人はみんな、
きっと、
いくつになろうと、
心の中に、
小さな子供の自分、
か弱い非力な自分、
が住んでいると思っている。
その子が、
たまに、
ごくたまに、
寂しいよ、
怖いよ、
ワタシを守って、
誰かワタシを抱きしめて、
膝に座らせて、
撫でて、
可愛がって、
大丈夫だよと言って。
と、
訴えかけてくるときがあるのだ。
見た目もふるまいも充分に大人であっても、
気丈であっても、
賢い人でも、
弱さのかけらなんか見受けられないような人でも、
溌剌と明るい人でも、
このインナーチャイルドは、
いる。
ワタシはそう思っている。
そしてこの子は、
何かのきっかけで現れて、
「怖いよ」と訴えかけてくる。
このインナーチャイルドが現れるのは、
たぶん、
親が弱ってくる頃だ。
もう自分は子供ではないんだと自覚する頃に現れる。
誰かから守られていた自分が、
誰かを守るようになって、
ワタシを忘れないで、
と、
その子は訴えかけてくる。
親が弱ると、
親と、
このうちなる幼い自分、を、
なだめなければならないのだと思う。
親にも、
うちなる幼い自分にも、
大丈夫だよ、と、
ナデナデしてあげるというか。
これが、
なんと表現したらいいのか、
とても切ないのだ。
大人ってこんなに悲しいものだったんだな、
と、実感するというか。
この感じを、
ここ数年、
ワタシは味わってきたと思っている。
夫や子供がいても、
忙しくしていても。
そんなときは、
ひとりで、
しみじみと泣くしかないんだなぁと思う。
3、4歳の頃の自分になって、
誰かの膝に座って、
頭を撫でてもらいたいや。
絶対的な安心感に包まれたい。
なんだかわけのわからない独り言を記事にしちゃったわぁw
ワタシらしくないかもしれない。
でもこれ、
この感じ、
わかる中年?
わかる初老?
はいっぱいいると思うな。
こんな記事を読むと、
きっと娘は笑うだろう。
だけど子供たちよ、
あなたたちだって、
きっといつか、
この感じ、
味わうと思うよ。
そしてワタシは、
きっといつか、
あなたたちに守られる側にまわるんだろうな。