金を2ヶ月ぶん踏み倒したのだが、
そうすると赤字だ。
そんなハナシを家にいた息子にしてしまった。
息子は、
「オレが頑張るから、オカンはもう働かんといて」
と言った。
(孝行息子だとは思うけども。)
待て待て待て。
旦那と言い、息子と言い、
キミたちは、ワタシが外に出て働くことを、
どうしてそう、気の毒なこと、と思うのだね?
家にいたってワタシはなんかしとるよ。
てか旦那は、
ワタシが家にいたら、
ワタシを小間使いにすることがとても嬉しそうだわい。
それがすごくイヤではないけれど、
旦那にサービスしたって収入は増えないが、
外でサービスすると収入が増えるんだわい。
そっちの方が、
ワタシ自身がより楽しく過ごせるかもしれないんだぞ?
(使えるお金が増えるほうが、ワタシは楽しいのだよ。)
ワタシは息子に、
我が家がなぜ夫婦で家計のことを開けっ広げに出来なかったかなどを話した。
そして、
息子が親のために頑張るんじゃない、
(息子だっていずれ独立するんだから。)
ワタシと旦那が、
夫婦2人で堅実に暮らしていくことが大事なの、
そういう夫婦にならなあかんのよ、
と伝えた。
今どきの娘夫婦が羨ましいもん。
協力しあっている感じがしてさ。
オトンはお金のハナシをすると、
「オレを責めてる!」って受け止めて怒るから、
ワタシオトンのそういうところ、キライやねん。
と息子に話すと、
まあアンタ(母親=ワタシ)の考えもわかるけどな。
と言った。
だろぉ?
w
夫だろうが妻だろうが、
カネ稼いでくるからっていばっちゃイカンよ。
イヤなことをガマンしなくちゃお金は貰えない、
っていう働き方をして、
オマエもイヤなことはガマンせい、
と家族に押し付ける、
そんな家族は、
もうこの21世期には、時代遅れですって。
(まあガマンが全くいらない仕事なんてないんでしょうが。)
息子もいつか、
自由で思いやりに溢れてて、
フラットな関係性の家庭が持てるといいなと思う。
ワタシと旦那もこうやってごちゃごちゃしながら、
夫婦という関係性をブラッシュアップしていくのだ。
まあ男は、
子を生んで育てるだけで無条件に子供から愛し慕われる女という生き物とは違い、
お金を稼ぐことでしか、
自分を証明できない悲しい生き物なのかもしれないと思うけれど。
(このワタシが、夫を心底愛しているのではなく、金ヅルと思ってしまっている部分もあるw
ねぇみなさん、愛って何?
ワタシは夫のためには死ねないぞw)
うん、
ま、
昭和の夫婦はいずれ死に絶えて、
22世紀の夫婦は、
「妻に、メシ、フロ、ネル、って言うだけの夫がいたんだって。
信じられないねw」
と笑っているかもしれない。