犬をめぐる騒動 でぇっきれぇだわ。 | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

犬があいかわらず悪さをする。
毎日1枚は何かをかじってダメにするし、
(ワタシのタバコポーチは10代目くらいになった。
つまり10回くらいは齧られた。
衣類は、バッグ、ぞうきん、靴下などを含めて、100枚くらいやられたのではないかと思う。)
旦那はそれに対しては、
問題だと思っていないようだ。


犬は、夜になると、旦那や息子にギャンギャン吠える。
トイレに立ったり、そこらを動く旦那や息子に吠える。
出勤するときの旦那や息子にも吠える。
ワタシが出勤するときは静かだ。



今日は食事をするワタシに、何かちょうだいと吠え、
洗濯物を干す息子に吠え、
風呂に入る息子に吠え、
洗いものをする息子に吠えたりしていた。

旦那は機嫌が悪かったのか、
夜10時くらいに、
ベッドから怒りに任せて喚いた。
「うるせーっ。
寝られへんっ。
なんとかしてくれっ。」

イライラするのだろう。
それはわかるのだが、
ワタシにどうしろと?

この犬は、
一度吠え出したら、
しばらく興奮する。
吠えているところを叱ると、
吠えながら旦那の寝ている部屋に逃げていく。
旦那の寝ている部屋の扉を閉めていると、
鳴きはしないが、
開けてくれと、
ガリガリと掻く。
それはそれでうるさい。


ゲージに入れたところで、
ギャンギャンとは吠えないが、
出してくれと、
1分おきくらいに、
ワン!
と訴えかける。
無視し続けると、
キュウンキュウン、
を挟み、
また、
ワン!
を繰り返す。


口輪をしたこともあるが、
マジックテープタイプの口輪は、必死になって取ってしまう。
マジックテープタイプの口輪をしたままでも、
多少くぐもった鳴き声になるだけで、
普通にワン!と鳴いた。
…なんだよ…。
(°_°)


鳴きやませるための素晴らしい方法はない。
2、3分、
興奮するがままにするしかないのだ。

あとは、
旦那と息子が動かないこと。
2人が動かなければ、
あの犬はそんなに鳴かない。
空に向かって吠えることもあるが。


ワタシが叱ったって吠えるし、
ワタシがなんとかできることではないのだ。


旦那は喚いたあと、
ドスドスと怒りの歩き方でリビングに出てきて、
「俺は疲れとるねん、
寝たいねんっ」と言う。
ワタシもイラッとして、
「ワタシが叱ったところでチビは余計騒ぐだけやないのっ。」
と声を荒げた。

「ほったらかしやないかっ。
オレは働いてんねんっ。」
と、
アメリカのドラマのような、
吉元で池乃めだかがやるような、
トランプ大統領が演説で、諸君!と強く訴えかけるような、
肘を曲げて手のひらを向けて宙を叩くポーズを取った。
(うまく説明できないわ。)


息子が気を使って旦那に、
「オレの部屋に寝たら?」
と言ったのだが、
「…ええわ。」
と憮然としている。
そして、
「保健所に連れていったらぁ。」
と捨てゼリフ。

ワタシは何も言わなかったが、
そういうことを口にする、
このバカ男。
イライラしたからといって、迂闊に口を滑らす。
てか、
やれるものならおやんなさいよ。
別にワタシは困らない。
たぶんセイセイする。
可愛そうだな、とは思うけれど。

どうしたら鳴かせないで済むか、
行動したわけ?
他人が何とかしてくれると思ってるわけ?
それをイヤだと思うのなら、
自分が行動しろ。
犬の習性を調べるなり、
獣医に相談するなり、
ドッグトレーナーを探してこい。

あなたのそういうところが、
ワタシには納得できないのだ。


今、
これを書きながらも、
犬は、
誰もいない空間に向かって何度か鳴いた。

おかげさまで、
ワタシは難聴のせいか、
図太い神経のせいか、
犬のせいで寝不足にはならない。

隣近所には、
どの程度の騒音なのだろう。



今さらだけれど、
認知症のお義母さんがもっと長生きして、
同居していたら、
どうなっていたんだろう。
旦那はきっとワタシに、
「なんとかしろ」と言ったことだろう。


旦那をでぇっきれぇだと思っただろうなぁ。
犬が原因なんだわ。
だけど犬より、
人が解決してくれると思っている旦那の人間性に、
ハラが立ったりするんだよな。